さて、13時間のフライトだけど、まったく疲れ知らずで到着したメキシコシティ国際空港。
ビジネスクラスとはよく言ったもの。
会社の出張経費でないと乗り切れないというのもあるけど、現地到着後すぐに商談に入るような生粋のビジネスマンもいるだろう。
さすがに、そんな戦うような人間がエコノミー席というわけにはいかないよね。
本来、そのような席を私のようないっかいの旅人が使わせてもらったことに感謝しながら、近づいてくるボーディングブリッジを眺めます。
メキシコシティ国際空港のイミグレ&発券された謎のレシート?
本来、こんなとこで写真なんて撮っちゃいけないんだろうけど、あまりにガラガラだったので、撮ってしまった。
旅の序盤、最初の軽い関門が、このメキシコシティ国際空港での乗り継ぎ。
いわゆる自己乗り継ぎで、もしANAが遅延したら致命的だったけど、ANA機は11,200kmという長躯であったにもかかわらず、涼しい顔してON TIME。
サンホセ行きのアエロメヒコ機のフライトは20:25で6時間もあるから、あっさりと最初の懸念が払しょくされてしまった。
6年前も、同じようにANA機でやってきて、そのときはやはり同じくアエロメヒコでメリダに飛んだんだけど、そのときの乗り継ぎは3時間半。
そしてイミグレは激混みで、行列で待っている間、気が気じゃなかった懐かしい記憶が頭に浮かぶ・・・
さて、並ぶ必要もなく、すいすいと流れに沿って進んでいくと、ある分岐があって、
「お前のパスポートは? よし、こっちだ。」
とばかりに案内されたのが自動化ゲート。日本のパスポートは目立つからw
そこで、スキャナにパスポートを押し付けているうちに、ゲートが開いてそのまま入国。
パスポートにスタンプも押されない・・・
そして、発券されたのが、この謎のレシート。
正直、メキシコで短期滞在、あるいは乗り継ぎの際にビザなんていらないだろうと、タカをくくってやってきたので、完全にノーマーク。
とりあえず、iPhoneで撮って翻訳すると・・・
入学日とは、なかなか愛嬌のいい翻訳だけど、要するに、
- QRコードをスキャンするかURLを入力
- それはスペイン語環境のPCで行う必要がある
- サイトにアクセスできたら、FMMDと呼ばれる書類が現れるので印刷する
- 以上を速やかに行う必要がある
とのことで、このFMMDを所持せずにバスに乗っていて、警察や移民局に拘束された事例が実際に起きているとのこと。
特に、メキシコ南部では不法移民がアメリカを目指しており、取り締まりが厳しいらしい。
それは、メキシコ人がアメリカを目指すのではなく、ベネズエラ人などがアメリカを目指すのをメキシコが取り締まっているということ???
いずれにしろ、それは大変ということで、そのサイトにアクセスしようとしたけど、Chromeなどの設定をスペイン語にしてもアクセス不可。
なにやってもダメ・・・
なんか、よくわからないけど、今のところは、市街に出ることなく、そのままコスタリカへ出国だから大丈夫かな・・・
でも、帰国時は、トランジットを利用して、少し街を歩いてみようと思ってるんだけど、どうなるだろう・・・
不安をかかえたまま、旅を続けることになりました(^ ^)
T1からT2へ
でも、とにかく、メキシコの人になりました。
DEとかSALIDAとか、スペイン語の国に来るの久しぶり。
それだけでも嬉しい。遠い国に来た気分になります。
まずは、ANAで到着したT1から、アエロメヒコのT2に移動しなくてはならないんだけど、ここで6年前の記憶が一気によみがえる7番ゲート。
ここから、T2へのバスが出てるんだよね。ほんと、懐かしい。
アエロトレインがあるのに、空港の外の空気を吸いたくて、わざわざバスで移動する物好きな旅人。
懐かしさに浸りながら、誰だかわからない等身大以上のサッカー選手の肖像を眺めます。
ちなみに、サッカーはルールもチーム名も選手も誰一人として知らない、スポーツ音痴ですw
ひょっとして、サッカー選手じゃなかったりして^ ^
さて、バスが来ました。
何度も言ってしまうけど、ほんとに懐かしい。
バスの形といい、サイドのサインといい、何もかもが6年前と一緒。
日付変更線をまたいだだけで、6年分時が戻りましたw
でも、当時16ペソだった料金は20だか30ペソに値上げされてました。
いくらだったか忘れたけど。
16ペソを予想して、自宅からあまりのペソを持ってきたんだけど、ギリギリ足りてよかった。
そして、T2に到着します。
この吹き抜けの感じも懐かしい。
ところで、メキシコシティ国際空港のT2は、ご当地アエロメヒコ航空のためのようなもの。
そして、基本的にカウンターはなし。セルフチェックインがメイン。
こういうの見ると、
みどりの窓口廃止だけで大騒ぎになる日本のデジタル化度は、本当に低いよなぁ・・・
ところで、私の乗るサンホセ行きは20:25なので、ボードにもまだ案内がない。
チェックインもできないので、しばし、T2のコンコースを用もないのにうろつきます。
うろつくのにも疲れたので、
みんなのマネをして、フロアに寝そべります。
これが苦痛かというと、そんなことはない。
みんなと同じように、目の前を行き交う人々を眺める。
ひとり旅において、これがなんともいえず楽しい瞬間。
とにかく、中南米のひとり旅がはじまりました。