16時になって、バスストップの前へ。
バスが来たようです。
デルフィ ⇒ アテネ バスの旅
ところが、荷物を預けようとすると、「ソーリー!ソーリー!5ミニッツ!」と言われて、乗せてくれませんでした。
拒否られたのは私だけでなく、2人組以上の人たちを優先的に乗車させてる感じでした。
案ずることもなく、すぐに次のバスが来ましたが、16時発のバスって1台だけじゃなかったんだね。
なんだかよくわかりませんでしたが、アテネ行きのバスに乗れることは乗れたので、一安心。
隣町のアラホバまで行く観光客もいるし、うまく調整してるってことなんでしょう。
私の持ってるチケットには、座席番号まで印字されてましたが、席は事実上のフリーのよう。
しかし、窓際は満席でした。残念。
ちなみに、荷物預けるときに、「ターミナル?メトロ?」と聞かれる。
地下鉄駅で降ろしてくれるということでしょうか?
それは、ありがたいので「メトロ」と答えておきます。
今夜のホテルは、アテネ中心部のシンタグマ広場近くのホテルです。
バスは、往きでも立ち寄った道の駅で休憩。
まだ、喉の渇きがおさまりません。こんどはレッドブル。
みんなも思い思いに休憩。みんなけっこうタバコ吸うね。
アテネに向けてひたすら走ります。
実は、バスの中も意外と暑い。アジアの国のように、冷房ギンギンにしてくれとは言わないけど、これじゃ日本の弱冷房車のよう。暑がりの私にはキツイ。
アテネまで30キロ。
アテネ市街に近づくにつれ、激しさを増す渋滞。
リオシオン・バスターミナルに戻ってこれたのは19時すぎ。
往きと同じ、3時間の行程でした。
結果的に、これが最終日の日程だったとしても、これから空港に向えば22:25のフライトには間に合ったかな。
でも、それは結果論で、もう少し渋滞が激しかったらもっと遅くなっていただろうし、何よりも、帰国するフライトに間に合うかどうか心配するのは、精神衛生上悪い。
やっぱり、初日の今日、デルフィをたずねて正解でした。景色もよかったし。
で、思い出した。
バスの運転手。私に向って「メトロ?」なんて聞いておきながら、メトロの場所を教えてくれなかったじゃん!
リオシオン・バスターミナルからメトロでアテネ中心へ
しかたなく、maps meを見ながら、最寄のメトロ駅を探し、向います。
リオシオン・バスターミナルの最寄り駅は「Ag.Nikolaos」駅。(だと思う)
今日一日、背中に荷物を背負って堪えたけど、今はゴロゴロ転がしています。
アテネの治安てどうなんだろうと、少し不安になりますが、まだ明るいし、人も歩いてるので大丈夫でしょう。
無事に「Ag.Nikolaos」駅までたどり着きました。
「To ピレウス」とあるのは、港町ピレウス行きのLINE1という意味ですね。
アテネ 地下鉄(メトロ)の乗り方
チケットを買うのに、少し戸惑いました。
「~歩き方」にも書いてありましたが、行き先でチケットを買うのではなく、時間で買う。
すなわち、券売機に向かい合うと、最初に「1日券」「5日券」とか、最短は1時間半を選ぶようになっていて、1時間半の場合は1.4ユーロ。
つまり、1.4ユーロ払えば、90分以内で乗換え自由、行き先自由ということ。
メトロだけでなく市内バスもOKとのことなので、便利なものです。
このときは、はじめてで戸惑った上、今日一日の強行軍が思考を低下させ、90分がいいのか5Daysがいいのかわかりませんでした。
そして1.4ユーロ。
安そうにみえて、決して安くない。だって182円ですよ。
近距離だと、かなり割高だね。
出てきたチケットがこれ。
「~歩き方」には、改札で刻印~、と書いてあったけど、時代が進んで、非接触でピッとやって入るタイプでした。
なんとかプラットフォームに入ることができ、ピレウス方面行きを待ちます。
今夜のホテルはシンタグマ。
次の「Attki」駅か、オモニア駅でLINE2に乗り換える必要があります。
今日は平日。退社時間帯で、激混みかと思っていたら、そんなことはなし。
ところが、次の「Attiki」駅に着いて、ホームに降りたところ、どこがLINE2への乗換えなのかがわからない。
また同じ電車に飛び乗りました。
これは途中のビクトリア駅。
なんだか乗り換えるのも面倒なので、このままモナスティラキ駅まで行って、そこから歩いてホテルに向うことにしました。
モナスティラキ駅前の風景
モナスティラキ駅に到着。
このモナスティラキ駅とシンタグマ駅を結ぶエリアがプラカ地区、アテネの繁華街です。
そして、その両駅を地上で結んでいるのがエルムー通り。
今夜のホテルもエルムー通り沿いなので、ふつうに歩いていけるだろうと考えた次第です。
このとき、私の頭にあったのは、早くホテルに着いて、荷物を降ろしてシャワーを浴びたい・・・
ところが、このモナスティラキ駅を出てびっくり。
ギリシア人や観光客で、大変な賑わい。
意識して、人通りが途切れたところを撮っているので、写真ではこんな感じですが、実際は人の渦という感じ。
これが、まさにアテネの夕暮れの賑わい。この賑わいが、さらに増して深夜まで続くらしいです。
後で知ったのですが、ここがモナスティラキ広場でした。
おや? あの建物の隙間から見える神殿のような建物は??
おおお・・・パルテノン神殿!
うわさでは聞いてましたが、ほんとに街の中にドンとあるんですね。
いやあ、なんかいいなあ。この異国情緒豊かな雰囲気、ゾクゾクしてきました。
アジア人の顔は、ほとんど見かけないけど、私のようなアジア人が、キャリーバッグをゴロゴロやってても、好奇の目を向けられないのも気持ちいい。
しばらく、たたずんでましたが、日も暮れます。
まずはホテルへ行って旅装を解きましょう。
アテネって、日没遅いんだね。20時でもまだ夕方の気分。
さて、maps meにしたがって行動を起こしましたが、ほんとにこっちでいいのかな?
パルテノンに向ってるぞ??
しかし、遺跡だらけの街。いいですね。
思いがけずも味わうことのできたアテネの夕暮れ。
パルテノンは、あさって登りに行きます。
しかし、どうも、プラカ地区の路地に迷い込んでしまったようです。
なんか、maps meの調子がよろしくない。
maps meはこっちを指してる。ほんとに?
だんだん暗くなってきて、心細くなってきます。
しかし、今日は、よく迷子になる日だ・・・
ひょっとして、あれはミトロポレオス大聖堂の広場かな。
すると、やっぱりこっちでいいみたい。
オシャレな路地を進んで。
アテネ・シプリアホテルに投宿
ようやく出ました。今夜から2泊の予定のアテネ・シプリアホテル。
1泊12,000円ですが、ホテルズドットコムの特典で半額近い値段で泊まれることと、抜群に立地がいいのでチョイスしました。
とても清潔な部屋です。スタッフも親切でした。
夜のアテネ 賑わうシンタグマ広場
シャワーを浴びたら、疲れてはいるけど、シンタグマ広場のほうに散歩に出かけます。
アテネの街、というよりギリシア人の夜は遅いらしい。
だから現在21時とはいっても、全くの宵の口。
それと、街に出てきたのは理由があります。
明日は、早朝の飛行機でクレタ島に向かいます。
つまり、シンタグマ広場から出ているエアポートバスのバスストップの場所と、時刻表を確認しておく必要があります。
明日朝のフライトは6:50。4時前後のバスに乗りたいところです。
ちなみに画像は、アテネの生活の足、トロリーバス。
とりあえずは、シンタグマ広場へ。
アテネのへそともいわれるこの広場。さすがに夜でも賑わっています。
観光客ではなく、地元の人たちのよう。
向こうに見えるのは、地図によると国会議事堂。
しかし綺麗な通りだよね。石畳の表面が、濡れたように光って見えます。
さて、エアポートバス、どこかな・・・
この飛行機のマークは、間違いない、これでしょう。
シンタグマ広場の南の端にありました。
さて、気になる時刻表は・・・
24時間動いてるって、ほんとだったんですね。
よし、4:25のに乗ると決めました。
一安心して、今度は腹ごしらえ。
今日は、朝の機内食のほかは、道の駅のパンしか食べてません。
ホテルの裏通り。ここでいいんじゃない?
奥で、肉をジュージュー焼く、オシャレな屋台という感じ。
スタッフのおすすめで、チキンケバブ。ボリュームもたっぷり、おいしかったです。
初日から大車輪の行動で、さすがに疲労困憊。
現在22時。明日に備えて、寝るとしましょう。
明日は4:25のバス。起床は3:45。起きれるかな・・