ボスニア・ヘルツェゴビナという国をご存知ですか。
かつてはユーゴスラビアを構成していた国の一つで、幾多の内戦を乗り越えて、ボスニア・ヘルツェ ゴビナとして独立したのが1992年。
オスマン帝国の支配下あるいは隣国であった時期も長く、トルコ的文化色が強いのも特徴な国です。
トルコ文化の影響は料理にも現れ、ボスニア料理といえば、トルコ料理に近いムスリム食なんです。
ムスリム食なので、当然豚は使わず牛肉、小羊などをメインとした肉料理で、味付けは比較的薄めであるとのこと。
これには、ボスニアの肉料理はこってりしているぞ、という情報もあったので、実際はどうなの?
ほかにも、トルコ料理らしく玉ねぎの肉詰めなど、美味しそうな前評判があったので、実はすごく期待して、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボを訪れたのでした。(2019年3月)
そのサラエボの旧市街バシチャルシアを2日間歩き回って、おいしいボスニア料理に出会えたのでレポ ートさせていただきます。
典型的なボスニア郷土料理「ソガンドルマ」
ボスニア・ヘルツェゴビナの古都モスタルから帰ってきて、かなり遅くなった夜。
それでも、私は旧市街のバシチャルシアにボスニア料理を食べに出向きました。
当てずっぽうだったのですが、バシチャルシアの一本道をずんずん歩いていくと、なんかよさげなお店が。
場所はここです。
一人で食べてる人なんかいないお店に入る緊張感。
これがまたいいんだけど、メニューなんか見てもわからないから、いつも通り、ウエイターに「おススメのボスニア料理を」と記した翻訳アプリの画面を提示。
ふつうにワインが飲めるところが、同じムスリム料理でもいいところ。
料理が出てきました。
最初はピーマンかと思ったけど、玉ねぎのひき肉詰め。
これが郷土料理「ソガンドルマ」ですね。
ひき肉と玉ねぎの辛みが交じり合って、絶品です。
向こうにあるのはハッシュドポテト。
赤ワインによく会います。4杯もおかわりしちゃいました。
それで、20マルカ(1,300円)でお釣りがきました。安いッ!
こちらは、翌朝撮った写真。メニューも豊富で、おススメのお店です。
ボスニア料理のランチ 名前が不明・・?
さて、一夜明けて、早朝から歩き回った旧市街バシチャルシア。
一息ついて入ったお店がここです。
場所はここです。
天気がいい日で、お客さんはほとんどガーデンで食べてました。
メニュー見てもわからず。再び「おススメの・・・」作戦。
何が出てくるか、期待しながらハイネケン。
そして赤ワイン。実はボスニアの赤ワインがおいしいんです。
料理が出てきました。
名前は、何回か聞きましたが、聞き取れず。
グーグル画像を検索してもヒットせず。たぶん、ボスニア風シチューのアレンジだと思うんだけど・・
口にすると、柔らかく煮付けた牛肉がおいしい。
そして、味は薄めです。ボスニア料理は薄め味なんですね。
美味しくいただきながら、ワインも進み、幸せを感じていると、マスターがデザートを出してくれました。
いやあ、美味しかったなあ。ボスニア料理、すっかりファンになってしまいました!(^^)!
食後のボスニアコーヒー
さて、昼酒はききますね。
ほろ酔いで街を歩いてましたが、少し覚まそうと思って、入ったのがこの喫茶店。
そこで、ボスニアコーヒーをオーダー。
粒子が粗く、うわずみを飲むと言われてますが、なかなか「うわずみ」にならない。
ちょっと、ざらざらのコーヒーには参ったので、紅茶で口直し。
サラエボの美しい旧市街バシチャルシアってどんなとこ?
オスマントルコ時代の16世紀に造られた商業地区。
どこか、日本の京都のような面影も。
近くには、第一世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件のラテン橋があります。
土曜日のバシチャルシアは、終始観光客でいっぱいでした。
ボスニア料理も美味しかったし、ボスニア・ヘルツェゴビナは私の好きな国のひとつです。
もう一度行きたいですね!(^^)!
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