廟街
沢木さんが「信じられないような光景」と称した廟街。
残念ながら、私が訪れたのは昼。
当然のことながら、夜店の大ストリートも準備中。
昼と夜で姿を変えるストリートは、この世界にいくらでもあるんだろうけど、私は廟街のそれを見てみたい。
スターフェリー
沢木耕太郎さんが「60セントの豪華な航海」と称したスターフェリー。
私が乗った40年後も、2.2香港ドル≒30円。
おそらく香港島のビル群は著しく発展を遂げているのに、通行料が40年前とほとんど変わらない不思議。
日本円の価値も上がったからかな。
失われた平成30年なんて表現をよく目にするけど、日本もよく頑張っている証だね。
マカオ フェリー
沢木さんが、香港の喧騒と熱気から一休みしたいという理由でのったマカオフェリー。
当時も今も所要時間は変わっていないが、現在はなんと香港とマカオは陸続きだ。
大陸中国とはあきらかに異なる文化圏の香港とマカオ。
それは、埠頭に降り立っただけでわかる。そしてマカオは香港とも違う、どこか洗練された輝きがある。
ホテルリスボア
「深夜特急」1巻にて描かれたマカオのカジノ。
沢木さんを魅了したホテル・リスボアの「大小」に私も挑戦。
そして数秒で300香港ドルが消える。
私には、賽の踊りを楽しむ余裕も胆力もなく、ギャンブルの冷徹さを思い知らされただけだった。
私には、ギャンブルより、陰と陽が交じり合ったマカオの街の散策の方が楽しかった。