ここ、キャンディは、「スリランカで最もスリランカらしい町」といわれる、シンハラ王朝最後の都となった古都です。
私の愛読する蔵前仁一さんも、著書の中で、まわりを丘で囲まれ、緑豊かで、古い家並みの似合う美しい街と称しています。
その著作「旅で眠りたい」の中で、蔵前さんが現地の人に内戦のことをたずねる、こんなシーンがありました。
「スリランカの内戦はどう?」
「・・・ スリランカは、本当にひどい状態だった。このキャンディにも、殺された人があっちこっちに、何十人も転がっていたんだよ。・・・
・・・だけど、僕が不思議なのは、つい数ヶ月前まであんなにひどい状態だったのに、今やそのことについて誰も何もいわないことだ。どうして、みんな何事もなかったかのようにふるまえるのか。僕にはそれが信じられない・・・ 」
出典:蔵前仁一 著作 「旅で眠りたい」より
これは、仏歯寺を見たあとで、小高い丘に登り、キャンディの街を見おろした風景。
たしかに、私も、この風景に、内戦の傷跡を重ねることに、イメージが湧きませんでした。
キャンディの町 早朝の散歩
さて、私の大好きな、早朝散歩。(もちろん、旅に出た時だけ)
ホテルの外に出ると、犬が! 死んでるのかと思った・・
まだ、6時前。今日も天気は良さそうです。
昨日は気づかなかったけど、ホテルの目の前に教会があったんだね。
早朝からお掃除するおばさん。
バスもまだ空いてます。
今日は土曜日だね。
少し駅の方に向かって歩くと、時計塔がありました。
朝早くから、お巡りさんもお仕事。
誰かの像。
ずいぶん古ぼけたバスだな。
キャンディ湖の方に行ってみましょう。
ここは、クイーンズホテルの交差点。
朝のキャンディ湖
おお、キャンディ湖ですね。人造湖だそうです。
早起きのキャンディ市民。
まち全体が世界遺産のキャンディ。ほんとに、丘に囲まれてるんですね。
仏歯寺の手前まで来ました。朝食をとった後、入ってみようと思ってます。
「地球の歩き方」にも、ここを訪れずにスリランカは語れない、とあります。
それにしても、美しい、キャンディ湖。
やっぱり、もう少し滞在すべきだったかな。あと6時間ぐらいしかいられません。
ブレックファストをとりに、ホテルに戻ります。新聞屋さんですか。
こちらはパン屋さん。なんか、物が豊かですね。
ホテルの前まで戻ってきました。なんか、犬の位置が動いてる。一度目を覚ましたのかな。
まもなく朝食の時間のフロント。
おお、パンが豊富なバイキング。
朝食は、部屋代に含まれてませんが900ルピー。630円くらいです。
まだ、朝早すぎ?
大好物のオムレツ。具は全部入れてもらいます。
あたたかいオムレツで元気百倍(笑) 昨日までの疲労も吹き飛んでます。
では、チェックアウトして、仏歯寺を訪れましょう。