さて、お腹もいっぱいになったところで、また散策開始。
グーグルマップによると、今いる地点は、世界遺産が点在する歴史市街地区に近いはず。
お店のお姉さんに、スマホの写真を見せて「聖ポール天主堂」はどこ?
と、聞くと、「すぐそこ!」との返事。

聖アントニオ教会
そこで、店の脇の路地を登っていきます。
たしかに、なにか教会のようなものが見えます。
たしかに、あれは「聖アントニオ教会」に違いありません。

やっぱりそうでした。しかし、雨が降っているからか、クルマの渋滞がすごい。


この教会は、マカオでのキリスト教発祥の地であるとのこと。

しかし、2度の火災にあって、現在の建物は1930年に再建されたものらしい。
これも世界遺産。


教会の前の道路。相変わらず渋滞が激しい。

雨がたたくナーチャ廟
クルマ通りを避けて、ブラブラと南下します。
雨が降る中、見知らぬ街路をあてもなく歩くのは、なんともいえず楽しいです。

ポルトガルなんて行ったことないけど、ポルトガルらしい街並みってことになるんだろうな。

ナーチャ廟とあります。行ってみましょう。

マカオでは珍しいのかな。中国式の寺院です。
激しく雨がたたく様子は、旅愁を誘うよな・・
じっとしてると、雨が軒をたたく音しかしません。

実は、これも世界遺産。

1888年に伝染病を鎮めるために建立されたとのこと。

そして、振り返ると、聖ポール天主堂跡の裏側。
そびえ立つグランドリスボアとのコントラストが、まさに対比の妙です。

雨でも賑わう聖ポール天主堂跡
聖ポールなのか聖パウロなのか、わかりませんが、WEBで検索すると、どちらも出てきます。
この建物は、1835年の火災で焼失。この壁だけが残ったとのこと。
ワンピースに出てくる、ジャヤのクリケットの家のよう??

雨にも負けず、大勢の観光客で賑わっています。

1640年に建設された当時は、ローマ以東で最も美しい教会とされていたらしい。
ローマ以東って、間にあるトルコや東ローマ帝国の国々。それらをすっ飛ばして、ここマカオが評価されるなんてすごい。

たしかに細部までよく描かれています。もちろん、これも世界遺産。
ほんと世界文化遺産だらけだね。


グランドリスボアがあそこにあるということは、リスボアホテルは、その隣。
じゅうぶん歩いて帰れそうです。

地下にある博物館に向かう人々。私は、いいかな。


下の広場に降りてみましょう。

うん、たしかにカッコいいわ。

さて、また歩き回ったんで、のどが渇きましたね。


ジュースでもよかったんだけど、今朝からコーヒーを飲んでないことを思い出して、スタバ。
コーヒーでの一服は、ほんと活力がわきます(*^^)v

また、散策開始。

この人たちは、地域住民? それとも中国本土の人?
いつもながら、日本語は、ほとんど聞こえてきません。この圧倒的な孤独感、最高です(笑)

でも、多分、日本人、そこら辺にいるんでしょうけどね。

へえ、中学ですか。

たしかに、坂の多い街です。

モンテの砦から見下ろす古い街並み
モンテの砦に登ることにしました。

すごい威圧感! これまた世界遺産です。


おお、グランドリスボアが手に取れる近さですね。

もちろんこれらはレプリカ。そして、実際に使われたのは1回だけとのことです。


実際に砲撃したら、どのくらいの距離まで飛ぶんだろうね。

雨が降ると、花がより美しく見える・・

モンテの砦から見下ろすマカオの街。

新旧入り混じって、すごく趣があります。

聖ポール天主堂跡の広場まで降りてきました。
時刻は16時。歩き疲れてきたので、ホテルに戻りますか。
そろそろチェックインさせてもらえる時間のはずです。

観光客なのかな、それともふつうの市民?

細い路地も楽しい。傘が若干じゃまだけど。



リスボアホテルが見えてきました。
このように、マカオの街は、バスが走り回っています。電子マネーカードを作っておいた方が、面白い散策になるかも。

気温26度とそんなでもないんですが、歩き回ったので、汗びっしょりです。
でも、なぜかそんなに蒸し暑くない。蒸し暑さでは、こないだ訪れたベトナムの方が上。

新旧リスボアをつなぐ連絡通路。なんか、何もかもがけばけばしい。

ホテル併設のカジノですね。

こちら側は、新カジノのグランドリスボア。

いやいや、このきらびやかさがなんとも・・・ 夜見たら、もっとすごそうだ。

そのカジノに、大勢の人が吸い込まれていきます。

私の泊まるホテルはこっち。夜はカジノものぞいてみよう。

それにしても、どうやって造ったんだろう? 建設費はどのくらい?

ホテル・リスボアにチェックイン
ホテルの中に入りました。
ホテル・リスボアは、昔も今もマカオのランドマーク的な存在。
総客室数は924部屋もあり、大型カジノが併設された大規模な老舗ホテルです。
隣にグランドリスボアがオープンし、豪華さや客室の数ではかなわなくなりましたが、それでも歴史観は圧倒しています。
前にも書きましたが、ここは「深夜特急」の沢木耕太郎氏が、博打で文無しになって、あやうくロンドンまでの旅を中止せざるを得ないところまで、追い込まれてしまったところ。
マカオに来るなら、泊まってみたいという気持ちがありました。

私の旅人生。今まで、泊まったホテルの中でも、群を抜いてケバイ!!

チェックインすると部屋は16階でした。
タバコを聞かれ、NOと言うと、「×××でもいいか?」と聞かれました。何だったんだろう?
そして、エレベータで16階を押してもボタンが光らず。
また途方に暮れていると、乗り合わせた中国人が、部屋のカードキーをかざすんだよと、丁寧に教えてくれました。

エレベータホールもすごい豪華。

1泊14,000円の部屋。

かなり豪華です。日本だったら、間違いなく3万以上いくでしょう。
というより、14,000円で泊まれるの? という感想。1人で泊まるのは、ほんともったいない。
それでも、こんな高い部屋をチャージするのは、今までの旅の中で屈指のできごと。
1泊1万円を超えたなんて、テヘランとエルサレム、それ以外思いつきませんが、まあ、楽しみましょう。

ミニバーは飲み放題とのことでしたが、これだけかい(笑)

とりあえず、シャワーを浴びて、体力回復。夕暮れになったら、もう一度出かけましょう。