【インドネシア旅行記 #9】ベチャでめぐる古都ソロの町

さて、現在時刻は11時半。ジョグジャへの帰りの列車は14時発。

たった2時間の、ソロ弾丸観光です。

「~歩き方」にも書かれているように、このソロという町はタクシーがほとんど走ってない。

必然的にベチャに頼るカタチとなります。

ベチャが似合う町 ソロ

ソロの駅前にずらりと並んだベチャ。
向こうから声をかけてくるベチャ乗りは、まずぼったくり。王宮まで、というと30,000ルピア(約250円)とか言ってくる始末。

私のつたない経験では、無欲そうなお年寄り、を狙うと、ふつうの相場で行ってくれる。

逆に、子供を何人も抱えてそうな精気のみなぎった精力的なカオをしてるやつは、強欲そのもの。
ある意味、当たり前だよね(笑)

その法則にしたがって、日陰でポツリとタバコをふかしてたじいさんに「王宮?」というと、15,000ルピアでOKしてくれました。

15,000ルピアでも高い気がしますが、あんまり交渉にも時間をとっていられません。

(それでも120円くらいなんだけどね笑)

IMG_9446

ベチャって、何気に気持ちいい!

ベチャは、老人の脚とも思えぬ速度で、車道をわがもの顔で走ります。

IMG_9448

生活の足はバイクだよね。

IMG_9449

向こうからもベチャが来る。観光客かな?

IMG_9450

ソロと言えば、化石の宝庫として知られるサンギラン。
ジャワ原人の頭蓋骨などが発見され、高名な世界遺産となっていますが、今回はそこまで欲張れません。

サンギランは、ソロの町から20キロほど離れています。次の機会の楽しみにしておきましょう。

IMG_9451

なので、今回は、こうやってベチャで町を眺めるのが目的。

あと、町中にある「マンクヌガラン王宮」を見ることですね。

古都とは言っても、そんなに古くはなく、18世紀の時代。
当時君臨していたマタラム王朝が王位継承から分裂し、ジョグジャとソロのふたつに分かれたという。

ソロ活動!なんて、駄洒落も出てきそうな歴史的背景ですが、正式名称は「スラカルタ」と言うそうです。

IMG_9453

町の中心部に入ったかな。

IMG_9454

右側に、威圧感たっぷりの壁が。この向こうが王宮とのこと。

IMG_9459

マンクヌガラン王宮のフェスティバル

マンクヌガラン王宮の入り口に到着。

IMG_9522

なんか、思ったより盛大。お巡りさんが交通整理をしています。
静かな古都と聞いてきたけど、いったい・・・

IMG_9462

中に入ると、ますます賑やかに。オマケにチケット売り場がなく、そのまま入れちゃいました。

IMG_9460

これは、いったいなんだ??

IMG_9463

察するところ、何かのお祭りをやってるみたいです。

IMG_9465

IMG_9466

すごい傘の数!

IMG_9467

やっぱり、なにかのお祭りですね。

IMG_9472

IMG_9473

ここが入り口かな?

IMG_9477

どこにもチケット売り場はなし。今日は、お祭りにつき無料開放?

IMG_9481

IMG_9483

IMG_9484

IMG_9488

IMG_9491

傘をモチーフとしたフェスティバルなんですね。

IMG_9494

パユン・フェスティバルと読むのかな。

IMG_9495

各国、いろんなお祭りがあるもんですね。
これ、たぶん、みんな手作りでしょ?すごい・・

IMG_9499

IMG_9503

IMG_9505

外に出たら、けっこう暑くなってます。
なにか冷たいものでも食べたい・・

IMG_9509

IMG_9510

IMG_9511

おっ、これは、アイスティかな。
5,000ルピア(約42円)ですか。一杯いただきましょう。

IMG_9515

よく揉んで、氷を溶かしてから飲むと冷たくておいしい。

しかし、甘い!でも、この甘さにも慣れてきたかな。

IMG_9517

1時間ちょっとの滞在でした。

IMG_9519

ソロの人たちの熱気を味わえて、満足です。

IMG_9521

今日は、フェスティバルの最終日だったんですね。ラッキーかも。

IMG_9523

IMG_9525

さて、少し暑くなってきたので、歩くのが面倒になってしまった(笑)
ベチャを拾おうとしましたが、みんな強欲そうな表情なので敬遠。

IMG_9526

IMG_9527

やっぱり観光地にはマックがあるよね。

IMG_9529

この付近に、ソロの伝統工芸が見れるカウマン地区と言うのがあるそうですが、
このあたりなのかなあ。

IMG_9530

IMG_9531

なんか、よくわからないまま、タイムリミットに。

IMG_9534

仕方ありません。
ベチャで駅に向かいます。2時間の滞在では王宮を見るのに精一杯でした。

IMG_9538

IMG_9539

ソロの町って、傘がシンボルなのかな。

IMG_9540

IMG_9544

ソロ ⇒ ジョグジャ 列車の旅

駅に戻ってきました。

IMG_9548

ソロの町の瞥見、無事終了です。

IMG_9550

列車の時間まで一休み。
ベンチなんてなくても言いや。床がきれいだから。ほんと、つるつる。

IMG_9555

列車が来たようですが、こりゃ、座るの一苦労だな。

IMG_9558

ジョグジャまで1時間半程度ですが、やっぱり座りたい。
線路の上を駆けて、乗り込みます。

IMG_9563

すると、編成が長かったからか、あっさり座れて拍子抜け。

IMG_9565

ソロの町を出発。
マンクヌガラン王宮しか見れなかったソロ。いつの日か、また来たいね。

IMG_9568

出発してすぐに、町の西外れのプルウォサリ駅に止まります。

IMG_9569

ここでいっぱい乗ってきて、車内はやっぱり満員に。
人口の多いインドネシア。交通機関がガラガラということはありません。

IMG_9573

IMG_9574

とくに特徴のない景色だけど、異国の地を移動してるって気分は最高。
旅も。終わりに近づきました。

IMG_9575

IMG_9576

途中、アディスチプト空港に隣接の駅にとまりました。
こんなに列車本数が多いのなら、空港へは列車でも行けそう。

私はこのまま乗って、ホテルで荷物を受け取って、またタクシーでここに来ます。

現在15時過ぎ。フライトは18時。どうやら、無事に帰れそうです。

あと、心配なのは、台風か・・・ (思い出してしまった!大丈夫かな・・・)

IMG_9579

ジョグジャに帰ってきたって気がします。

IMG_9593

15:15 定刻にジョグジャに到着。
インドネシアの鉄道って正確です。

IMG_9601

さて、大急ぎで、ホテル近くの民芸店売り場へ行って、お土産を物色。

安かったので、娘のTシャツを2枚買い込んでホテルへ。

荷物を受け取って、ホテル ネオ・マリオボロにお別れです。
ほんとに、感じのいいホテルでした。