【ニューデリー⇒ジャイプール】シャタブディ・エクスプレスのインド列車旅

メトロでニューデリー駅に到着。

そして、地上に上がると予想通りのリキシャ、トゥクトゥク、あるいは詐欺師の大合唱。

午前5時だろうが、このカオスはインドにとって24時間営業。

8年ぶり、再びインドに来たのだ、という実感がようやく湧いてきました。

そして、その兄さんたちをかき分け、ニューデリー駅に向かって歩いている図。

未明のニューデリー駅

メトロのニューデリー駅からインド鉄道のニューデリー駅に向かうには、このリキシャ軍団をかき分け、まっすぐ突っ切ればいいだけ。

すると、ライトがこうこうと光るニューデリー駅が見えてきます。

デリーの字の灯りが消えちゃてるけど、間違いなくニューデリー駅。

今回の弾丸旅、このニューデリー駅から列車に乗ってジャイプールに向かうところからはじまります。

ところで、8年前となんだか様子が違う・・・

なにかな、と思ったら駅前にカーペットが敷かれてた。

インドですから、人が路上に寝てたって、なんら不思議はない。

でもカーペットの気遣いなんて、素晴らしい配慮。

そして、乗る列車を確かめます。

列車番号12015のジャイプール行き「シャタブディエクスプレス」は6:10の出発。

10番線のようです。

チケットはwebで予約済みなので、駅構内へ。

何気に、インドの列車旅は初体験。楽しみがふくらみます。

インドの列車予約事情

ところで、インドの列車旅は初めて、と書きましたが、どんなイメージをお持ちですか^ ^

  • チケットも持たない客が屋根の上にもいっぱい群がってる・・・
  • 列車は常に満員、チケットなどとれたものではない・・・
  • 3等車の混雑は尋常ではなく、常時すし詰め状態で、乗り降りは窓から・・・
  • 平気で何時間も遅れる、駅の発着番線もころころ変わる・・・
  • 寝台列車のベッドに南京虫が巣食ってた・・・

「深夜特急」のTV版にもそんな映像があったし、私が持っている「地球の歩き方」の2017年度版にも、上のような描写に軽く触れて注意を促しているので、最近までそんな状態が部分的にあったことは否めないだろう。

でも、結論を先に言うと、インドの鉄道は快適そのものだった。

私のような軟弱旅行者が言うのだから間違いない。

 

まず予約だけど、これはバンコクに拠点を置く旅行代理店「12GO」で簡単にオーダーできる。

予約が済むと、こんな感じのQRコードが発行されるので、それを持って乗り込むだけだ。

ちなみに検札はきたけど、このQRコードはチェックしなかったので、プリントアウトは不要かも。

そして、入れておくべきアプリが下の「ixigo trains」。

列車番号を入力するだけで、時刻表や、列車の遅延状況まですべて追えるんです。

ちなみに、アカウント登録まで行えば、チケットの予約までできるようで、そうすれば「12GO」で行うより、手数料は安く上がったのかな。

といっても、エアコン車両が2,000円程度で予約できたので、そうめくじら立てるほどではない。

それより、こうして、乗るべき列車のルートや駅の発着番線までトレースしてくれるのがありがたい。

これによると、たしかに12015列車は10番線だ。

とまあ、インド鉄道旅は、こんなにハードルが下がってるんです。

昔を懐かしむ向きもあるでしょうけど、弾丸旅で予定の狂いに恐怖を感じる私にとっては、本当にありがたい時代です。

食事もつく「シャタブディ・エクスプレス」の旅

3月上旬のインド。日の出は6時半過ぎなので、まだ暗いニューデリー駅。

8年前も冷やかしで渡ってみたニューデリー駅の跨線橋。

懐かしさがよみがえります。

そして10番線。たしかに12015とあるので、間違いなさそうです。

そして乗る車両は・・・チケットには「C3」とあるけど、どっちに降りればいいかな。

とにかく10番プラットフォームへ。

この水色の列車が12015列車。

ホームにもLED表示があるのでわかりやすい。

ところで、列車名ではないと思うけど、この12015列車には愛称がついていて「シャタブディ・エクスプレス」と呼ばれます。

シャタブディとはヒンズー語で「一世紀祭」という意味らしいけど、詳しいことは不明。

とにかく、インドを代表する快速列車のようで、私が乗る「ニューデリー⇔ジャイプール」のほかにも「デリー⇔ムンバイ」「デリー⇔コルカタ」など、インドの都市間を高速で結ぶ優等列車。

実際、予約しようにもすぐ売り切れるほどの人気列車らしい。

さて、私が乗る「C3」は・・・

ありました「C3」です。単純にcar3という意味かな。

行き先もジャイプールではなく、その先のダウライまで行く車両のようでした。

さて、列車内に乗り込みます。

エアコンはチョイスしたけどふつうの2等車両なので、日本の新幹線のような2×3のシートが並んでいます。

予約時に指定していたので、私の席34番は窓際。

ところが、進行方向に向かって後ろ向きの席。

外国でよくある、車両真ん中あたりでシートが向かい合って固定されるシート配列でした。

後ろ向きでも何でも窓際ならよし。と思ったら、列車係が水を配りにきました。

これはありがたい配慮。

ところで、予約時に特に入力したつもりはないんだけど、なぜかチケットに「ベジ」とある。

車両の端にケータリングのダンボールが積まれてたので、軽食もいただけるのかな。

そして、6:10定刻にシャタブディエクスプレスは発車しました。

発車ベルも鳴らず、車内放送もないけど、寸分違えぬ時刻に、すーっと動き出しました。

ニューデリー⇒ジャイプールの309kmを4時間25分だから、表定速度が約70kmの列車旅のはじまり。

あれ、なにか配りに来た・・・何くれるのかな

クッキーです。

そしてインドティ。

インドにしろ中国にしろ、日本では絶滅しかかっている車内のこういったサービスは、旅人気分を温かくしてくれますね。

そして美味しいミルクティに乾杯。

ところで、列車はまだデリーを出たばかり。

聞いてはいたけど、線路沿いのスラム街をなめるようにゆっくり走っています。

資本主義経済成長のウラにある光と影。

車掌が検札に来ました。

名前を聞かれて、手元の端末の表示と照合して終わり。チケットは見もしません。

自転車ぐらいの速度で走っていた列車が、さらにスローダウンしてデリーカントメント駅に到着。

デリーカントメントは、帰国時に降りる駅。

だから、駅の構造をよく予習しておこうと思ったけど、特になにもない、普通の構造でした。

ふと思う。

昨夜まで仕事してて、一夜明けてもうインドの列車に乗ってるって、やっぱり現代社会は便利。

だから会社員でも旅を楽しめるんだよね。

もうひとつばかり、デリー郊外の駅に到着。

名前は忘れたけど、この駅から客がいっぱい乗ってきて、車内は満席に。

インド人のおじさんが話しかけてきた。

妻と離れ離れになってしまうので、席を交換して欲しいと・・・

悩んだけど、お断りさせてもらいました。ゴメンね、ほんとに・・・

事情はわかるけど、私も休暇をとってはるばるインドまで来ている身なので。

景色を楽しめる窓際の席を、簡単には手放せません。

 

まだ窓外にはスラム街が続きます。

インドに来てからはじめて牛を見た。

これから、いくらでも目に入ることでしょう。

列車の後部まで視界に入る大きく弧を描くカーブ。

クッキーとお茶で終わりかと思ってたら、食事が配られました。

素朴なお弁当だけど、こういうのも列車旅の楽しみ。

皮のやわらかいサモサのような揚げ物にケチャップをつけて食べます。

これが「ベジ」用の食事なんですね。

食事をしていると、列車は完全にデリーの郊外に出た模様。

インドの大地を列車から眺めるのは初めて。

でも、列車旅の楽しさは、走行中の車窓だけではない。

停車駅での人々の活動の様子や、

ホーム上での営みが観察できる。

これこそがインドの日常。

だから、移動する鉄道の旅は楽しいんです。

列車はもうラジャスターン州に入ってるかな。

南下して気温も上がってると思われます。

でも、頭からスカーフをかぶるムスリムと思われる女性。

犬もホームに現れます。

とにかく眺めていて楽しいインド列車旅。

レワリ・ジャンクション駅。

バンディクイ・ジャンクション駅。

あのトイレは、どんな構造してるのかな。

田舎のほうの駅は、また違った味わいも。

ジャイプールまでの4時間25分があっという間に過ぎました。

列車がジャイプール駅に到着・・・まてよ、20分も早い??

ここは、ジャイプールはジャイプールでも「ガンディーナガル・ジャイプール駅」。

まだ、ジャイプール郊外でした。

そして定刻にジャイプールに到着。

デリーからここまで運んできてくれた「シャタブディ・エクスプレス」の水色の車体。

では、ピンクシティ・ジャイプールの街を歩くために、まずはホテルに向かいましょう。

跨線橋を渡ると、すでにピンクシティの面影が。

駅舎もピンクでした。

ホテルは、旧市街の入り口にとってあります。

ここから徒歩だと小1時間ほどかかるので、メトロで行って、そこから歩きましょう。

リキシャ乗りが寄ってくるけど、歩きたいんだ、と言って黙らせます。