ブログから数ヶ月離れて・・PS2ゲーム【三国志Ⅹ】にハマる日々

いろんなことがあって、ブログを数ヶ月更新していない。

これは、ブログを書きはじめて6年目にして初めてのこと。

といっても、記事というよりたわいもない日記のようなブログだけど、数えてみたら、この5年間でいちおう1,061記事。

1.7日に1記事を更新してきたのに、どうしたんだろう・・

で、この間、なにをしていたのかというと、ずっとゲームをしていた(^^)

歴史シミュレーションゲームでおなじみのコーエー「三国志Ⅹ」である。

PS5がいまだに品切れだってご時世に、今さら20年前のハードPS2かよ、と言われそうですが、なんたってソフトが安い。

ツタヤで100円だった。もちろん2004年に発売された中古だけど。

もともとコーエーの歴史シミュレーションゲームは大好きで、「大航海時代」や「太閤立志伝」なんかは、24時間連続でプレイしたこともある。(そんなこと全く自慢にならん・・)

三国志シリーズも、初代PSでいくつかプレイしていた。

ゲームにハマる、たとえようのない陶酔感。

やったことはないけど、パチンコやカジノなんかも、そんなものなのかも知れない。

マカオでカジノにハマって、一文無し寸前までいった沢木耕太郎氏も、そう描写していた。

というわけで、ここ数ヶ月は、自宅にいる間はずっとゲーム三昧。

ブログの管理画面すら開けることのない日々が続いてました。

※「三国志Ⅹ」のゲーム攻略が目的の方は、本記事下方にお進みください。

 

ところで、こうなった理由はわかっている。

 

二つの出来事からの現実逃避。

一つは外国に行けないことの渇の癒し。

もう一つは、「働く」ということが分からなくなってしまったということ。

真面目に会社勤めをしていると、運のいいことに昇進することがあるが、その昇進があったのが2021年の6月。

その日を境に、私の会社員生活は一変。

もちろん昇進にともなって昇給もあったけど、なんと休暇が一切取れなくなってしまった。

厳密にいえば制度的な休暇はあるが、福利厚生的意味合いではなく、企業統治的に設けられているもの。

したがって、祝日が多く、例年必ず休暇をとって旅に出かけていた9、10、11月なのに、どこも行けてない。

そして、役職が重くなったので、これまで以上に世間体を気にしなくてはならない。

すなわち、緊急事態宣言下に旅行なんてもっての外。

経営責任もあるから、政情不安な国に出かけて行って、何かに巻き込まれるとか、帰国便が遅れて月曜日に遅刻するなんて許されないだろう。

今までだって相当注意して回避してきたけど、万一トラブっても、言い訳できる立場なのかどうかで、行動も躊躇してしまう。

 

しかし、それだけならまだいい。

 

責任は重くなるけど、給料も多少上がっているのだから、職務を忠実に果たすべきだろう。

ところが、それ以上に、仕事のモチベーションというもっと大きな問題に直面してしまった。

勤務する会社は基本ホワイト企業。従業員を過保護的なまでに大事に扱う。

ところが、任された組織(役職も含めて)はブラックそのものだった。

 

正直言って、辞めたくなった。

 

思えば、社会人になって数年の間は、「仕事を続ける」「辞めたい」という気持ちとの葛藤だったように思う。

しかし、この歳になって「辞めたい」と思うとは考えてなかったから、けっこう愕然としている。

 

毎日罵られ、業務を執行しても評価されることは皆無。

甘いといわれるかもしれないけど、仮に職場が戦場だったとして、とてもじゃないが自分の命を上長にあずけられる忠誠には至らない。

これは、まじめに仕事を遂行するということとは違う問題であると思う。

 

こういうときは、何も考えないに限る。

 

考えたところで、まともな思考回路を動かせないのだから、なにか決断したら、誤った行動を導いてしまうだろう。

なので、しばらくの間、心を無にして、機械のように仕事をこなしていた。

 

ところで、私はモチベーションが上がらないというセリフに、ものすごくアレルギーを感じる人間。

エラそうに聞こえるかもしれないけど、自分のモチベーション、すなわち気分なんて、しょせん自分でコントロールできる領域のもの。

人生において、もっとも困難なことは、他人をコントロールすることであって、自分すらもコントロールできないのなら、大人とはいえない。

他人が悪い、会社が悪い、世の中が悪い、そして自分は悪くない。

常に相手に非を求めていては、なんの打開策にもならないのである。

SPECの瀬文焚(加瀬亮)という熱血刑事も、確かこんな感じのセリフ言ってたな。

 

でも同時に、「運命はすべて自分で切り開く」みたいな「意識高い系」の人たちのスタンスも超苦手。

ホトトギスを用いた戦国三武将の詩を引用すれば、「鳴かせてみよう」の秀吉の考えが、基本的に人生を豊かにするとは思うけど何事も程度というものがある。

私の考えは「鳴かぬなら鳴かせる必要なしホトトギス」

鳴かせる工夫は試みるけど、無理なら逃げればよい。

その限界を早めに見極められるかどうかが、人生においては肝要。

どんなに努力したって、超えられない壁なんていくらでもあるんだから。

 

要するに、不条理なものからは逃げるが勝ちなんです(^^)

そして、その逃避先として思い浮かんだのがゲームだった。

それにしても、10年ぶりくらいにハマってる。

プレイ時間が132時間ということは、1日10時間毎日やっても13日。

これを武将を変えて3サイクルくらいやっているんだから、ここ数か月は、わき目もふらずにゲームに没頭していたと言ってよい。

シミュレーションゲームというのは、現実逃避するのに本当にうってつけだ。

自分が指揮官になったつもりで、配下武将を操り、内政や外交などの戦略を企てていく。

ゲームの世界では、能力に応じた動きをすれば、相応に評価され、労いの言葉もかけてくれるので留飲も下がる。

加えて、中国大陸を旅しているような感覚も得られるのが嬉しい。

休日にベッドにうつぶせのまま、四六時中ゲームに没頭する様は、とてもみせられたものではない。

どう考えてもビジネスマンには見えず、ニートあるいはひきこもりの姿そのものだけど、それがどうかしましたか?

休日は睡眠以外すべて。

平日も仕事に行く前と後、それこそ夢に出てくるまでプレイして、ようやく人心地がつくほどに気持ちが落ち着いてきた。

 

人生生きながらえていれば、抜き差しならないようなことにも遭遇する。

そんな時は、ひたすら現実から逃げて、気持ちを落ち着かせることだ。

日本版IR(統合型リゾート)に反対してる人は、人間の脳や身体は、休ませながらでないと壊れてしまうということを知らないんじゃないだろうか。

 

ひとつわかったことがある。

ブログって更新しなくても、それが直接的にアクセスには関係ないんだな、ということ。

2か月ちょっとの不更新でわかるはずもないが、アナリティクスを見てみると、むしろ増えている。

でも、書きたくないとき、自分の心身が分離され、表現をアウトプットできないときに無理に書いてもロクな文章にならない。

これは学生時代に日記を書いていたときに体験済みだ。

それこそ「日記」は毎日書いていたけど、失恋した時など、1か月くらい大学ノートが空白になるときもあった。

人生なんて、その程度でいいのだと思う。

 

ところで「三国志Ⅹ」に、とことんのめりこんだおかげで、ようやく、週末に時間をつくって(休暇はとれないけど)旅に出ようという気持ちになってきた。

それまでは、旅に出ようなんて発想すら忘れていたから、まさに100円の「三国志Ⅹ」さまさま。

たった100円で、HP(ヘルスポイントw)が満タンになった気分だ。

中国大陸を旅できるようになるには、まだまだ時間がかかりそうだけど、奈良・京都を歩いて、疑似的な中国文化の香りをかぐのもまたよい。

というわけで、11月下旬の週末の旅は、今年3月の奈良・京都以来、またまた日本の古都を歩く旅になりそうだ。

 

ところで、「三国志Ⅹ」のプレイは、統率と知力にたけた「陸遜」ですすめていたが、やっとのことで天下統一を果たしたと思ったら、君主の「孫権」に謀反の濡れ衣をきせられ処刑されてしまった。

それ以来、「呉」を目の敵とする陣営をとるようになってしまった(^^)

 

追記:三国志Ⅹ速攻攻略

普段言わないグチをはきだす記事のつもりだったのに、ゲーム攻略を求めてこられる方もいらっしゃるようなので、速攻で攻略するワザをひとつ。

  1. 「軍師」能力を持ち、「統率」の高い武将でスタートする。
  2. 同じく「軍師」を持ち「統率」の高い武将を2~3人くらい仲間にする。
  3. 井闌(せいらん)の武器製作が可能な都市を自陣とする。
  4. 兵科は弓兵系だけでよし。元戎弩兵まで強化させる。

これだけですw

というのも、井闌(せいらん)を組み立てて、弓を放つのが最強部隊だから。

しかも、井闌は城壁の上にも組み立てられるし、弓兵でも元戎弩兵まで強化できれば、なんと相手を貫通攻撃できます。

そして、「軍師」を持っているということは、自分は前線にでなくても、他の武将を動かすことができる。

はっきり言って、無敵です!(^^)!

(レッドクリフとか見てると、井闌なんか簡単には組めなさそうだけど)

ちなみに、井闌をつくれる都市は、陳留、永昌、桂陽、建安、江州、寿春、新野、平原。

弓兵を元戎弩兵まで強化できる都市は、宛、漢中、江夏、武都です。

ゲームを楽しんで、よい人生を!