【イラン旅行記 #6】イラン航空 ~ テヘランからシラーズへ

現役世代弾丸旅行者には、時間がそんなにありません。

4時50分に起床し、5時過ぎにチェックアウト。めざすは、シラーズの街です。

シラーズは、古くからイランの芸術や文学の中心を担ってきた街。

街中には美しい建築物がたくさんあり、郊外にはイランを代表する遺跡「ペルセポリス」がある、イランを旅するのに絶対外せない街です。

ところで、昨日の昼に日本からはるばるテヘランに着いて、ゴレスターン宮殿とバザール、テヘランの人波を眺めただけで、たった半日でテヘランを去らなくてはならないのは、ほんとに悲しいです(T_T)

さらに、シラーズへの移動も、本来であれば、イランの大地を眺めながら、のんびりバスで移動するところ。

残念なことに、4日後に出勤して、そして仕事が待ってるんです。ほんと、泣きたいところですが、時間を金で買うしかありません

タクシーでメフラーバード空港へ

向かうは、昨日到着したエマーム・ホメイニー空港ではなく、中心部に近いメフラーバード空港です。

メトロも通じていますが、今日は金曜日。休日なので、7時からしか動かないらしい。

タクシーもいるかどうか微妙だと感じたので、昨夜のうちにフロントで予約しようとすると、ノープロブレムとのこと。

半信半疑ながら、チェックアウト手続きをして、ボーイにその旨告げると、たしかに、ホテル前にタクシーが1台いました。さすが高級ホテル。

初老の運転手は、「テルミナール2?」と聞いてきて、一瞬何のことだかわからなかったんですが、イランではターミナルのことを「テルミナール」と呼ぶんですね。

 

タクシーは、夜明けにはほど遠い真っ暗闇のテヘランの街を走ります。

途中目についたのが、テヘランのランドマーク、アーザーディー・タワー。1971年に、ペルシア建国2,500年を記念して建てられたそうです。

タクシーの中からですが、一目見れて感激。

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メフラーバード空港でのひととき

そして、メフラーバード空港に到着です。ホテルから20分ほどでした。

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早朝ということで閑散とするロビー。

休日、金曜の朝でビジネス客もいないに違いありません。

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でも、中に入ると、それなりに搭乗を待つ客の姿が。

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さあて、チェックインカウンターはどこでしょう?

正直、このペルシャ文字の攻撃には参りますよ。数字さえも判別不能・・・
(フライトインフォメーションの文字は英語なのに・・)

私の乗る飛行機はイラン航空。そして、行先はシラーズ。

「地球の歩き方」の巻末のページで、シラーズのペルシャ文字をたどり、426便の数字を追います。

おそらく、この写真の下から7番目のフライトでしょう。出発時刻も7:20だから間違いない!

察するに、まだチェックインははじまっていません。早く来すぎたかな・・

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イスに座って、眺める空港コンコースの風景。

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みんな荷物多いし、やっぱりノウルーズを利用して出かけるのかな。

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出かけるというより、故郷に帰るのかな。ということは、やはり、チケット押さえといてよかったね。

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メフラーバード空港は国内便だけでなく国際便も離着陸します。

早朝から、レストランなども営業。

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Prayer Roomがしっかりとあります。

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イラン航空のチェックイン

チェックインがはじまりました。当然、窓際を希望。

ちなみに、イランの航空券は、私が日常使っているエクスペディアは扱っていません。

クレジットカードが使えないからか、米国の会社だからかはわかりませんが、今回初めてairvivaという会社を使いました。

クレジットカードで決済できたのは良かったですが、リコンファームが怖くて、念のため、日本にいるうちに、イラン航空の日本の支店に電話で確認しました。

電話に出たおじさんは、「ちゃんと発券されてますよ。楽しんできてください。」

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はじめて乗るイラン航空。どんな感じかな。

なぐさめは、そんなに高くないこと。ちょうど100ドル、約12,000円でした。(そんなに安くもないか・・)

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ボーディングは6:50とありますが、例によって少し遅れる模様。

怖いのはこんな時。

放送は全然わからないし、ゲートが変更される場合もある。のんびり、音楽を聴いてりゃいい、なんて気分ではありません。

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30分ほど遅れて、シラーズ行き搭乗開始です。

シラーズまで飛んだ後は、本日中にペルセポリス。そして、シラーズの街を散策。

うわ~、なんか、急にわくわくしてきました(笑)

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タラップをあがります。

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機内はほぼ満席。ていうか、指定された窓際とその隣が、老夫婦に占領されてました。

「おお、日本のお方、ここにお座りなさいな」みたいに語りかけてくるので、まいっか。

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それにしても、イラン女性っておしゃれだ・・ CAも美しい。

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シラーズまで1時間半のフライト。機内食が出るとは思いませんでした。

朝食べてないので、ラッキー!  おいしいパンでした。

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シラーズ空港に到着

窓際ではなかったけど、雲が多くて、外は見れなかったようです。

そして、シラーズの空港に到着。30分ほど遅れて出発したのに、ほぼ定刻9時の到着でした。

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ターミナルへ移動します。

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時刻はまだ朝の9時過ぎ。早起きは三文の得とは、よくいったものです。

本日および明日以降の日程を再確認

今日は、シラーズの弾丸観光。

午前から午後にかけて、ペルセポリス、ナグシェ・ロスタム、ナグシェ・ラジャブと回り、夕方の時間を利用して、シラーズの街散策。

そして、夜のバスでイスファハーンへ。このバスのチケットは、まだ取っていません。

ノウルーズで混んでるけど、大丈夫かな、ちょっと不安。

イラン3

あきれるほどの弾丸日程ですが、4日弱でテヘラン、シラーズ、イスファハーンを回ろうとすれば、いたし方ありません。

次にイランに来れるのはいつになるかわからず、今回の旅で目いっぱい欲張ります。

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インターナショナルエアポートって書いてあるけど、ここは国際空港なんだよね。

時間さえ合えば、ドーハから直接ここに来たんだけど・・

なんか、イランの上空を行ったり来たりしているようですが、やむなし。

事実、ここシラーズからは、テヘランよりドーハの方が近いです。

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タクシーでバスターミナル「テルミナーレ・カーラーンディーシュ」へ

空港を出れば、「タクシー!タクシー!」の大合唱。当然そうなります。

その中の一人は、「ペルセポリス? OK! 安いよ!」どこでそんな日本語覚えた。まったく。

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そんなタクシーを直接相手にすると、危なくてしょうがないので、ちゃんと空港タクシーの窓口に行きます。

シラーズには、いくつかバスターミナルがあるようですが、ペルセポリスに行くミニバスが発着するのは「テルミナーレ・カーラーンディーシュ」です。

窓口で「テルミナーレ・カーラーンディーシュ」と、バスターミナルの名称を告げると、さすがに空港タクシー、ちゃんと案内してくれました。

いくら?と聞くと、200,000リアル。「地球の歩き方」には150,000リアルが相場とありますが、まあいいかな。
50,000リアルの差は、約177円です。

「テルミナーレ・カーラーンディーシュ」から、ペルセポリス方面へ行くミニバスが1時間に1本出ていると、「地球の歩き方」に書かれています。

とりあえず、それに乗るつもりです。

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空港タクシーの運転手は若い兄さんでした。