日本から40時間以上かけて、アルゼンチンにやってきました。
地球の裏側に来るというのは、こういうことなんですね。なんか、実感としてつかめたものはあります。
陽もしっかり昇って、ブエノスアイレスの街並みが見えてきました。
いよいよ、そのアルゼンチンに降り立ちます。気持ちも高まります。
ブエノスアイレス エセイサ国際空港に到着
ランディングと同時に拍手が沸き起こりました。
決してうまい着陸とは思いませんでしたが、アルゼンチン国民の儀式なんでしょうか。
天気もよさそうです。南米大陸に降り注ぐ太陽の光がまぶしい。
イミグレーションの列に並ぶと、これまた大行列。
この時間、南米各国からのフライトが集中しているようです。
時刻は午前7時ちょっと前。一日がはじまる時間ですもんね。
入国審査では、親指の指紋と顔写真、それと、いくつか質問を受けました。
- 「滞在は何日?」 :約1週間です。
- 「1週間! そんなんでいいの!?」:まあ、はい・・・
- 「行く予定の街は?」:ウシュワイア、エルカラファテ。 「オオ、グラン×××・・」
そして、「グラシアス(ありがとう)!」と言って、めでたくアルゼンチン入国です。
うまれてはじめてスペイン語を使いました。
そして、税関。
アルゼンチンの税関は厳しいと聞いていて、書類にもいろいろ書きましたが、書類は不要、そしてフリーパスで入国です。
アルゼンチンペソへの両替
さて、なにをおいてもまずは両替です。持参したドルをアルゼンチンペソに替えましょう。
両替所は、空港のすみの、ちょっとわかりにくいところにありました。
なんか、並んでます。
しかも、今まで経験したあけっぴろげの両替窓口とは雰囲気が異なります。
日本から持ってきた600USドルを出すと、9,000ペソになってかえってきました。
100ペソ紙幣が90枚。なんか、お金持ちになった気分ですが、一応、その場で一生懸命数えます。
銀行といえども信用するな、と「地球の歩き方」には書いてありますから。
たしかに90枚ありました。グラシアス!!
(写真は、その後、何枚か使った後なので90枚はありません(笑))
このときのレートは、1アルゼンチンペソ≒7円。(2016年10月)
なので、100ペソ紙幣は700円の価値ということになります。
ところが・・・
なんと、3年足らずで、価格は約4分の1に・・・
いやはや、インフレとは怖い・・
さて、軍資金も手に入れ、旅の準備は整いました。でも、油断は禁物です。
「地球の歩き方」によれば、空港や、バスターミナルにおけるスリやひったくりが多数報告されています。
とはいうものの、まずは朝マックとでもしゃれこみましょう。
現地通貨を手に入れ、最初に使う瞬間は、気持ちがときめくもの。
こちらが朝マックのセット。52ペソ。
1ペソは7円弱なので、364円ということですが、びっくりしたのは、お釣り。
私は両替したばかりなので、当然100ペソ紙幣しか持っていません。
係が「2ペソ」と連呼するんですが、首を振っていたら、お釣りを50ペソよこしました。
本来なら、お釣り48ペソのところ50ペソ。なるほど、こういうお国柄なんですね。
朝マック食べながら、スマホをWifiにつなぎ、日本のニュースを見ると、見事にカープ敗れました(ToT)/~~~
でも、ミスもけっこうあったし、仕方ないんじゃないかな。課題を確認できたってことで、来年につながる敗戦でしょう。若手選手が多いカープ。日本シリーズで戦えたことは、すごい財産を得たと思います。
日本ハムの皆さん、おめでとうございました。地球の裏側より(笑)
バスでレティーロ地区へ
さて、腹ごしらえも終わり、バスターミナルへ向かいます。
市の中心部セントロまで、バスで小一時間。そのなかでも、ホテルを予約してあったレティーロ地区へまず向かいます。
レティーロまでは190ペソ(1,330円)とありますね。
はっきり言って、何をしゃべっているのか全くと言っていいほどわかりませんが、「レティーロ!レティーロ!」と連呼していたら、チケットをくれました。
そして、バスに乗り込みます。
車内は完全に満席。最後部の5人掛けシートの真ん中、ほんとに最後の一つの席をゲット。
両側は家族連れ。私と同じように、深夜便でブエノスアイレスに着いたんでしょうか。
お母さん、疲れ切っています(笑)
なにはともあれ、無事にアルゼンチン上陸を果たしました。
日本を発ってから、空港での夜明かしとかいろいろありましたが、40時間以上かけての到着です。
ずっと来たかったアルゼンチン。そりゃ感慨深いってもんです。
これで、海外訪問国13カ国目(^^)v
めいっぱい楽しみますよ。まだ上陸初日です。
ブエノスアイレス街歩き開始
さて、ようやくたどり着いたブエノスアイレス。ここは、空港からのバスターミナル。
今日の夜には、いったん出発することになりますが、それでも、十分時間はあります。
「~歩き方」には、バスターミナルに着いた瞬間に貴重品を丸ごとひったくられた、とか、一眼レフをさげて歩いているのは盗んでくれと言っているも同然、とか、注意を呼び掛けています。
はるばる地球の裏側まで来て、達成感より緊張感。
まずは、重い荷物をどこかに預けたい。で、思いついたのが、昨夜泊まれなかったホテル。
事情を説明して、荷物だけでも預かってもらいましょう。
ちなみに、気温は20度以上ありそうです。
まわりをキョロキョロしながら、ホテルと思しき方角へ歩いていきます。
キョロキョロするのは、警戒心から。人通りがふっと途切れる瞬間があって、正直怖い。
そもそも、ここには夜到着予定でしたから、バスターミナルから近いホテルをチョイスしてありました。
で、この街角にあったのが、泊まれなかったホテル。
英語もなかなか伝わらず、「昨夜予約していたが、たった今ブエノスアイレスに着いた。荷物だけでも預かってほしい。」という意思を伝えるのに一苦労。
でも、理解してもらえると、すごく親切なホテルでした。
ちなみに、Esplendor Buenos Airesというホテルです。
身軽になって、本格的に街を歩きだします。
治安の悪さばかり頭にこびりついて、なんか身体が固い・・・
人通りがあれば、安心なんですけどね。
とりあえず5月広場の方に行ってみましょう。
ヨーロッパを模した街並みと表現されるようですが、私は、まだヨーロッパ見たことないし、とても新鮮に映ります。
ただ今の時刻は土曜日の午前10時です。
繁華街に出たようです。
1ヶ月前にイスラエルの街を歩いたばかりなので、驚きはありませんが、あきらかに日本とは異なる街並みに感動しています。
しかも、道行くアルゼンチーナは、男女ともにおしゃれでカッコいい。
街並みもカッコいい。
ブエノスアイレス・バスの乗り場に来ました。
このブエノスアイレス・バスは、開放的なルーフのバスで、ブエノスアイレスの主要どこをグルグル回ってくれます。そして、チケットを買えば何回でも乗り降りができて、しかも20分間隔でバスが回ってくるという優れもの。
1週間後にもブエノスアイレスにはやってくることですし、本日は、このバスで街並みを瞥見するのも一考です。
天気もいいですし。
ところが、すごい行列で、なかなか順番が回ってきません。土曜日だからかな。
なんか、今回の旅。並んでるけど順番が回ってこないってケースが多い・・・
20分並びましたが、一向に進まないので、あきらめます。
1週間後のブエノスアイレス再訪時に乗りましょう。その時は平日だし、オープンと同時に並べば大丈夫でしょう。
ちなみに、並んでるのって、郊外から来たアルゼンチーナなのかな。
さて、どこに向かいましょうか。