さて、腹ごしらえもしたし、午後はどこを見て回りましょうか。フライトは本日の夜中。時間はたっぷりあります。
ぶらぶら歩いているうちに、せっかくイスタンブールに来たんだから、ヨーロッパ側だけ歩いていてもつまらない。アジアサイドに行ってみよう、そんな気分になりました。
ヴァレンス水道橋
ここ、グランドバザールから、ボスポラス海峡の船着場に行くためには、ベヤズット地区を北に行く必要があります。
でも、それだけでは芸がないので、ベヤズット地区を斜めに横切って、ヴァレンス水道橋を見ようと思いました。
バザールを出ると、すぐ横にイスタンブール大学がありました。

学生さんたち?

イスタンブールの街は、どこを切り取ってもモスクが建っています。

そのまま、歩いていくと、ヴァレンス水道橋が見えてきました。
ローマ帝国、ヴァレンス帝時代の378年に完成した水道橋。オスマン帝国時代も使われていたとのことです。

今は、橋の上を歩くことは禁じられているようです。

金閣湾の波止場でアジアサイド行きのフェリーを探す
そのまま歩くと、昨日と同じように金閣湾に出ました。昨日登れなかったガラタ塔です。

そういえば、イスタンブールに来てからトラムはしょっちゅう乗ってますが、バスは一度も乗ってませんね。

さて、どこに行けば、アジアサイド行きのフェリーに乗れるんでしょうか。

陽が出ているので、昨日より暖かく、風もおとなしめです。


いったん、ガラタ橋の上に。
橋の上では、また釣りキチがいっぱい。しかし、今日は月曜日だよ。あなたたち、仕事は?

橋の上の人に聞いたら、フェリー乗り場に行くには、いったん橋を降りなくてはならないらしい。
そこで、橋の下に降りてみました。遠くから見ただけでは屋台が並んでいるだけかと思いましたが、しっかりとしたレストランです。



ボスポラス海峡を渡るフェリー
ガラタ橋を降りて、埠頭にたどり着くと、今まさにフェリーが出航しようとしているところ。
行き先を尋ねると、「ユスキュダル」。アジアサイド側の地名であったので、そのまま飛び乗ってしまいました。
このフェリーは例の「イスタンブールカード」で乗れるので、チケットを買う必要がなかったです。
旅をこよなく愛する私としては、本来、イスタンブールはアジア側から訪れるべきもの。なんて考えもありました。そのアジア側へ、これから向かいます。
対岸のユスキュダルまで、15分の航海です。

今日は、海上も穏やかなようです。風はあまり吹いていませんが、波しぶきがそれなりにすごい。
慌てて、カメラをくるみます(笑)

地元の人たちも、甲板に出て、クルーズを楽しんでます。

新市街を左手に見ながら進みます。こうしてみると、イスタンブールって広い。
2日じゃ観きれません。また来ましょう。

登れなかったガラタ塔。

イスタンブールだけで4日間過ごすスケジュールでもよかったかもね。

新市街の奥のほうは、ビルが立ち並んで都会っぽいです。

アジアサイドの住宅街。

ボスポラス大橋。
これが、アジアとヨーロッパの架け橋。ボスポラス大橋。

アジアサイドの街、ユスキュダルが見えてきました。

アジアサイドの町 ユスキュダル
さて、到着です。滞在可能時間は3時間ほど。アジアサイドはどんな感じかな。

まずは、腹ごしらえといきますか。

サバサンドをオーダー。なんと売り切れとのこと。ふつうのケバブを食べました。

街を歩いてみます。


ヨーロッパ側と比べて、少し野暮ったさがあります。

観光客もあまりいないように思います。町の広場は、市民の憩いの場。



アジアサイドにもモスクが点在しています。

丘の上の方に行ってみましょう。

上に行ってもなにもありませんでした(笑) それどころか、迷子になりました。

とにかく、海の方に下れば、さっきの埠頭に出るはず。

なんか、みなさん、衛星放送がお好きのようです。

奪い奪われてきた歴史を持つ国。庶民が、国政に関心を持つのは当然という気がします。

ようやく、海岸通りに出ました。すると、街じゅうに、コーランが鳴り響き始めました。1日のうちの4回目かな。
アジアサイドでも鳴るんですね。
さて、いよいよ、旅も終わりです。ヨーロッパ側に渡って、帰国の準備に入りましょう。