新世界では「日本一の串カツ」とか「日本一のふぐ」などというネーミングが目立ちましたが、こちらは測る物差しがあるので、名実ともに日本一。
つまり、日本一高いビル「あべのハルカス」へ登ってみようと思います。
「あべのハルカス」の高さは300m。
タワーや電波塔を含めれば、「あべのハルカス」より高い建物は333mの東京タワーと634mの東京スカイツリー。
ですが、ビルという定義では「横浜ランドマークタワー」の296mを抜いて、2014年に日本一高いビルになったのは記憶に新しいところ。
世界の中に放り込むと、「あべのハルカス」は50位にも入りませんが、逆に「スカイツリー」は、ドバイのブルジュハリファについで世界2位となっています。
まあ、そんな野暮なことは言わず、300mの高さから、大阪の夕暮れ、そして夜景を楽しんできましょう。
新今宮から天王寺駅 そして「あべのハルカスへ」
新今宮駅隣接の安宿「ホテルサンプラザ」に荷物を置いた私は、大阪環状線で天王寺駅へ。
旅人でありながら、この南紀への玄関口天王寺駅に降り立つのははじめて。
そして、その目の前には、あべのハルカスがそびえたっています。さすがに高い・・
あべのハルカスは近鉄が運営しています。
だから10階までは近鉄百貨店。まずは16階の入り口へ向かいましょう。
16F庭園より
ハルカス300展望台へは、16Fでエレベータを乗り換え。
16Fにある庭園です。
夜はライトアップされることでしょう。
16Fからでも楽しめる天王寺界隈の俯瞰。
では、300mの高さ、展望台へ参りましょう。待ち時間は5分。混むときはすごいらしいです。
チケットは、あらかじめスマホで買っておきました。たしか1500円でした。
ハルカス300から眺める夕暮れ
エレベータの扉が開くと、いきなりこの光景です。
地上300m。さすがに高い・・
向こうに見えるのは生駒山地。すなわち、これは東を見ています。
天王寺駅から伸びる鉄道線路が模型のようです。
こちらは北側。左下に見えるのが天王寺公園。明日訪れる予定の四天王寺もみてとれます。
しかし、大阪城はさすがに遠いか。
360度展望できるハルカス300。吹き抜けになってるんですね。
よくわからないけど、バスケットボールができるみたい。
西の空は夕暮れをむかえます。
はるか向こうには大阪湾。手前には新今宮駅に新世界。
通天閣があんなに小さく。あの下で、さっきまで串カツを食べてたんですね。
こちらは南側。右下の開発中に見える土地は霊園のようです。
展望台の高さとしては、スカイツリーに次いで2番目なんですね。
大阪湾に太陽が沈みます。
上田正樹の「悲しい色やね」を口ずさみたくなります(^^)
みんな撮影してます。
安物の超広角レンズ14㎜に交換。窓ガラスのメンテナンスだけで大変そう、ふいにそう思う。
三脚も使えるみたいです。近鉄さん、イキな計らいですね。
私は、手持ち撮り派なので、ぶれないように一生懸命撮ります(^^)
ビルにも灯りがつきはじめました。
美しかった大阪の街の夜景
上空からの景色って、なんで美しく見えるんだろう。
見えなくていいものが目に入らないからかも。このアートを味わえるのは、まちがいなく現代人の特権。
はるか西、神戸のほうの灯りまで見えます。
夜景は、こんなふうにレタッチを極端にする楽しみもあります。
大阪って、美しい街だなあ。
谷町筋が北に伸びる北側が、やはり一番光が多い。週末なのに光の海です。
あの一番光ってる場所が心斎橋とか道頓堀ですね。あとで行くつもり。
ずーっと座り込んで夜景に見とれてる人もいっぱいいました。
あびこ筋の向こう、生駒山地が闇に浮かびます。
旅好きといっても、まだまだ行ったことないところたくさんあるなあ・・逆に、来年以降すごく楽しみです。
すっかり日も落ちました。では、少し見学したのち、道頓堀にでも行ってみましょう。
あべのハルカスの散歩
帰り道は59Fから。ついでにビルの中を散歩。
この水色のがキャラのようです。
レストランもあるあべのハルカス。
おお、これは眺めの良いレストランですね。
これは、相当ウデに自信がないとできないな(^^)
鍋料理も楽しめるようです。
この行列はなんだ? と、思ったら、下りのエレベータ待ちでした。
さほど待つこともなく16Fへ。
やっぱりライトアップしてました。
京都からはじまって、新世界、あべのハルカスと体験できた2022年の11月12日。
日中の暑さがひいて、少しひんやりとする秋の夜。では、これから大阪夜の町、道頓堀へ参りましょう。