さて、ノービザで、5年半ぶりに中国大陸へ渡れることだけに感動して、訪れた上海・浦東国際空港。
ふつうの旅行者なら、アリペイやWe Chat Payなどを設定してから入国するんだろうけど、週末弾丸のため、なにも用意せずに乗り込んでます。
当たり前ですが、天下のチャットGPTも反応してくれません。
さしあたって、行こうと思っている場所は、上海郊外の周荘鎮。
大陸中国はGoogleマップもこの通り。
要するに、乗換案内などはまったく対応しません。
メトロ2号線で上海浦東から上海虹橋駅へ&高徳地図のセット
まあ、最初からわかっていることで、至極当たり前のことをボヤいているわけですが、上海の西の郊外に行こうと思えば、まずは虹橋空港方面に出ておけば間違いはないでしょう。
お、懐かしいリニアモーターカーの文字。
浦東から虹橋へは、いろんなルートがあるけど、一番簡単なのは地下鉄2号線に乗ること。
これならば、乗り換えなし、勝手に虹橋に運んでくれます。
キャッシュ使えるかな・・・と、のぞいてみると大丈夫。
5年前に使い残した元紙幣が使えました。よかった。
中国はキャッシュレス社会、現金など使えない、みたいな偏向報道をたまに見かけるけど、そんなことはない。
ただし、クレジットカード(VISAなど)は使えないケースがあるので、私のようなWe Chat Payすらもダウンロードしてない旅行者は、現金に頼ることになります。
料金は8元(160円)だったかな。
1時間半も乗ることを考えると、相変わらず中国の地下鉄は安いです。
ところが、早朝にもかかわらず、かなり人が乗ってる。
始発だから、1本ずらせば座れたけど、めんどいので立ちんぼ覚悟で、そのまま乗り込みます。
「世紀大道」とか「静安寺」とか、懐かしい駅名が並ぶ。
立ちんぼなので、今のうちに「地図アプリ」をセットしておこうと思う。
Googleマップがあっても平気で道に迷う方向音痴な私が、地図なしで周荘鎮へたどり着けるとは思えない。
まして、今夜の宿は、その先の西塘古鎮で確保している。
そこで「高徳地図」というアプリをダウンロードしました。
中国人に人気の地図アプリらしいですが、中国語がわからない私でも、漢字を見つめていれば、なんとなく言わんとすることはわかる。
現在地と行き先を設定すれば、Googleマップのように、公共交通機関での乗り換え案内をしてくれます。
これによれば、想定通り虹橋駅まで行けば、メトロとバス乗り継ぎで周荘鎮まで行けるみたいだ。
やっぱり、文明の利器はすごい。
そして、虹橋駅に着いて、朝マックの朝ごはんです。
地下鉄17号線&バスで虹橋⇒朱家角⇒周荘鎮
高徳地図で、メトロ&バスで周荘鎮に行けることはわかったけど、あらためて路線図を眺めると、これから乗る17号線は、なんと上海古鎮の大御所「朱家角」まで通じていた。
そこへ、いまはなんとメトロで行けるとは・・・中国の公共事業のスピードはすごい。
地下鉄17号線は、うすいモヤのかかった上海郊外を西へ。
ちなみに、12月の上海の気温はこんなもの。東京とあまりかわりません。
17号線は、虹橋から30分ちょっとで朱家角へ。
つまり、浦東空港から、2時間ちょっとで水郷古鎮に来れるということなんだね。
高徳地図は、次の駅でのバス乗り換えを示唆してましたが、せっかくなので朱家角乗り換えを選択。
ここで降りました。
7年前はなかったので、できたばかりの朱家角駅。りっぱです。
高徳地図を見つめながら、バスターミナルへ出向くと、ちゃんとバスがいました。
高徳地図のアプリは、バス路線の正確な時間までは追えないけど(路線によっては詳細表示)、1時間に何本とか表示してくれるので、待ち時間の目安もわかります。
久しぶりに乗る中国の路線バス。
かつては1元(20円)とかで乗れたけど、さすがに3元と値上がりしてました。
それでも60円、これは安い。
おや、なんとなく水郷古鎮らしくなってきましたね。
そして、周荘古鎮の入り口につきました。
この眺めは、たしかに大陸中国のもの。
羽田を深夜の2時に出て、寝不足状態でここにたどり着きましたが、すごく嬉しくなる光景。
そして、水路もまた、大陸中国を実感するもの。
周荘とは、上海にいくつもある古鎮において、かなり歴史は古く、宋の時代までさかのぼるという。
中国政府からも国家5A級景区という最高級の認定を受けている水郷古鎮。
そんな、日本でいえば国立公園のような景区に向かって歩きます。
私からすれば、こんなだだっ広い道路も、中国らしい景区。
ようやく、周荘の街に入ったかな。
古鎮の入り口に着いたみたいです。
かすかに五重塔のような先端が見えますね。
今回の上海週末弾丸は、周荘古鎮から西糖古鎮と、水郷めぐりに徹するつもり。
では、水路に沿って歩きはじめますか(^ ^)