現在14時。これから、テヘラン、ドーハと経由して、日本に帰国です。
日本に着くのは明日の夜。そして翌朝から仕事です。これでいいんです。私はサラリーマンですから(笑)
タクシーで空港へ
ホテルで荷物を受取り、タクシーを呼んでもらいました。空港まで250,000リアル(約890円)。
ついに、イランともお別れですね。
走馬灯のように、脳裏によみがえるこの4日間。
イスファハーン空港でのひととき
名残惜しいですが、もう空港です。
これから、飛行機を2回乗り継いで、日本に帰ります。
空港の警備は男女別。
とうとう読めなかったペルシャ語。
17:20のイラン航空テヘラン行きは、on time。とりあえずホッとします。
これに乗り遅れると、明日中に日本に帰れないことを意味します。
時間があるので、ロビーを散歩。
こんな異国な雰囲気に浸りながら、明日の夜は日本に帰っているって不思議だ。
清潔なイランのトイレ。
今まで旅してて、一番汚かったのは中国かな(笑)
レストラン。でも機内食も出るでしょうから、やめとこう。
でも、のどが渇いたのでアイス。
やっとチェックインがはじまりました。
この便は、テヘラン行きの最終便。乗客の荷物も多くなりますね。
それに、明後日からノウルーズだし。
窓際ゲット! 曇ってるから、イランの大地は見れないかな。
と、ここまでは、順調でした・・・
テヘラン行き2時間の遅延 さて、どうなる?
なんと、いつまでたっても、テヘラン行きのボーディングがはじまりません。
日本までのフライトスケジュール
航空会社 | 便名 | フライト |
乗継ぎ時間 |
---|---|---|---|
イラン航空 |
IR237 |
イスファハーン17:20 ⇒ テヘラン18:25 |
4時間15分 |
カタール航空 |
QR499 |
テヘラン22:40 ⇒ ドーハ0:15 |
3時間05分 |
QR806 |
ドーハ3:20 ⇒ 成田19:00 |
これが、日本までのフライトスケジュール。
このスケジュールで、若干冒険なのが、テヘランでの乗り継ぎ。
イラン航空とカタール航空で、そもそもトランジットの扱いでないうえ、空港が違う。
イラン航空の発着は市街地に近いメフラーバード空港。カタール航空は郊外のエマームホメイニー空港。
でも、4時間以上あるんです。
空港間の移動に1時間を費やしても、トータル4時間強あれば大丈夫だろうという計算でした。
ところが、なんとしたことか、イラン航空が17時を過ぎても、まったく音沙汰なし。
さらに、18時を過ぎてもボーディングははじまらず・・・
遅延や欠航が多いイラン航空と聞いてましたが、直撃を食らうとは。
私の計算では、2時間以上遅れたら、テヘランで乗り継ぐことは不可能・・・
テヘランで、カタール航空に乗れなかったときの対応を真剣に考えはじめました。
そして、頭の片隅では、連休明けの火曜日、出勤できない言い訳を並べ立て・・・
旅の終わりに、なんとも惨めな焦燥感。しかし、これも旅です。
焦燥感の中 イラン航空でテヘランへ
待望のイランまで来たんです。と、達観しはじめたころ。
他のイラン人たちも、「まだぁ~?」という顔をしはじめた19時過ぎ。
ようやくボーディングが開始されました。
もう外は見えないし、こりゃ、窓際押さえたの失敗だ・・
すぐに降りれる前方部にするべきだった、が、時すでに遅し。
現在、19:20。うまくいけば20時にはテヘランに着ける。ギリギリ間に合うかな。
とにかく、一刻も早く、メフラーバード空港に着いてもらうことを願います。
焦っていても腹はすく(笑)
イラン国内、最後の食事。おいしく平らげます。
メフラーバード空港からエマームホメイニー空港へダッシュ!
飛行機は順調に飛んで、テヘランへ。
沢木耕太郎さんが言っていた通り、テヘランは光の海でした。
早く降りてくれぇ~・・・ この時点で20:20。
駆け足で到着ロビーへ。
背に腹はかえられず、空港タクシーを奮発。800,000リアル(約2,800円)、仕方ありません。
運転手に「プリーズ、ハリーアップ!」
若い運転手は、渋滞する高速道路を、他車をかき分け、巧みにクルマを走らせてくれます。(よく事故らないと感心。テヘランの渋滞はすごいよ。)
20:40頃、渋滞をぬけてようやく郊外へ。クルマが快走しはじめました。
どうやら間に合いそうです。よかった
ギリギリ間に合ったカタール航空ドーハ行き
エマームホメイニー空港に到着。
メフラーバードが羽田なら、こちらは成田という感じの郊外空港。
ドーハ行き22:40は、当然チェックインがはじまっていますが、なんとか間に合いました!(^^)!
カタール航空のカウンター。ほとんどの乗客はチェックイン済みの模様。
窓際を頼んでも、「フル」とつれない答え。
EとかBとか、シートとシートの間の席だね。
これから10時間以上かけて帰国するのに泣きたくなりますが、仕方ない。
間に合ってくれたことに感謝すべきでしょう。
チェックインを終え、ホッとする間もなく、大行列の保安検査。まだまだ息が抜けません。
ノウルーズ前のイラン。海外へ出国する人も多いのでしょうか。
大行列に荷物も多く、列は遅々として進みません。また、焦りはじめます。はあ、疲れる(笑)
現在21:30。あと10分でボーディング開始(ToT)/~~~
30分以上かけて、ようやくイランを出国。22番ゲートへ全力疾走です。(ほんとに・・)
22番ゲートに着くと、なんかカタール航空でないCAがいます。あれー、もう飛んじゃったのかな・・・
でも、行き先表示ボードを見ると、間違いなくドーハ行き。
ちょうど、ボーディングが終わろうとする頃でした。
本当によかった。
ここで、本当に安心して気が抜けました(^_^)
ドーハ行きの飛行機は30分ほど遅れて出発。(おいおい、まいっか)
4時間ほど前までドタバタしていたイスファハーンの上空を、一路ドーハへ。
気持ちが焦りすぎてのどが渇いた・・ 4日ぶりに飲むビールがうまい!
ていうか、もう私、ふつうにお酒ぬいても生活できるようになっちゃったみたい。
旅の最後 ハマド国際空港での乗り継ぎ
少し気流が悪く、ぐらぐら揺れながら、ドーハに到着。
ほんとにすごいフライトの数。
なんでも、このエリアで、ドバイとハブ空港の座を競っているとのこと。カッコいい!
トレインで移動します。
おお、巨大なクマ。またいたね。8月にもまた来るからさ。
時刻は午前1:30。深夜とは思えない、人の往来。
ターミナルDに向かいます。
カタール航空成田行き 帰国フライト
成田の文字を見て、無事に旅を終えることができた喜びと、旅が終わってしまった虚無感。
午前3時過ぎに搭乗開始。なんか、サッカー選手の一団が乗ってました。
雲はなく、外の景色見れるやん! 窓際をゲットできなかった悔しさが、今頃沸き上がります(笑)
おいしいカタール航空の機内食を存分に味わって、目を閉じます。
今回の旅、ほんとに弾丸だったね・・・ イラン、また来たい・・・
目を覚ますと、機は東シナ海の上。
2回目の機内食が配られます。
ほんとにおいしい機内食。
おや、またワサビたっぷりのソバが。ワサビ大好きの私は大歓迎ですが、そうじゃない人は・・
長い距離を飛んだよね。
そして、定刻19時。成田空港第2ターミナルに到着。
無事に帰国できたことに感謝(*^^)v
税関のおじさんは、「カタールの他は、どちらに行かれました? イラン? へえ~!」
数日の滞在だったけど、素晴らしい国だったと思います。
私が日本人というだけで、声をかけてくれたイランの人たち。
せめて、もう少し英語だけでも話せれば、イラン人の気持ちをもっと吸収できたような気がしてもったいない。
今年は、英語の勉強でもはじめようかな、なんて気まぐれてみました。
明日は出勤! 旅だけでなく、仕事も頑張ろう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。