タンザニア・モシに到着&キリマンジャロビールで乾杯

タンザニアのモシ。

アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロの登山口ベースキャンプとなっている街なので、旅行者よりも登山者やハイカーの方になじみのある地名かもしれません。

実際、私にしても、東アフリカのバス旅を決めた後に、成り立ちを知った街。

私にはキリマンジャロへ登山をする体力はないですが、大都市のような喧騒はなく、標高の高い清楚なのんびりした街、という情報にひかれて、立ち寄り地に決めました。

モンバサからバスで7時間半かけてたどり着いた私は、メインストリートの「マウェンジ・ロード」をホテルに向かって歩いています。

薄暗いけど立地&コスパ抜群のキンドロコ・ホテル

バスターミナルから800mほど、10分ほど歩いたところに、予約してある「キンドロコ・ホテル」はありました。

受付してくれたのは、姉妹のような女性2人。英語をふつうに理解してくれるので、コミュニケーションがとりやすい。

そして、フロント周りの感じは、なんとなくリゾートチックなので、少しだけ期待しながら上に上がります。

場所はここです。ほんとにメインストリートに沿った、立地は最高の場所。

上階の回廊も、なんとなくリゾートチック。

こちらが私の部屋。

うん、まあまあじゃないかな。

液晶でないテレビなんて久方ぶりに目にしたけど、そもそもテレビ見ないし。

それよりも、ベッドに蚊帳がついているのがありがたい。

ただし、薄暗い(笑)

写真がなんとなくボヤけてるのは、iPhoneが部屋の暗さに感応して、勝手にISO感度の数値が上がったんだろうと思います。

そのくらい、部屋の電気をつけていても暗い。

でも、洗面所だってあるし、

トイレと同居したシャワールームも機能的です。

なにしろ、1泊2,000円ですから、これで上等。

さっきのお姉さんスタッフに両替を相談すると、ホテル斜め向かいの両替所を教えてくれました。

ただ、レートがすごく悪かった・・街中の両替所はみんなこんな感じらしく、こんなことならタベタのバスターミナルで、もっと両替しておくべきだったかな。

「マウェンジ・ロード」を行ったり来たり

今朝は5時起きだったし、その前の日はトータル21時間のフライト。

そして、モシまで乗ってきたバスはミニバスで、最前列シート&シートベルトなしで精神的負担も大きかった。

要するに疲れているので、軽くメインストリートを歩いたら、今日は早めに寝てしまおうと思ってます。

モシの観光は明日丸1日確保してあるので・・って、街中に観光するところはないよね。

モシに立ち寄ったのは、あくまで街歩き。

モシという街の雰囲気がつかめれば、それでいいんです。

 

と、ここで、お決まりのパターン、自称ガイドが登場。

この街では、私は明らかな異邦人。通りを歩いているだけで、アジア人旅行者はすぐに目立つ。

「キリマンジャロ! サファリ!」

この街のガイドは、だいたいこの2つに集約されているみたいです。

しかし、英語で会話できない奴も多い・・・それでガイドつとまるのかい(笑)

さて、次々と登場するガイドに「ノーサンキュー」を繰り返しながら、メインストリート「マウェンジ・ロード」の散歩。

南緯3度のモシ、ほぼ赤道直下で日差しは強い。でもそんなに暑くない。

モシの標高は850mです。8月の東京より涼しいです。

歩いていくと、郊外へ分かれる道とのロータリーに出ました。

マウェンジ・ロード沿いにあったサニ・モスクという名のモスク。

そんなに暑くないとはいっても、のどは渇くのでジュースを。

冷えてる飲み物というと、コーラかジュースしかないのが泣きどころ。

意外と、ミネラルウオーターを冷やしてないんですよね。

ファンタなんて、日本ではまず飲まないけど、美味しくいただきます。

たしか1,500シリング(90円)くらいだったと思う。

また、自称ガイドがやってきましたが、今度は落ちついた感じの老人。

英語の会話ができるので「キリマンジャロもサファリも行かないよ」というと「why?」と聞き返してくる。

杓子定規な英語で「私は、街を歩くためにモシに来たんだ。街歩きが好きなんだ。」

怪訝な顔をしながら「モシには名産品もなければ産業もない。」

インダストリーなんて言葉使わないでくれ、疲れるから^ ^

実は、アフリカ大陸をバスで旅したくて、モシにはたまたま寄ったんだ。

これで、ようやく合点がいったみたいだけど、先に現れたガイドたちも含めて、この街に来る外国人でキリマンジャロに見向きもしない観光客がいることに相当驚いた模様。

「ただバス移動の途中で寄っただけ、街歩きが目的」という旅人がいるとは夢にも思わなかった、という顔をしてました(^ ^)

どうぞ変人扱いしてください、私も自認してますから(笑)

「でも、キリマンジャロ、見えないよね、どっちの方角に見えるんだい?」

と聞くと「あれだ」と指差す。

なるほど、稜線のようなラインが雲を通してうっすらと見えてます。

キリマンジャロは「恥ずかしがり屋の山」と言われるほど、普段は厚い雲に覆われていてなかなか全貌を拝むことが難しいらしい。

さて、滞在2日間の間に姿を見せてくれるだろうか。

メインストリートの一本奥の道を通って、ホテルへ戻ります。

キンドロコ・ホテルに戻りました。

たった1時間そこそこの散歩なのに、ずっと会話してたような気がして、もともと疲れていた身体に、さらに疲労が覆いかぶさった気がします。

インド料理レストランの夕食&ルーフトップバーのキリマンジャロビール

さて、夕食を済ませて今日は寝てしまいましょう。

ホテルの裏通りにあったインド料理レストラン。

庶民食堂もたくさんあるけど、てっとり早くお腹を満たしたかったので。

インド料理だから、ここはビリヤニかな。

なんか、値上げしてるね、インフレはこの街にもきてるようです。

チキンビリヤニは13,000シリング(770円)。

冷えたミネラルウオーターもいただきました。

さて、とどけられたチキンビリヤニ。

なんだか、すごく美味しそうに見える。

米粒がしっかりとした形になってるからかな。

食べてみると、こりゃほんとに美味しい。

味付けもさることながら、こりゃどこの米だ?と聞きたくなるほど美味しい。

日本で食べるチャーハンと比べても、まったく遜色ないチキンビリヤニでした。

そして、暗くなる前にホテルに戻り、日が落ちてからルーフトップバーに上がりました。

スタッフの姐さんに「この近くにバーはある?」と聞いたら、ぜひ屋上で飲んでよと言われたので。

ワインやウイスキーはない。あるのはキリマンジャロビール。

タンザニアでは「キリ」の愛称で親しまれている人気銘柄らしい。

グラスに注ぐと泡立ちがよく、口に含むとすっきりして飲みやすい。

モンバサからモシへ。出発前から少し不透明だったルートを、私はひとまず越えてきた。

ならば、この一杯は、第1関門突破の祝杯だ。

値段を聞いてみると、1本3,000シリング、ってことは1本180円。

もう1本追加しました。

日本を出てからまだ2日目。

昨夜のモンバサは、事実上ただ寝るだけだったから、感覚的には今夜が旅の初夜。

刻々と色をかえていく空に、日本から遠く離れたタンザニアにいる感慨を重ね合わせます。

異国の地で迎える夕暮れは、本当に気持ちのいいもの。

この気持ちよさはなんだろう? と考えて、やっぱり緊張しっぱなしだったんだな、と思う。

モンバサからの7時間半は満席のミニバス。

しかも最前列の真ん中。シートベルトもない。

国境ではイエローカードやビザを出し、この先の予定まで細かく聞かれる。

ひとつひとつは普通の手続きなんだろうけど、初めての東アフリカ陸路移動では、全部が関門に思えたのも事実。

モシの街を歩き出して、ようやく肩の力が抜けた気がする。

だから、いまは夜のとばりが降りているマウェンジ・ロードを歩いただけで、なんだか大仕事を終えたような気分になったのかもしれない。

まだキリマンジャロの稜線がかすかにみえます。

明日は姿を現してくれるだろうか。

その期待だけを残して、今日はもう眠ることにします。

なにしろ私は、ようやくモシまでたどり着いたのだから。

ちょうどいい按配にアルコールが入ったので、寝る意思がなくともまぶたがくっつきそうに。

蚊帳をセットすると、宮殿の寝室のようになりましたw