セルチュクから11時間ばかりかけて、いよいよイスタンブールにやって来ました。
トルコでバスに乗るというのは、沢木耕太郎さんの「深夜特急」を読んでから、ずっとやりたかったことなので、おおげさですが夢がかなった気分。
イスタンブールのオトガルに到着
バスの中では、車掌らしきおじさんが「どこまで行くんだ?」らしき、言葉をかけてきます。
私は「イスタンブール」と言っているし、チケットにもそう書いてあるのに、周りの人も含めて「本当にイスタンブールでよいのだな?」のように聞いてくる。
その時は気がつきませんでしたが、このバスの終点はイスタンブールのオトガル。そして、オトガルは郊外にあり、観光客の行く旧市街からはかなり離れている。
「お前は、どうせ旧市街のスルタンアフメットに行くんだろう? アジア側のオトガルで降りなくていいのかい?」と、言ってくれていたような気がします。
つまり、ボスポラス海峡を渡る前にバスを降りれば、旧市街は船ですぐ。なるほど、ほとんどの観光客やトルコ人はそうするのでしょう。
でも、トルコ語なんてわからなくて、その時は本当に何を言っているのかわかりませんでした。
ちなみに、ボスポラス海峡を渡る瞬間はこの目で見たく、運よく目を覚ましましたが、真っ暗で何も見えませんでした。(^-^)
そして、そのまま、バスは夜も明けやらぬイスタンブールのオトガルに着きました。
時刻は、朝7時。今日は、イスタンブール1日観光です。
その前に、目を覚ますためにオトガルの中でモーニングです。
朝早すぎて、ほとんどの店が閉まってましたが、開いていたお店に入って、コーヒーをオーダー。
「モーニング」と言ったら、これが出てきました。
シュウマイかと思ったら、パイですね。
イスタンブール滞在に重宝する「イスタンブールカード」
さて、一息ついたところで、まずは、予約したホテルに荷物を落ち着けるとして、旧市街のスルタンアフメットに行かなくてはなりません。
バスターミナルのオトガルは、郊外にあり、スルタンアフメットはボスポラス海峡にある。
でも、メトロを1回乗り継ぐだけで行けそうなので問題ありません。
ところで、イスタンブールで公共交通機関を使うならば、手に入れておいたほうがいいのが「イスタンブールカード」。
これが、その「イスタンブールカード」。
チャージしておけば、イスタンブールのほとんどの交通機関に使える、いわば「SUICA」のようなもの。しかも、1回の乗車につき基本2.15リラ(86円)。
しかししかし、このカードが手に入らない・・・
オトガルで売ってないし(わからなかっただけ?)、地下鉄のオトガル駅にもない。
とりあえず、地下鉄M1Aに乗ったら、乗換駅で降りそこね、アタテュルク空港駅まで来てしまいました。(笑)
なんか、バタバタしましたが、空港駅なので、難なく「イスタンブールカード」が手に入りました。
メトロでスルタンアフメットへ
再びメトロM1A線に乗って、今度は間違えないように、ゼイティンブルヌという駅で降ります。
空港から数えて6つ目の駅です。そこからトラムT1線に乗り換えて、スルタンアフメットに向かいます。
今日は日曜日、朝も早いので、人もまばらです。
早朝のスルタンアフメット
イスタンブールの街並みを楽しみながら、30分も乗ったでしょうか。
イスタンブール旧市街の中心、スルタンアフメット駅に到着しました。
改札口は、SUICAをピッとやるように出ます。でもあまりにも開放的過ぎませんか??
スルタンアフメット駅から坂を下ります。
はじめて歩くイスタンブールの街ですが、すごくヨーロッパ風。なんか、描いていたイメージと違います。しかも、ここは旧市街。
通り沿いのマックで休憩。ホテルに行くにも、ちょっと朝早すぎるし。
はじめて見るイスタンブールの町並みに、目を見張りながら歩きます。
でも、気を付けてないと、背後からスーッとトラムが現れます。トルコは右側通行です。
「オットマン・インペリアル・ホテル」にチェックイン
スマホで予約した「オットマン・インペリアル・ホテル」。
スルタンアフメットのほぼ中心。アヤソフィアのすぐ隣という好立地で7,500円なら、全然高くないでしょう。
荷物を預けるだけ、と思っていたら、チェックインさせてくれました。ラッキーです。
海外のホテルは、基本的にベッドはダブルですね。
夜行バスで12時間以上揺られてきた身。しばしの休息。
ベッドに身体を投げ出して、スルタンアフメット地区の地図を見やります。
部屋の窓からの眺め。眼下をトラムが走ります。街に繰り出すとしましょう。