時を忘れる、エフェス遺跡大劇場の上からの雄大な風景。
トルコといえばイスタンブールなんだろうけど、このエフェス遺跡、すごいです。
2015年には世界遺産に登録されたそうですが、この規模感ならうなずけます。
エフェス遺跡に吹く地中海からの風
ずっと、眺めていたいところですが、ホテルの主人とは、12時半に迎えに来てもらうように約束しています。そろそろ、出口に向かいましょう。
港に続いていた港大通り。港から、貿易物資が大量に運搬されていました。
当時は、どのくらい栄えていたんでしょうか。
港大通りの横にある商業アゴラ。
エフェス最大の商業アゴラです。ヘレニズム時代に建設されました。
回廊に沿って、たくさんの店舗や工房が並んでいたそうです。
さて、約束の時間が迫ってきました。もう一度、振り返って大劇場を眺めます。
セルチュクの町でランチ
エフェス遺跡を3時間半かけて、ゆっくり見て回れました。保存状態のよさには驚きました。
宿の主人が北門の駐車場で待っていてくれました。
行く道に飾られる、トルコ国旗に「明日は、ポリティシャン?」なんて、聞いてしまいましたが、
通じたらしく、「イエス。エレクション。」
明日は、トルコの総選挙です。
セルチュクの中心部で降ろしてもらい、少し街をぶらつきます。お茶が飲みたくなって、この店に入りました。
トルコ風のチャイですね。
お腹すいたな、と思ったらもう14時。この店で食べてしまおうと思い、おすすめをオーダーしました。
お米は、間違いなく日本の方がおいしいですが、なかなかイケます。
聖ヨハネ教会から見下ろすセルチュクの町
宿に荷物をおいたまま、近くの聖ヨハネ教会を散歩です。
この町は遺跡だらけですね。
誰でしょう?わかりません
教徒ではない私は、教会よりも丘の上から見る景色に胸を打たれます。
箱庭みたいな町ですね、セルチュク。
遠くにかすむのは地中海?
やはりそうでした。
イスタンブール行き 夜行バスのチケット確保
のんびり歩いているうちに夕方になりました。
さて、宿をチェックアウトし、荷物を背負いました。
バスが主力交通機関のトルコでは、街ごとにバスターミナルがあります。トルコではバスターミナルのことをオトガルと言います。
オフィスに行くと、20:45発のイスタンブール行きのバスが取れました。キャーミル・コチというバス会社です。90トルコリラ(≒3,600円)でした。
無事にバスのチケットを確保できて一安心です。
さて、バスの出る夜まで、どうやって時間をつぶしますか?
土曜日だからかな、町ではバザールのようなのが開かれ、大いに賑わっています。
一回りしてみましたが、セルチュクの町はほんとに小さく、あっというまに見学が終わってしまいました。
あと、2時間あまりありますが、さすがに、もうどこに行くあてもありません。オトガルの喫茶店でお茶でも飲んでましょう。
喫茶店も閉まってしまいました 陽が落ちると寒いですが、我慢して、バスの来るのを待ちます。
深夜特急の沢木耕太郎さんも、こんな風にしてバスを待ったのかな、ふとそんなことを考えます。
ようやくバスが来ました。イスタンブールまで約10時間の旅です。
セルチュクを発車したときはガラガラだったバスも、イズミルでいっぱい乗ってきて、ほぼ満席に。
でも、シートがよいので座り心地はグッドです。ぐっすり眠れそうです。