香港国際空港からエアポートエクスプレスで尖沙咀へ【香港旅行記2018 #2】

香港エクスプレスは、予定通りに私を香港まで連れてきてくれました。

ところが、機体は到着したのに、ずっとそのまま。

そして、この景色を30分ほど眺めさせられます。

フライトのひしめく香港では、飛行機渋滞が起こりやすいらしい。

そういえば、去年来た時も、香港上空で順番待ちの旋回をさせられてたな。

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ようやく、むかえのバスが来てターミナルへ移動。

「全城最快」ですか。予想に反して香港は張れ。私も「気分爽快」です。

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混みあうイミグレ

さて、名物イミグレ渋滞。これは、仕方ありません。

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「オクトパス」のGET

1時間近くかかって到着ホールに出ました。

まずは、何をおいても手に入れる必要があるのが、「オクトパス」。

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これですね。いわゆる香港版SUICA。

去年も手に入れたんですが、出国時に返してしまいました。

香港は、これから何度も訪れるでしょうから、今回は手に入れたままストックしておくとします。

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エアポートエクスプレスで尖沙咀へ

100香港ドル(約1,400円)ほどチャージして、エアポートエクスプレスで、まずは今夜の宿に向かいます。

今夜の宿は、尖沙咀の駅近く。まあ、香港のど真ん中といっていいでしょう。

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雨を覚悟してましたが、カラッとした晴れ。
雨も悪くはないですが、晴れてたほうが、歩きやすいよね。

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尖沙咀には、九龍で降りた方が近いんだろうけど、香港島の中環まで行ってしまうことにしました。

中環から尖沙咀までは、地下鉄ですぐです。

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エアポートエクスプレスの終点、香港駅に到着。目指すは、一番右の赤い荃灣線。

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地下通路を中環駅まで歩きます。

中国圏は、何度となく足を踏み入れてますので、慣れてるはずなんですが、目にする文字、耳にする言葉が新鮮。

やっぱり異国はいい。

私にとって怖いのは、そういう新鮮さを感じなくなってしまうこと。

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1年ぶりに目にする「尖沙咀」の文字。懐かしい・・

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駅を出て、ビルの補修工事に使われてる竹。これも懐かしい。

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そして、懐かしい重慶大厦(チョンキンマンション)。

1年、正確には10ヶ月の月日が短縮します。

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重慶大厦(チョンキンマンション)の中で迷子になる??

ところが、今夜のホテル「ピースゲストハウス」が見つかりません。

何度もチョンキンマンションの周囲をウロウロした挙句、ついにわからず、チョンキンマンションの案内係にスマホの画面を見せて尋ねます。

すると、なんとこのビルの中とのこと。

エレベータがA・B・Cとあるので、Cに乗れと、つっけんどんに言われます(笑)

 

しばらく、チョンキンマンションの中を徘徊・・・

いったい、Cなんて、どこにあるんだ・・・

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チョンキンマンションの中は、それはそれで面白い。

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これのことかな。たしかにCと書かれています。

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そして、「ピースゲストハウス」ありました!  和平賓館ですね。

C5って、どういう意味だろう??

でも、7階らしいので、とにかく行ってみます。

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7階で降りても、ピースゲストハウスは、影も形もなし。

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仕方なく5階へ。このエレベータ、一方通行だから、けっこう待ちます。

5階の踊り場で、ようやく和平賓館の文字が。

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ピンポンとチャイムを鳴らすと、しばらくして、マレー人のような色の浅黒い大男がのっそり出てきました。

一瞬、気後れしましたが、リザーブしている旨を告げると、私のスマホ画面を見ながら、なにやら電話。

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そして、「ここで少し待ってろ。ここは、お前の部屋じゃない、いいな。」、と言って、どこかへ行ってしまいました。

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言われたとおりに待ちます。
誰かが泊まって、チェックアウトしたばかりの部屋であることは明白。

なんか、民泊のようですね。

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することもなく、ホテルズドットコムで予約したスマホの画面を眺めていると、たしかに、チョンキンマンションのC棟の5階みたいに書いてありますね。

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さっきの大男が現れ、今度は13階に連れて行かれます。

そして、

「ここが、お前の部屋だ。いいか、チェックアウトは明日の11時だ。勝手にチェックアウトしていいぞ。キーは冷蔵庫の上に置いておけ。」

と、丁寧に指示されます。

見た目は、いかつい男ですが、私の覚束ない英語力を見て、とても親切にアドバイスしてくれました。

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トイレ兼シャワールーム。

こんな狭いシャワールームは、はじめてだ・・

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とりあえず、荷物を降ろして、ベッドに腰を下ろします。

狭いけど、ちゃんとシャワーのお湯は出るし、クーラーもガンガン効く。

ただ、クーラーの音はうるさいし、設備がかなり古くなってるのが見てとれます。

これでも、ホテル代の原価は1万円。これで1万円はないでしょ・・・

私は、ホテルズドットコムの特典があって、1泊4千円だったので予約したんですが。

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窓からの眺め。

ビルとビルが肩を寄せ合う、香港そのものって感じです。

沢木耕太郎さんも、「深夜特急」ではじめて香港を訪れたとき、こんな感じのホテルに泊まったんでしょうか。

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さて、もう昼過ぎ。

なんだかんだで、空港に着いてから3時間も経過してしまいました。

到着早々、人種のるつぼのようなチョンキンマンションを徘徊して、私のエクスタシーは高まっています。

今回の旅の目的は、香港の町歩き。

ここ尖沙咀から、手近な「油麻地」に歩いていきましょう。