「あやうく一生懸命生きるところだった」by韓国人作家ハワン 生き急ぐのに疲れたら立ち止まろう

私は、自分でも思うんですが、けっこう急ぎ足で生きてる人間のほうに入る気がします。

すべての人に、時間は均等に与えられているはずなのに、自分だけ、非効率に使っているような錯覚が、急ぎ足の生活を招いている。

やりたいことが多いと、どうしても、合理的に解決してしまおうとして、いろんな積み上げを目論むんですが、それがけっこう疲れたりする。

なので、たまにこんな本を読みたくなります。

職場で新聞の電子版を読んでいたら、広告が目にとまって、その場でポチりました。

韓国人は、嫉妬激しく執念深いらしい(真意のほどは知りません)

その韓国人ハ・ワン氏が書いたというのにも興味がわきました。

さっそく紹介しましょう。

著者 ハ・ワン氏のエピソード

  • 学生時代「ホンデ病」にかかり、三浪してようやく合格
  • しかし、学費を稼ぐアルバイトのため学校に行けず。
  • 30歳を過ぎてようやく仕事に就くも、自分の人生に疑問を感じ会社を退職。
  • フリーのイラストライターを目指すが、自分がそれほど絵が好きでない事実に気づき愕然。
  • 以降、ごろごろとなにもせず、ビールを飲むのが日課。

ちなみに「ホンデ」とは、弘益美術大学のことで、韓国一の難関美大だという。

つまり、その弘益美術大学に受かるまで、盲目的に何浪もしてしまうのが「ホンデ病」。

韓国では、「ホンデでなければ美大にあらず」と信じられているそうだ。

 

要するに、ハ・ワン氏は、

  • けっして裕福な家に生まれたわけではないので、一生懸命人生を生きてきた。
  • にもかかわらず、日増しに不幸になっていくような気がした。
  • そのうちに「努力は必ずしも報われるものではない」ことに気づき、一生懸命に生きるのがイヤになった。

という経歴のようです。

韓国の事情というのも透けて見える

「努力が足りない」ではなく「システムの問題」であるらしい。

けっして「努力をするな」と言っているわけではない。

つまり「努力すればすべて何でもうまくいく」という考え方は危険。

その場合、うまくいかなかった場合、ほぼ間違いなく、自分自身の努力が足りないからだという結論に達する。

何かを成し遂げてやろう、と考える事柄は、うまくいかないケースのほうが多いのだから。

すると、その結果、自分自身を責めて、自己嫌悪から抜け出せないという悪循環に陥る。

ハ・ワン氏は、韓国社会を上記のように分析しています。

 

じっさい、氏の著作がリリースされたのち、韓国では『あやうく楽に生きるところだった』という本も発売されたとのこと。

ようするに、「努力は義務だ」みたいな、本書とは真逆の考え方。

韓国では、多くの現役世代の方が苦しんでいるそうです。

なかなか大企業の正社員になれないなど「格差社会」が広がっている。

氏は、韓国の現状を、個人の努力だけではどうにもならない構造的な問題としています。

 

私にも意見を言わせてもらえれば、完全に「儒教社会が生んだジレンマ」ですね。

盲目的に目上の人間を尊敬せざるを得ない社会では、目上の人間は、頭ごなしに「もっと努力しろ」「努力が足りないからだ」というだけです。

実は、日本も、ほぼ同じ問題を抱えてますよね。

このへんは、2,000年以上にわたって東アジア地域に根付いてしまった「儒教社会の悪しき慣習」だと、私は思っています。

執着は分散させよう

やっぱり執着は分散させる必要があるよね。

この本を読んで、教えられたことは、その1点。

あの「マコなり社長」も常に言っている。

一点執着は疲労しかうまないと。

もちろん、目標定めて努力するのはいいんだけど、それがひとつだけだと、予期せぬ事態に巻き込まれたときに、自分自身の心の修正が効かなくなる。

私が人生をかけて執着しているものといえば旅に出ること。

バケットリストの1位に常時君臨する「長期世界一周」はぜがひともかなえたい。

でも、世界一周なんて、やったことある人数えきれないくらいいるほど、いまではハードル下がったし、出発する時期さえ調整すれば、いくらでも可能なのである。

それに、世界一周にならずとも、アジア各国で長期滞在みたいに、若干方針が転換されてもいいじゃないか、そう考えると、いつでも実現できそうな気がしてくるから面白い。

結局、人生はバランスが大事なんですね。

人生に悩み疲れたときに立ち止まる勇気

読み終わって、韓国人にこんな本が書けるんだ、と思った次第。

本のラストには、ハ・ワン氏が言いたい一言が述べられていた。

天才は努力する者に勝てず、努力する者は楽しむ者に勝てない

孔子の言葉ですね。

同じ人生なら、「一生懸命」より「楽しく」。

結果のために耐える生き方ではなく、過程そのものを楽しもうと。

 

 

ここ数ヶ月、私はかなり急いでいた。

  • ブログのライティングスキルを向上させる為にセミナーに参加
  • そこで出された課題を履修
  • 今までやってこなかったSNSにも参加
  • 旅日記しか書いてこなかったブログに、新しいジャンルを入れて毎日更新

正直けっこう大変である。

 

やっぱり立ち止まることは大切だ。

月に一回はこの手の本を読んで、頭を冷やした方がいい。

あらためて思った。

 

そもそも、セミナーに参加した理由はなんだっけ???

ひょっとしたらブログが収益化されて、その収益で長年の夢であった世界一周に旅立てたなら、などと考えたからだ

私の夢は、長期世界一周であって、ブログやSNSで発信者になることではない。

その長期世界一周をブログ収益だけで成り立たせることが困難なのであれば、別の方法を考えればいいだけ。

 

世の中、地球規模の危機的状況で、とても旅立てる様相にない。

だったら、その間、お金を貯め続ければいいじゃないか。

そういうことなのだ。

旅行に行けないということは、お金が貯まるということ。

それは、夢である長期世界一周の実現可能性が近づいてくることを意味するのだ。

旅に出なければお金が貯まる。

こんな当たり前の事を思い出させてくれた。

やっぱり立ち止まりは必要だ。

旅に出るもよし、出られないもよし。

少し見方を変えるだけで、一挙両得。

しかも、最近の生活スタイルの改善から、ブログの毎日更新が実現できるようになった。

しかも、本書を読んで、急ぎすぎないことのアドバイスももらえた。

「あやうく一生懸命生きるところだった」by韓国人作家ハワン

努力することに少し疲れたら、一読をおススメします(^_^)

タイトルとURLをコピーしました