サンホセを出てから約15時間。
感覚的には、一日中バスに乗っていた気分。
バスはパナマ運河の水路を橋で越えました。
いよいよパナマシティ到着です。
パナマシティのハブターミナル・アルブロックでのひととき
サンホセから、延々16時間走り続けてきたわがTICAバス。
パナマというより中米のハブといってもよい大ターミナル、アルブロックに到着です。
このアルブロックターミナルは、バスのハブ拠点であるだけでなく、モールあり、空港あり、メトロありと、まさにパナマシティの交通の要衝。
だから、賑やかさもハンパない。
カッコいいな。なんという名前か知らないけど、このバスかっこいい。
ターミナル内は、ふきぬけの2層構造になってました。
2階が到着階。1階が出発階と空港のようなイメージ。
今夜のホテルは旧市街と新市街の中間。
太平洋岸のプロムナードに近いホテル。
そこへも、ここからメトロで簡単に行けます。
そしてこれが、乗車に必要なICカード発行機。
2ドルを払ってICカードゲット。
このうち、何ドル分がデポジットになってるのかわからないけど、まあ使ってみよう。
メトロの乗り場はこっちらしい。
スペイン語だらけでも、交通機関くらいは判読できる。
メトロのホームに行くには、バスターミナルをまたぐ長い跨線橋を通る必要がある。
そこからターミナルを見下ろすと、まさに壮観な眺め。
私の旅歴では、フィリピンで見かけたジプニーを少し大きくした感じに見える。
しかも、マフラーというのか排気口が空を向いていて、これはコンボイそっくり。
日本では、まず見ることのない風景に出会って、遠い国に来た実感が最高潮。
こんなカッコいいバスも、いずれなくなっちゃうのかな。
パナマ入国以来、私の心を動かしたのは、まずはこの巨大版ジプニーでした。
そして、跨線橋を渡ります。
快適なパナマシティのメトロ
清潔で快適なメトロのコンコース。
パナマシティのメトロは2014年に1号線が開通。
パナマシティの新市街を東西に横断する形で結んでいます。
だから、市民にとっても、旅行者にとっても、とても便利な足。
きれいだし、料金は1回0.35ドル。
1ドル100円時代なら35円。150円時代なら52円。
渋滞はないし、クーラーは効いてるし、パナマシティにおいて、もっとも快適な乗り物と言ってもいいかも。
私が降りるのは、アルブロックから2つめの、ロッテリアという駅。
乗り心地も快適。あっさりと、ロッテリア駅に到着。
ロッテリアというくらいだから、駅前には、宝くじ売り場でもあるのかな、なんて探したけど、そんなものはなしw
コスタリカから、長時間バスに乗って、パナマにやってきたけど、なんだか既定路線のようにホテルの最寄駅にたどり着けて、逆にとても妙な気分。
パナマシティの市街に、地下からいきなり顔を出したこともあって、少々きょとんとしています。
でも、既定路線であろうと、それを実地検証のようにたどるのも楽しいし、その道中で目に映る情景は間違いなく新鮮。
何が言いたいのかというと、どんなに情報社会が進んで便利になっても、旅の楽しさが失われることはないということです(^ ^)
さて、パナマシティで3泊するホテルに着きました。
旅装を解くのもそこそこに、夕暮れの太平洋岸の散歩に行ってきます。
夕暮れの太平洋岸のプロムナードを歩いてみる
メトロのロッテリア駅から海岸へ行くにはこんな感じ。
迷うようなルートではないですが、このエリアは、旧市街と新市街の中間。
いわば、どっちつかずの場所で、治安が良いとはお世辞にも言い切れない場所。
そんな予備知識を持っていたので、いちおう警戒してるぞオーラを出すために、まわりをキョロキョロしながら、足早に海岸通りへ。
バス通りをまたぐ遊歩道。
これを越えれば、プロムナード。
治安を気にする必要のない市民の憩いの場が広がっているはずです。
その遊歩道から眺めるパナマシティ新市街。
ここで、はじめて、パナマシティが近代的大都会であることを認識。
コスタリカから遠路はるばるやってきた。
そして、パナマには2日滞在する。
だから、そのままホテルで休んでもよかったんだけど、身体にむちうって、そのまま海岸通りに出てきたのは、パナマシティの天気が変わりやすいから。
いまは8月。雨季にあたります。
パナマの雨季は熱帯雨林気候そのもの。
要するに、毎日のように雨が降ります。
なので、スコールが多い夕刻。
プロムナードを歩きながら、太平洋岸の夕暮れを楽しめる日なんて、そう多くはないはずなんです。
バスターミナルに着いて、けちらすように海岸にやって来て正解だった。
夕陽は見えなくとも、薄暮の雰囲気ある海岸に接することができて大満足。
こちらは旧市街方面。
2日の滞在で、新市街、旧市街とも歩くつもり。
いまから楽しみでしかたない^ ^
パナマといえば、太平洋と大西洋に挟まれた国。
だから、海辺の景色とは切っても切れないと勝手に思ってた。
そんなパナマシティの風景と出会えて感無量です。
気分が高まったついでに、撮ってもらいました。
太平洋の向こうに、太陽が沈んでいきます。
晴れてたら、どんな色だったんだろうか。
でも、こんなにビル群が立ち並んでるとは知らなかったパナマシティ。
海岸にパームツリーが並んで、その向こうにビル群が立ちはだかる光景は、私の旅歴では香港とかシンガポールくらいしか思いつかない。
パナマの人口は約450万人。
GDP成長率は7%超え。出生率は2.3人。
いずれも、日本がうらやましくなるような数字。
そんなパナマシティのリゾート海岸のような夕暮れの風景を眺めます。
毎日でもジョギングしたくなるようなプロムナード。
これは、アライグマかな。
ふつうに海岸に生息しているみたいです。
このプロムナードは、観光地でもあるのかな。物売りもいます。
お土産だけでなく、軽食も。
日も暮れてきたパナマシティ。
明日は、パナマの誇る一大建造物パナマ運河を見学する予定。
刺激的な毎日が連続して、楽しみが尽きない。
中南米に着いてから、3日目の夜を迎えました。