マスカット街歩き 日中誰もいない商業地ルイをひと回り【オマーン旅行記 #6】

さて、暑い日中は、街を歩き回っても人は歩いておらず、店も閉まっているのは先刻ご承知。

ここマトラには、夕方までに戻ってくるとして、バスでルイの街に行ってみることにしました。

ルイは、空港方面からのバスが到着する、このあたりの商業地になります。

旧市街のマトラからルイへは、こんな具合にバスで簡単に行けるんです。

岩山に囲まれたバスストップ

マスカットに着いてから、もの珍しい景色ばかり。

荒々しい岩山が飛び出してるんだけど、うまく人工物と調和して、リゾート地のような景観。

バスストップには、モスクのような待合所があるし。

未開の地でもなく、リゾート地でもない。

人が歩いてなく、生活の匂いも感じない。

ほんとに不思議な世界。

でも、ふつうにバスが走ってきました。

乗客が誰もいないバスを、私ひとりが止め、0.3リアル(115円)払って乗り込みます。

立派なバスだけど、乗客はゼロ(私だけ)

夕方や夜は、客がいっぱい乗るのだろうか。それでも、30分間隔で走っているようです。

相変わらず誰もいない遊歩道。

その向こうに豪華客船が2隻もいる。

バスは、私がさきほどタクシーで来た道を、ルイに向かって戻っていきます。

バスは、20分ほどでルイのバスターミナルに到着。

このような、きれいなバスが、30分間隔で運転されているのに、まったく乗客がいないって、ほんとに不思議だ。

帰りのバスの時間を確認してから、ルイの街をひと回りしてみましょう。

ルイで食べたピザ風ケバブ

ルイのバスターミナルは、街のほぼ真ん中にあります。

どこをどう歩けばいいのかわからないけど、まずは遅い昼食でも食べますか。

どこにでもある「トヨタ」に「レクサス」。日本企業って、すごいな・・・

しかし、これ、崖崩れてこない?? 大丈夫?

さてと、どこかに手近な食堂はないかな・・

ありました、ここでいいや。

食事時間でないと見えて、ガランとしてます。

しかし、私をみると「ここのほうが冷房が当たって涼しいぞ」と席を譲ってくれる、親切なオマーン人。

この旅に出て6日。いまだに大好物のケバブを食べてない。

そして中東といえばケバブ。

オーダーする時に、なにやら言われたけど、わからないので「OK! OK!」

外は暑いけど、部屋の中は気持ちいいほどの冷気。

こりゃ、みんな外に出るわけないよねw

さて、運ばれてきた料理・・・え、え、これってケバブ??

どうみても、ピザにしか見えないんだけど。

さっき、何やらいってたのは、このことかな?

つまり、ピザ風ケバブということらしい。

たしかに、ピザ生地の中にはケバブのように削ったチキンが入ってる。

そしてケチャップをたっぷりつけて食べると美味しいわ^ ^

ごちそうさまでした。

ほどよい辛さが舌をうまく刺激する美味しいケバブだった。

ケバブ後の水が美味しいw

このレストランの営業時間が、12時半からなんと午前3時まで。

オマーンも、サウジアラビアと同じように、涼しい時間に活動する夜型社会なんですね。

そりゃ、人歩いてるわけないよなw

誰も歩いてないルイの街歩き

さて、行くあてもないけど、とりあえず商業通りに沿って、街をひと回りしてみますか。

ただし、気温は37度。海に近いから湿気がすごく、体感温度はもっと高い。

「地球の歩き方」によれば、ルイは東京でいえば上野のような下町風商業地。

そう言われてみれば、たしかにジュエリーショップや雑貨店が並びます。

ここは、ナッツ屋さん?

そして、ドライフルーツにアラビアンコーヒー。

でも、閉まってる店ばかり・・・これは仕方ない

旅行者の姿をまったく見かけないのも不思議。

でも、だからこそ異国感あるとも言えるよね。

私は、こんなところをあてもなくぶらつくのが大好きだ。

いちおう、コーヒーショップなんてのがありました。

当然モスクもあります。

ただし、非ムスリムは中には入れない。そして、お祈り中のようです。

岩山を眺めてるだけでも、けっこう楽しいぞ。

ほんとに、あれ、崩れてこないのかねぇ・・・

あまりに暑いのと、トイレを借りたくて、デパートの中へ。

冷房がすごく効いてる、天国だw

トイレもきれいでした。

主婦の皆さんが、買い物してますね。

さすが、日中は、どこを歩いても、生活感ないよね。

よし、ホテルに戻って、夕方まで待機とするか。

バスターミナルに向かいながら、ぷらぷら散歩。

しかし、こんな光景に出会うと、バスの時間を忘れてしまう。

これは、絨毯? ペルシャとも違うようだけど。

こんな公衆電話に出会ったり。

この暑さで、よく壊れないもんだ。40度を超える日はザラにあるマスカットです。

それでもやっぱり、中東らしい白い建物の背後に迫る岩山に目がいってしまう。

ほんとにすごい景色だよ。

では、モスクに一礼して、ルイの街を離れます。

戻ってきたバスターミナル。

15時を過ぎて、少々乗客増えたみたい・・・といっても、数人だけど。

帰りも0.3リアル。

マトラに帰ってきました。

なんだかんだ言って、バスから眺める車窓が楽しかったりする^ ^

私をおろしたバスは、この先のオールド・マスカットへ向かいます。

オールドマスカットといえば聞こえはいいけど、旧市街があるわけではなく、軍事施設とかがちらほらあるだけ。

旧市街は、ここマトラです。

オールドマスカットは、いちおう明日寄ってみるつもりだけど。

もうさすがに、ホテルまでの道のりには迷いませんw

たぶん、これもホテルだと思うけど、すごい建て方だな。

さっするに、岩をくり抜いてますね。

これは、ハイキングコースのマップ。

マスカットは、街歩きよりもアクティビティを楽しむ街のようです。

では、夕方から夜、そして深夜にかけてマトラの街を歩くために、体力を温存しよう。

ふだんの旅先の私ではありえないけど、冷房の効いた部屋で昼寝でもするか(^ ^)

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