果物屋さんをのぞきこみながら、バスはゆっくり出発しました。
ゆっくりなのは、大渋滞だからです。
スリランカ バスの旅 キャンディ~ダンブッラ
ついさっき見た踏切。
スリランカの列車にも乗ってみたいな。
日差しは強いけど、暑さは我慢できるレベル。
窓の開くバスは久しぶり。早く、郊外の丘陵地帯に出てくれないかな。
キャンディの街は広く、しばらく、止まったり、出発したりの繰り返し。
バス停もいっぱいあります。
出発したときは空きもあった席も、途中から乗ってくる乗客で、車内は超満員に。
そして、この状況で、車掌さんがチケットを売りに来ました。
そういえば、チケット買ってなかった(笑)
100ルピー渡すと、若干のお釣り。てことは、60円ぐらいかな。レシートはくれませんでした。
郊外に出た雰囲気。川から吹く風も気持ちいい。
また次の町。バイパスがないから、すぐ渋滞。こりゃ、スリランカのバスの旅も楽ではない。
町の名前はわかりませんが、活気があります。
トゥクトゥクのターミナルかな。
また郊外へ。
ようやく、吹き込む空気がおいしくなりました。
そして、また町に入ります。この繰り返し。
乗り心地はあまりよくないけど、まさに旅してるって気分。
町の人々の表情を眺めながら、異国にいるという事実をかみしめます。
孤独感が高まる瞬間。
相変わらず、物が豊富な街並み。
今日は土曜日。町の表情は、いつもとは違うのかな。
物売り登場。買っていく人もいます。私は、いいや・・
再び郊外へ。
開け放った窓から浴びる風が、本当に気持ちいい。
実は車内は、大混雑。席の譲り合いもあります。
異国人は私だけ。
カウボーイハットをかぶって、窓外に向けてカメラを構える、完全に場違いな日本人。
みなさんの目には、どう映ってるんでしょうか。
そういえば、雨が降らないなあ。セイロン島上陸以来、スコールの経験もなし。
町というか集落。乗客が少しづつ入れ替わります。
また、どこかの町。
バスターミナルですね。
スリランカの人にとって、バスは生活の足そのものなんだろうな。
スリランカのバスの旅、楽しいな。
もう、どの辺まで来たんだろう。
キャンディを出て2時間半。そろそろダンブッラでもおかしくない。
風が心地よく、居眠り・・
たぶん、こういう移動って、私に最も合ってる。何も考えずに、体をバスの揺れに身を任せて・・
さすらっているという感じが、思考力を停止させます。 しかし、これが、いけない・・
降り損ねたバス 街道沿いにて
で、目を覚まして、満員の車内をかき分けるように通りかかった車掌さんに「ダンブッラ?」と聞くと、「オオ!」と言って、あっちあっち!と指さします。
また、やっちゃったかな。乗り過ごしたようです(#^^#)
しばらく、呆然と、そのまま乗り続けていると、街道沿いのバス停に停車。
車掌さんが、ここで降りて、反対側のバスに乗りな、みたいなことを言うので、従います・・
バス停で降りたのは、私一人。
なんだって、こんなところで、あんたのような観光客が降りるのよ、と周りの人の目がそう言っています。
1人トボトボと、反対車線側に渡って、バス停を探します。
バス停はすぐ見つかりました。よかった、よかった。
今私がいる場所は、キャンディとアヌラーダプラを結ぶキャンディロード沿い。
「~歩き方」によれば、長距離バスが頻繁に行き交うらしい。焦らず待ちましょう。時は15時です。
あ~あ、時間を無駄にしちまったなぁ。
ほんと待つこともなくバスがきました。今度はガラガラ。
車掌さんに、「ダンブッラに着いたら教えてくれ」とお願いしておきます。
ダンブッラまで20分くらいとのこと。
ダンブッラのロード沿いをテクテクと
ほんとに20分でダンブッラの新市街に到着。
ダンブッラに立ち寄った目的は、スリランカ最大の石窟寺院を見ること。これだけです。
その石窟寺院は旧市街にあり、今降りた新市街からは1キロくらい離れています。
運転手に「旧市街に行くか?」と聞くと、行かないとのこと。
トゥクトゥクを捕まえてもよかったんだけど、仕方ない、歩いていきますか。
ダンブッラの新市街を、旧市街方面に向かってテクテクと。
時計塔ですね。道は合っていそう。ま、のんびり行きますか。
おっと、旧市街方面へのバス! 行ってしまった・・
歩いてみて、意外に距離があることを悟ります。
失敗したかなあ、はじめからトゥクトゥクに乗ってしまえばなぁ。
おお、派手なトラック。
おっ、見えてきました。
歩いてきた甲斐がありました。大仏様とご対面です。
しかししかし、時間を無駄に使ってしまい、すでに16時。
駆け足で見るしかないね。