アユタヤ駅前のレンタサイクルショップに入りました。
まだ朝9時にもなってなく、開いてるかどうか心配でしたが、さすが世界遺産の町の駅前です。店頭に自転車をずらりとならべて営業中です。
私は、店の主人に声をかけ、タイヤやブレーキがしっかりしたものを選ばせてもらいました。チェーンロックとマップがついて50バーツ(175円)でした。
ちなみに、いつもはパスポートを肌身離さない私が、今日はホテルのセーフティボックスに預けてきました。
タイでは、パスポートの現物携帯の義務付けられていないのかどうかわかりませんが、いろいろ調べると大丈夫であろうと。
でも定石通り、コピーを持ち歩いています。自転車も、パスポートのコピーで借りられました。
レンタサイクルで走るアユタヤの町
さっそく、走り出しましょう。タイは、日本と同じ左側通行なので、特に違和感はありません。
アユタヤの街は周囲を川で囲まれた島のようになっています。
チャオプラヤ川の支流パーサック川を渡ります。
朝の空気が気持ちいい。
自転車で異国の街を駆け抜けるって、なんともいえない感覚です。
ここは日本人街とかではありませんが、なんとなく日本の田舎町に雰囲気が似てると思うのは、気のせいでしょうか。セブンイレブンも登場するし。
まずは、郊外を散策。遺跡もパラパラと現れます。
時々止まって、マップを確かめながら。
風もなく、ほこりもなく、快適なサイクリング日和・・
アユタヤの街を囲むように流れるオールド・ロップリー川ですね。
川岸に自転車を止めて、一休み。
自転車で走るのが楽しいと感じたの何年ぶりだろう。
私は、ふだん自転車で通勤してるんですが、楽しいと感じることは1回もなかったな(笑)
のどが渇いたので、セブンイレブンへ。
タイは、なんかセブンイレブンだらけです。
のどを潤したら、いよいよ、遺跡に足を踏み入れに行きましょう。
遺跡の集まるアユタヤの中心へ
ときどき自転車を止めて、周りの風景を味わいます。
こういう、地に足を付けた旅って、まさに旅してるって実感がわきます。
熱帯のタイですが、幸か不幸か曇り空。むちゃくちゃ暑いということはありません。
平坦なアユタヤの街。自転車であびるそよ風が心地よいぐらい。
さて、遺跡が集まっている、街の中心に向かうとしましょう。
今回の旅はGPSの助けがない身。レンタル屋さんでもらった地図が大活躍です。
ワット・ラーチャブーラナ
地図によると、ワット・ラーチャブーラナだそうです。
ちゃんと、自転車置き場もあります。
世界文化遺産だそうです。
1351年から417年にわたり、タイの王様が君臨した古都。
朱印船貿易で活躍した山田長政も、このあたりに住んでいたのでしょうか。
ここは、日本人街からは遠く離れていますが。
風化が激しいんでしょうね。いたるところで修復中。
侵略してきたビルマ軍により、徹底的に破壊されてしまったそうです。
敷地はけっこう広いです。当時の繁栄はどんな感じだったんでしょう。
一旦出口に出ます。そういえば、入場料は無料でした。
ワット・マハータート
そして、ワット・マハータートに向かいます。といっても、すぐ横です。
お土産屋さんもいっぱい。
自転車で来る人もいっぱい。
ここも、入場料無料でした。日曜日なのに? いや、日曜日だから?
観光客もいっぱいいます。日本人もいます。日本語が飛び交い、それとわかります。
3連休を利用してタイに来ている日本人、結構多いのかな。ま、3連休だけで帰ってしまうのは私ぐらいだろうけど。
出ました!木の根の仏頭。まじかで見ると神秘的だぁ・・
けっこう壊されちゃってますね・・
ときおり聞こえる日本語。今まで旅してて、こんなに日本語が耳に入るのは初めて。
タイって、日本人に人気なんでしょうか。
迷路みたくなっています。
自然公園を歩いている気分。
なにもこんな壊し方しなくても・・
仏頭の部分に顔をあてて撮影するのはおやめ下さいって、日本語で注意書きが出てました。
日本語以外にも表示がありましたから、そんなことをするのは日本人だけではないと思いますが。
侵略された当時のままなんでしょうか。
山田長政は王位継承に巻き込まれて毒殺されたとされています。よそ者に排他的なのは、日本人もタイに似てますね。
だから、一度も植民地にならずに済んだのかな。
傾いちゃってますよ。
これも、傾いています。修復には時間がかかりそうですね。
ゾウの現れるアユタヤの道
ひと通り遺跡を巡って堪能できました。
また、遺跡の周りをタラタラ走りますか。
レンタサイクルの観光客がほんとに多い。
ゾウが現れました。
次々と・・・
さすがに、これだけ至近距離だと、怖いです(笑)
さて、そろそろ、バンコクに戻ろうかな。
駅前のレンタサイクル屋さんに帰ってきました。
うわ、朝はあんなにいっぱいあった自転車がほとんど出払ってます。
朝一で来て正解でしたね。