さて、朝もやの中の陽関にお別れです。
敦煌への帰り道
砂漠なのに、花が咲く不思議。オアシスだから、地下に水があるんですね。
電動カートで戻ります。
私は、ラクダとロバの区別がつきません。
敦煌は、有名なブドウの産地だそうです。水分が必要なブドウと、砂漠が釣り合わない気がするんですが、とにかく日照時間が長いため、糖分の多い、甘くおいしいブドウが作られているとのこと。
巫女さん(というのかな)が出てきて、掃除をしています。
陽関を後にします。
ガヤガヤ声がするな、と思ったら、中国人ツアー観光客が来ていました。のろし台の遺跡しかないといっても、ここは人気の観光地です。
お土産屋さん。
では、クルマに乗って、敦煌の町に帰ります。
羊を積んだトラック。
途中、運転手さんとガイドさんが青空トイレ。
私は、その間に、砂漠の上を十分に堪能させてもらいました。
硬い岩盤のような足裏の感触です。
また羊を積んだトラックが。
道路の真ん中に立ってみました。こっちは、東。敦煌の方角。
こちらは西。楼蘭の方角です。タイムマシンがあったら、当時のシルクロードの様子を見てみたい。
中国大陸の奥地にいることを実感。
さ、そろそろ出発しましょうか。
玉門関は、今回は訪れません。また敦煌に来る機会があればいいな、と思います。
鳴沙山のふもとで軍事演習する中国軍。
敦煌市街まで戻ってきました。時刻は10時ごろです。
「莫高窟售票中心」(莫高窟チケットセンター)でチケットゲット
さて、市街に戻るやすぐに、チケットセンターに向かいます。
実は、これが本日の午前中最大のイベント。
莫高窟。中国三大石窟の一つ。
この「砂漠の大画廊」と称される石窟遺跡は、これを見なかったら敦煌に来た意味がないといわれるほどの見所です。
莫高窟は完全予約制で、しかも私のような外国人は、インターネットで予約ができない。(以前は可能だったらしい)
なので、市街中心の少し西に位置する「予約チケットセンター」に本人がパスポートを持って足を運ばないと、手に入れることができません。
ガイドさんも、「以前は、外国人もWEBで予約できたんですけどね。」と言っています。
したがって、当日チケットが買えるかどうかは文字通り運次第で、なるべく早くセンターを訪れるのが必定。
これが、玉門関訪問を涙をのんで外した理由でした。
中国人は、インターネットで予約できるので、ここに並ぶ人はほとんどいません。
私は、外国人専用窓口に並びますが、ガイドさんがいるので安心。
私のパスポートを見せて、なにやら交渉してくれています。
よかった、これ、私だけだったら、たぶん大混乱していたと思う。
11時と14時半しか空いてないと言われ、14時半を予約。
今日は日曜日。
まだ中国の労働節ははじまってませんが、やはり大変な人気のようです。
11時は時間的にいって無理。
14時半だと少し時間が空きますが、仕方ありません。
ガイドさんに、「時間があるなら、明日、柳園まで行くバスの予約をしたい。」というと、「では、莫高窟に行く途中に寄りましょう。」と応じてくれました。
それにしても、たかがチケットに、パスポート番号が記載される厳重ぶり。
入場時に照合でもするのかな。
でも、めでたくチケットゲット。一安心です。