【台北•松山⇒馬祖•南竿】ユニエアー(立栄航空)プロペラ機のフライト

さて、基隆に寄り道して、14時過ぎ、台北の松山空港にやってきました。

今回の台湾旅の目的は、台湾の離島「馬祖」。

台湾には、旅行者がふつうに渡航できる離島群が7カ所ある。

では、馬祖とはどこか。地図で見ると、「ここが台湾?」というところにある。

実際、台湾領土としては、金門島ほどではないけど、大陸中国にごく近い。

東シナ海の海上に浮かぶ諸島である。

大陸中国という言葉を使ったが、このあたりの地政学的には、中華民国と中華人民共和国といったほうがいいのかもしれない。

そんな台湾海峡の政情をかたるほど、私は政治論者ではないし、何が正しくて何が悪いとか二極論者でもない。

台湾の離島といえば、2023年の7月には澎湖諸島を旅した。

今まで台湾といえば、台湾本土しか旅したことがなかった私にとって、刺激のある旅だった。

そして、馬祖諸島へは、台北から飛行機が毎日数便飛んでいる。

台湾の離島に味をしめた私は、行ってみたいなと思っただけのこと。

それで、行き方を具体的に調べると、実は船でも行けることが分かり、その船は基隆港から夜22時に出るらしい。

ところが、なぜかアプリでは、11/2の船便の予約ができなかった。

仕方なくフライトをおさえたわけだが、一度アタマにすり込まれてしまった基隆については訪ねてみたく、飛行機に乗る前に基隆を訪れた次第。

以上のような経緯があって、いま私は松山空港にいます。

ユニエアー(立営航空)チェックインのひととき

こじんまりとした松山空港。

台北には桃園と松山のふたつの国際空港があるけど、規模や旅客数的には、圧倒的に桃園に軍配があがる。

そのぶん、なんとなく旅情が湧くのが松山空港で、羽田からANA便が乗り入れたりしているのがかえっていじらしい。

今回は馬祖へ行くので、もちろん国内線。

フライトボードを見上げると、ユニエアーの16時発ちょうどの南竿行きがたしかにあった。

馬祖諸島には、メインとなる島が2つあり、北側にあるのが北竿(ペイガン)、南側にあるのが南竿(ナンガン)。

両方の島を旅するつもりだけど、先に乗り込むのは南竿というわけだ。

地図で見れる、ほんとに大陸中国に近く、最短距離で10キロくらい。

天気がよければ、ふつうに見渡せるそうだ。

 

では、ユニエアーのチェックインカウンターへ向かいましょう。

荷物は機内持ち込みなので、そのままセルフチェックイン。

ユニエアーといえば、澎湖諸島からの帰途にも利用した。

尾翼のマークがプリントされたチケットが懐かしい。

シートは、もちろん窓際をチョイスです。

ではゲートに向かいましょう。

なにが500萬なんだろ?

ユニエアーの離島便は基本的にプロペラ機。

席数も限られているので、乗客も少ない。

だから、ゲート前ものんびりムード。

南竿行きのボーディング開始。

前後に北竿行きもあるので、間違えないようにしないと。

ボーディングブリッジでなく、歩いて機体に向かう乗り方が好きだ^ ^

かっこいいな、プロペラ機。

ジェット機のエンジンより、工学的に飛ぶ仕組みがわかりやすいので、より親しみがもてます。

ほんとに小さいね。窓の数がシート列数と考えると24。

そして、4列シートだから96席ですか。

乗り込むと、両サイドも小さいけど、上部もアタマつかえそう^ ^

でも、座っちまえば関係ない。フライトを待ちましょう。

ユニエアー8765便 松山⇒南竿のフライト

私の席のすぐ横に、巨大なプロペラがある。

そして、それが見えなくなるほど回転し、いよいよ離陸です。

プロペラが回って、加速し、揚力が加わって空に浮かび上がる。

すごくわかりやすい(^ ^)

自分が鳥になった感覚。離陸の瞬間は、何度体験しても気持ちいい。

高さ508m、ひときわ高い「台北101」が馬祖への旅を見送ってくれました。

淡水河にもお別れ。ほんと模型みたいだね。

そして機は、ぶ厚い雲の上に出ました。

松山から南竿までは、わずか55分。

その間に、ミネラルウオーターが配られます。

こんな短距離路線でも、サービスがゆきとどいてるユニエアー。好感がもてます。

雲の上を飛んでいた下界に少し異変が。

すごい雲の切れ方。まるで、北極海に浮かぶ氷山のよう。

しかし、窓が少々汚れていて、ピントが合ってないのが残念w

機が高度を下げると、北竿の姿が目に入りました。

今夜は南竿だけど、明日は北竿に行く予定。

ぐぐーッと高度を下げる感覚が、またまた鳥になった気分。

プロペラ機って、楽しいな。

そして、ふわーッという感じに南竿空港に着陸です。

時刻は17時。夕暮れをむかえた馬祖南竿空港です。

降りてから、振り返って、もう一度プロペラ機を眺めます。

ほんとにカッコいい、帰りもお世話になりますね。

ローカル空港の雰囲気はいいな。

コンコースは、まるで、バスターミナルといわんばかりの狭さ。

96人の乗客が降りてきて、地元の人を迎えにきた人、観光客を迎えにきたガイドさんやホテルのスタッフでごったがえしています。

でも、とにかく馬祖南竿に着きました。

私には迎えはいません。

本日泊まるのは、港に近いドミトリー。

明日は、その港から北竿に向かうので都合がいい。

では、空港は小さいけど字体が立派な「馬祖南竿機場」をもう一度眺めてから、歩いてドミトリーに向かいました。