【ジョードプル⇒デリーカントメント】ジャイサルメール・エクスプレス 寝台列車1Aの旅

さて、旅も終わりに近づき、あらゆるものに名残が惜しくなりはじめる頃。

トゥクトゥクでジョードプルの駅へ向かってます。

ついさっきまで、テラスで若い旅人と会話してた余韻を覚ますような猛スピード。

かと思えば、クリケットのゲームに熱狂する集団を見つけて一緒になって観戦。

外国旅では100%郷に入らばというスタンスなので、日本ではありえないようなライドサービスも楽しみのうち(^^)

そして、真っ赤にライトアップされたジョードプル駅前に到着です。

ジョードプル駅でのひととき

ほんとに、ブルーシティなのに、なにゆえに真っ赤っかなのか理解に苦しむジョードプル駅。

中に入ってみると、おお、カッコいい。

マハラジャの肖像画がふんだんに飾られたジョードプル駅。

さすが、かつてのマールワール王国の首都ですね。

しかしながら、アプリで乗るべき列車「12250列車 ジャイサルメール・エクスプレス」の運行状況を確認すると28分遅れ。

この列車は、砂漠の街ジャイサルメールを夕方出発し、翌朝デリーに至るラジャスターン州における代表列車。

その12250列車にジョードプルから乗り込むわけですが、21:50に到着して30分停車。

そして22:20に発車するダイヤ。

それが28分遅れているという表示がアプリでわかるなんて、現代技術はすごい。

よい時代になったものです。

 

なので、いったん、駅コンコースを出ます。

ちょっと蒸し暑いけど、吹き抜ける風が気持ちいいジョードプル駅前。

デリーやジャイプールのように、市民のためのカーペットは敷かれてません。

列車を待つ人たちは、思い思いに集まって腰を下ろし談笑していました。

もう一度駅に入って、いろいろ見学。

時刻表がありました。

文字は全く読めないけど、すごい列車本数。そして安い料金。

我が列車の発着番線は目の前の1番線。

よくみれば、すでにサインボードに案内が表示されている。

というわけで、コンコースと地続きになってる1番線ホームのあいてるベンチに腰掛けました。

インド旅歴の浅い私は、この旅ではじめてインドの鉄道を利用したけど、書物から得た先入観を打ち消すようなインドの鉄道。

なんといっても綺麗。

みてよ、このゴミひとつ落ちてない鏡面のようなプラットホームを。

そして、ふつうに売店はあるし、列車はアプリで予約できるし、たぶん、かつてのバックパッカーの皆さんからしたら隔世の感があるんじゃないかな。

そうこうしてるうちに、みるみる遅延時間が減って、ほぼ通常ダイヤへ。 

ジョードプル⇒デリー ファーストクラス寝台車の旅

そろそろ、列車が入線してきそうな雰囲気です。

隣のホームの貨物列車。インドの機関車って、カッコいいな。

中国もそうだけど、若干流線型ぎみにフロントマスクが斜めになっているのが美しい。

あらためてチケットを確認。

この列車は、ニューデリーではなく、空港に近いデリーカントメント駅に着く。

そして、旅の最後を祝して、ファーストクラスを奮発。

奮発といっても、2394ルピー(4070円)だから、たいしたことはない。

インドの寝台車は初めて。さて、どんな列車なのかな。

キオスクが開いてます。

食事の提供はないだろうし、水と軽食でも仕入れておきますか。

水25ルピー、お菓子35ルピーで60ルピー(102円)。

インドでの長旅って、ほんとにおカネ減らなさそう^ ^

定時なら、到着まであと4分。

あと2分。ところで、ファーストクラスって、車両のどの辺でしょ。

轟音と警笛を鳴らして、列車が入ってきました。

12250列車デリーカントメント行きです。

まだ止まってないのに、降りる気満々の人・・・

サイドボードを確認。間違いなく12250列車です。

でも、ファーストクラス(1A)ってどこかな。

優等車両は車両の端に連結されるのが一般的。だから先頭車両のほうで待機してたんですが、どうも最後尾みたいでした。

なので、車両中央の普通座席車をかきわけて車両後方へ。

おや、A-1とありました。

ファーストクラスというには、古ぼけた車両だけど、たぶんこれでしょう。

なるほど、乗り込んでみれば、ファーストクラスらしいコンパートメント。

しかし、指定されたベッドは、先客が散らかしたまま^ ^

そこに寝台係なる者が現れ、紙袋を渡されました。

中に入っていたのは、シーツに枕カバー。

寝台車で、シーツに枕カバーを自分でセットするのは初めての体験だったけど、ノリの効いた清潔なシーツ。

セットすると、ファーストクラスらしくなりました。

隣のベッドは、同じくジョードプルから乗り込んだおばあさん。

インドのコンパートメントにも、男女の別はないみたいです。

ところで、ものすごい勢いで冷風を送り出してくるエアコン。

経験上、このままだと寝る頃には冷蔵庫のようになりそう。

コンパートメントには、もうひとり、若い兄さんがやってきて、上段ベッドによじ登りました。

車掌さんが検札にきました。

QRコードのチェックだけで、パスポートの提示はなし。

さて、デリーまで606kmの旅の始まりですね。

寝台列車の旅っていいよね。

ところで、列車はまだジョードプルのホームに止まったまま。

そういえば、30分停車でした。

もう一度ホームに降りてみると、もうあらかた乗客の入れ替わりは終わったみたい。

そして機関車の付け替えが行われていました。

この駅で進行方向が変わるみたいです。

なんの車内放送もなく、車両のひと揺れもなく、すーっと発車しました。

この、絶対に日本では味わえない列車の乗り心地が好きです。

就寝前に、車両の軽い見学。洗面所と、

お手洗いを確認。とても綺麗でした。

では、明日はデリー到着後、夜のフライトまでデリーを歩き倒すつもりでいるので、体力温存。

おやすみなさい。

一夜明けた寝台列車の朝

一度も目を覚ますことなく9時間睡眠。

7時半に目を覚ますと、列車はどこかの駅に停車中。

隣のベッドのばあさんは、すでに下車した後でした。

車窓は、すでにデリーの都市圏に入ってるような雰囲気。

レワリ駅。デリーから約70kmの地点。

インドの列車に乗るのが今回初めてで、今回の旅で3度目。

すべて指定席で快適に過ごせたことに感謝。

窓1枚隔てた世界をのんびり見学できるのも、列車旅の醍醐味だよね。

跨線橋のある駅もあります。

線路と人。カルチャーとは国によって、こうも違うのかと感じたシーン。

列車が背後から近づきます。

列車は警笛を鳴らしません。そして、人もよけません・・・

ホームの非常ボタンを押したくなるような光景・・・

何事もなく列車が通過していきました。

自分の歩幅と、列車接近速度を、人と機関士の両名が把握している。

そういうコンピュータで仕組まれたようなシーンでした^ ^

グルガーオン駅。デリーまで20km。

乗客もどんどん降りていきます。

そして、終点デリーカントメント駅に到着。

最後まで乗っていたのは、ファーストクラスでは私くらいでした。

朝の空気が気持ちい、デリーカントメント駅のホームに降り立ちます。

私をここまで運んでくれた砂漠急行。

ジャイサルメールに行く際は、ぜひまたこの列車にお世話になりたいね。

ファーストクラスとエアコン車両である表示。でもエアコン冷えすぎですよ。

では、いったん空港まで行って、荷物を預け、それからデリーの街歩き開始です。

今日も暑くなりそうだけど、しっかり眠ったから体調は完全回復です。