【京都一人旅 #13】世界遺産「天龍寺」の名庭を独り占め

さて、本日午前中のメインイベントの一つ、世界遺産「天龍寺」です。

朝早いとはいっても、本日は4連休の初日です。

それなのに、観光客の姿がほぼ見えません。

自粛もわかるけど、withコロナへの理解も必要と思うんだけど。

新緑美しい庭園を独り占め

さっそくチケットを買って、中に入りましょう。

   

チケット売り場かと思ったら、お土産屋さんでした。

これは「庫裏(くり)」と呼ばれる寺務所。ここでチケットを買います。

私は庭園だけの見学なのでこちらから。諸堂を参拝する人は、先ほどの庫裏から入ります。

 

庭園入り口に咲き乱れる花々。

蓮の花は午前中に開くそうです。ちょうどいい時間に来たってことかな。

ここは、「大方丈」の裏手に当たります。

裏手でも、きれいに手入れされている庭。

   

そして、「曹源池庭園」のあるオモテに回ります。

 

雨と新緑に包まれた「曹源池庭園」

夢窓疎石作と伝えられる「曹源池庭園」は、嵐山の風景を取り込んだ借景庭園。

借景庭園とは、山や樹木などの自然物を、庭園の背景として取り入れて一体化させたものをいいます。

大方丈の縁側に腰かけて、庭を眺めています。

こんな素朴で美しい庭園を独り占め。

「天龍寺」のはじまりは1,339年。

室町幕府を開いた足利尊氏が、後醍醐天皇の菩提を弔うために建てました。

そして、造営のときには、貿易船がもたらした利益が建築費に当てられています。

14世紀なので、当時の中国は元。明の前ですね。

元との貿易はさほど活発なものではなかったのに、「天龍寺船」という貿易船まで造って費用を捻出したそうです。

世界遺産にも登録されている「天龍寺」の庭園は、日本初の国の史跡・特別名勝に選ばれた名庭。

そして「天龍寺」は「京都五山」の第1位に列し、別格である「南禅寺」を除くと、京都で最も格式の高い禅寺と言われています。

「京都五山」とは寺格制度の1つ。

京都にある臨済宗の五大寺である南禅寺、天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺のことを差します。

このときは知らなかったのですが、昨日訪れた「南禅寺」は、別格扱いで、第一位は、この「天龍寺」なんだそうです。

やっぱり京都ってすごいな。

庭園側から大方丈を眺めます。

 

大方丈の広間からは、ふすまを窓枠に見立てて、紅葉を眺めることができるらしい。

ほんとに、そんな時期にも来てみたいな。

 

畳とふすまのコンビネーションが抜群です。

あらためて、世界遺産の名庭を眺めます。

なるほど、これが借景庭園というものなんですね。

 

北門・百花苑にいたる緑のシャワー

さて、曹源池庭園をあとにして、北門のほうに向かいます。

その途中にある多宝殿には、後醍醐天皇の尊像が安置されています。

そして、立派な葉の生い茂る樹木に包まれています。

その樹木には科名まで分類しているので、研究している人なら楽しそう。

馬酔木(アセビ)は、私も知ってました。

葉っぱを馬が食べると、毒にあたるそうですね。

   

北門近くにある百花苑の「愛の泉」。

地下80メートルから湧く霊泉です。

天龍寺は実は度重なる火災に見舞われています。

そのため「復元」という碑が置かれています。

応仁の乱の被害もひどかったそう・・

 

百花苑のあたりは、まさしく緑のシャワー。

そして、竹林も姿を現します。

竹はイネ科なんですね。

曹源池庭園も百花苑も素晴らしかった「天龍寺」でした。

天龍寺の北門は、そのまま「竹林の道」に続いています。

嵯峨野らしい竹やぶを、そのまま味わってしまいましょう。

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