本日のツアーで訪れる氷河は、「ペリト・モレノ氷河」。地図の左下に位置しています。
ツアーの行程は、まずバホ・デ・ラス・ソンブラス港という港から船に乗って、氷河を見学。そして、氷河の上をトレッキング。最後に展望台によるというプラン。
地図上の、大きな目玉がある場所が展望台です。
いよいよ、人生初の氷河にご対面です。ゾクゾクしますね。
公園入口で、添乗員が入場料を徴収に来ました。25ドルぐらいだったかな。
ペソで払えば330ペソ。でも、手持ちのペソがなくなりつつあったので、米ドルで払います。
リコ水道の氷河見学フェリー
港に着きました。といっても、桟橋があるだけ。
バスから降りてきたツアー参加者は、フル防寒装備。まさに、氷河トレッキングに行くぞ!という恰好。
フード付きコートの旅人スタイルは、私だけです。今のところ、そんなに寒くはありません。
私も、一応コートの下は、ヒートテックやら、靴下2枚履きやら、防寒対策はしてあります。
船の中は、当然暖かい。
11月で、この盛況ぶり。12月~2月ぐらいのハイシーズンに来たら、どんな感じになるのかな。
雨が少しパラつきます。
出航しました。物好きな私も、さすがにおとなしく座っています。
うわー、いかにも冷たそうな色の湖面です。液化天然ガスのような色?
湖面から眺めるペリト・モレノ氷河
そして、氷河が現れました。
すごい! この迫力!
ツアー客も、みんな甲板に出てきました。
添乗員が、さかんに注意事項を呼び掛けていますが、私にはさっぱりわかりません。
救命具つけないんだね。さすが、自己責任の欧米社会。
氷点下の水。これ、落ちたら、凍死しちゃうだろうな。
さすがに、私は寒風に耐えられなくなり、船内に逃げ込みます。
でも、窓の開く場所みっけ!
おおーッ! ここからなら、邪魔にならず、いくらでも撮れるぞ!
それにしても、湖面に氷片が浮かぶ、寒々しい光景です。
ペリト・モレノ氷河は全長35キロ。高さは約60mとのこと。
高さ60mですよ。20階建てくらいのマンションと同じ高さです。
しかも、この巨大な氷河が、平均して、1日に中央部で2m動いているとのこと。
そう考えると、どこか不気味に思えてきた。
ズゴゴゴゴっていうすごい音が響きます。どっかで、割れたんだね。
幻想的を通り越して、不気味な光景。
氷の向こう側から、化け物でも出てきそう・・
もう、言葉が出ません。自然のスケールの大きさ。
晴れたり、曇ったり、霧に包まれたり、小雨が降ったり、目まぐるしく天気が変わります。
船上からの見学はこれでおしまい。いよいよ、あの上を歩きますよ。
(正確には、あの上ではなく、別の安全な氷。)
さすがに、体が冷えたわって感じですね。
さて、別の港に着きます。ここで降ります。
氷河の上を歩く準備
さて、メインイベントの氷河の上を歩くトレッキング。みなさんはしゃいでいます。
日本人がいないのは、いつものこと。
ま、季節が季節なら、いっぱいいるんでしょうけど。
それにしても、流氷群が湖面に押し寄せているのに、よく船に接触しないもんです。
軍手が必要な氷河トレッキング
右側の、ポケットに手を突っ込んでるサングラスのおじさんが、「英語組」の添乗員兼ガイドさん。
「英語組」でも9割わからないとは思うけど、「スペイン語組」よりはましでしょう(笑)
一通り説明があった後、「glove? all right?」「very important!!」
私は、一応防寒対策はしていますが、手袋は持ってきていません。でも、たしかに、ツアーの案内メールには携行品の中にありました。
ガイドさん曰く、氷の上で滑って手をつくときに、手袋をしていないと大けがする、とのことです。
なるほど、たしかに・・・ ちゃんと、言われたことは守りましょう。
大きな軍手を貸してくれて、事なきを得ました(*^^)v
この小屋で、おいていく荷物を置きます。
私も、カメラバッグはここに置いて、一眼レフをコートの中に入れて持っていくことにしました。
そして、少し歩いて移動。体のデカい欧米人は、ほんと、歩くの早い。
氷河が間近にある、どこか不思議な光景。
アルゼンチン人ガイドさんの説明
「集まってくださ~い。」これから、ガイドさんの説明がはじまります。
ガイドさんの説明です。
何故、青く見えるか、動いているスピードなどを、くわしく説明しているようでした。
語学力のなさが、いまさらながらに悔やまれます。
みんなは当然理解してるよね。うらやましい・・・
聞いてなさそうな人もいるけど・・
さて、説明も終わって、出発です。
また聞こえてきました。ズゴゴゴゴ・・ けっこうな音量ですよ。ホント。
せっかくなので、1枚撮ってもらいました。
いや・・まじかで見ると・・すごい・・ほんとに
アイゼンを靴にセット
氷の上を歩くために、アイゼンと呼ばれるスパイクを靴に取り付けます。
日本人もよく来るんでしょうね。
セットが終わると、「アルイテミテクダサイ。」流ちょうな日本語でした。
あれは先発隊の姿。
なんか、ワクワクしてきたよー。