西郷(島後)⇒ 菱浦(島前)フェリー「しらはま」乗船記【隠岐一人旅 #7】

隠岐一人旅、2日目の朝。

島後に別れを告げて、島前にわたります。

島前には、人の住む島が3つあります。

中ノ島、西ノ島、知夫里島の3つですが、本日午前中は中ノ島の観光にあて、午後西ノ島にわたり、本日の宿は西ノ島の別府にとっています。

グーグルマップでみると、こんな感じです。

西郷港でのひととき

一夜を過ごした旅館「竹の坊」を出て、西郷港へ。

コンコースに入る前に、埠頭の散歩。

来るときは、フェリー「おき」でしたが、今回は「しらはま」です。

雲の流れがとても速い。本日の予報は曇りから雨ですが、つかのまの晴れ間です。

「ゲゲゲの鬼太郎」に染まる隠岐の島。

子供のころ、怖くて「ゲゲゲの鬼太郎」は敬遠していたので、私的には微妙(^^)

さて、コンコースに入りましょう。

お土産屋さん。宅急便でそのまま送れるのはいいよね。

私と同じように、8:30発の「しらはま」を待つ乗船客でしょう。

来た時と同じように、乗船名簿に記入します。

「しらはま」のとこだけ反射してみにくい。

西郷を8:30に出発して、中ノ島の菱浦に着くのは9:40。1時間10分の船旅。

本土から西郷まで2時間25分で来たことを考えると、島後と島前は、けっこう離れています。

 

では切符を買いましょう。

1600円でした。この船は、菱浦、別府、来居と島前の島々に着岸しますが、チケットの行先が「島前」となっているということは、どこまで行っても1600円ということなのでしょう。

続々と旅客が集まってきました。みんな本土へ行くのかな。そろそろ乗り込みましょう。

フェリー「しらはま」船内の様子

はい、「おきをつけて」行ってきます(^^)

「おき」では特等でしたが、今回は2等。

でも、カーペットの雑魚寝って大好きです。

では、出航前に、「しらはま」の船内を探検してみましょう。

「しらはま」は、隠岐汽船の3艘あるフェリーのうち、就航が平成7年と最も古い船。

27年間も、本土と隠岐諸島の間を行ったり来たりしていたんですね。ご苦労様です。

2等の旅客は、1等以上のエリアには入れません。なので、これで様子見(^^)

売店兼フロント。

食堂はないようだけど、軽食の調達には事欠かないようです。

お酒もあります。

特別2等室というものを見てみよう。

カーペットの質感が高い気がします。

ゲームコーナー。来るときの揺れを考えると、UFOキャッチャーなんてとんでもない気がするけど。

とにかく「鬼太郎」だらけの船内でした。

出航前。まだ甲板には誰もいません。

いちおう食堂があるんですね。

多目的ホール。

一通り見学して、2等船室に戻ってくると、けっこう乗船してました。いよいよ出航です。

西郷 ⇒ 菱浦 1時間10分の船旅

船が港を離れます。

約20時間滞在した島後にお別れ。

埠頭で出発を控えているのは「レインボージェット」。

出発は、わが「しらはま」の5分後の8:35ですが、なんと1時間23分後には本土の境港に着いてしまうという快速ぶり。

西郷の町並みがゆっくりと遠ざかります。

西郷大橋にもお別れ。

今日は、全然船が揺れません。とにかく、来るときの「おき」の揺れはすごかった。

あと2か月もすると、雪に包まれるのでしょうか。

冬の島旅もやってみたいけど、船が欠航して島に閉じ込められるのが怖い(^^)

おお~、さすが高速船。この「レインボージェット」は、本日中に本土との間を2往復もする働き者です。

雲がどんよりとどんどん厚くなっていく。

青空も素敵だけど、日本海の島旅は雲が垂れ込めたり雨模様も似合うと思ってます。

島前が近づいてきました。

右手に見えるのは西ノ島。午後訪れる予定。

こちらが上陸する中ノ島です。後鳥羽上皇が流された流刑の島。

菱浦港が近づきました。

入港直前。港に面したおしゃれなホテルが目に入りました。

あとでグーグルマップで調べてみると「エントウ」という四つ星ホテル。

なかなか眺望がよさそうなホテルですが、一泊7万円とかするようです(^^)

 

菱浦港です。ちょっと変わった形をしてますね。

撮り逃してしまいましたが、ロープを投げる芸当は技術と芸術の結晶。

ちゃんと受け止める側もすごい。こんなことを船の入港の都度、毎日繰り返してるんですね。

中ノ島・海士町 菱浦港へ到着

見れば見るほど幾何学的なデザインの菱浦港。

しかも、それをすべて木材で表現しています。

中ノ島・海士町の玄関口菱浦港。

この港、設計した人誰だろう?

徹底した天然木を使用した建築です。

調べてみると、設計は「アズテック建築設計研究室」。しまね景観賞を受賞しています。

今年(2022年)は、多くの港を訪れましたが、間違いなくデザインセンスはピカ一ですね。

人口2,300人の島の象徴的なモニュメントといってもいいでしょう。

デザインもさることながら、木のぬくもりが感じられます。

しゃもじが海士町のシンボルらしいです。

では、レンタカーを借りて、中ノ島・海士町を走り回ってみましょう。

今回の島根&隠岐3泊4日ひとり旅の全行程はこちらです。