死海って、すごい名前の海ですよね。
私は、中学のとき、地理の時間で初めて知りましたが、戦争ばっかりやってるエリアなので、そんな名前がついたんだとばかり、大変失礼なことを思ってました。
正しくは、塩分があまりにも濃すぎて、生物が生息できない海だから。
今日は、いよいよ、その死海(デス・シー)に行きます。
恒例の夜明けの旧市街を散歩からホテルに戻り、バッグに水着やらタオルやら詰め込みます。
いよいよ、死海に浮かぶ事ができると思うと、なんか楽しい!(^^)!
LRTで新市街のバスターミナルへ
バイキングの朝食。そして、宿の主人に鍵を預けながら「アイムゴウイングトウ マサダ、デス・シー」というと、「グレート!」
死海方面に行くには、新市街にあるバスターミナルに行く必要があります。
バスターミナルに行くには、LRTと呼ばれる路面電車で行くのが便利。
ホテルからシティホールという駅まで徒歩5分。
最初、迷って、道行く人に「ウエア LRT?」といっても通じず・・ ウソでしょ。
それとも、エルサレムの人はLRTなんて言わないのかな。
苦労してたどり着いたシティホール駅。実は、ホテルから、すごく近かったんだよね(笑)
LRTのチケット購入に一苦労
今度は、チケットを買うのに一苦労。
画面を英語表記にして、操作方法などの意味は分かるんですが、小銭は入らず、クレジットカードは認識せず・・
(何やってやがるんだ、このアジア人は)と、後ろの人ににらまれながら、悪戦苦闘するうち、2本ほど電車をやり過ごします。
朝一から途方に暮れかかりましたが、券売機を代えてチャレンジ、やっとゲットできました。
ホッとすると気持ちの余裕も生まれます。エルサレム市民の通勤風景のスナップ。
エルサレムのLRTの車内。
平和そうな光景がほほえましい。
これがエルサレムのLRTの日常風景。
そして、セントラル・ステーションに到着。
今度は、バスターミナルがどこだかわかりません(笑)。何やってんだか。
セントラルステーションでバスチケット購入
向かいのビルがそうらしかったので、手荷物検査を受けて中に入りました。
すると、チケットと書いてあるサインが目にとまります。
1番窓口で、「マサダまで」というと、オジサンがすごい形相でなにやら叫びます。
そんなに怒らなくても・・ なんか、朝から疲れますね・・
やさしそうなオジサンの列を見つけて、なんとかゲット。
486番バス、9時出発、プラットフォームは4番てことですね。(時間と番線が逆な気が・・)
マサダ要塞まで、37.5シュケル(≒1,050円)でした。
これで一安心。水でも飲みながら、出発を待ちます。
全然読めない・・・
ビルの中に入り込む、なにげに立派なバスターミナルです。
バスの旅 エルサレム ⇒ マサダ要塞
出発です。みんな、マサダ要塞か、死海に行くのでしょう。
バスの旅はらくちんです。
だって、降りるまで、外を眺めてりゃいいんだから。昨日のベツレヘムでのチャーターには参ったなあ・・
車窓には超正統派の人、カッコいいです。
バスは、エルサレムの郊外に出ました。
そして、バスはヨルダン地溝帯に向かってぐんぐん下ります。
エルサレムの標高が約800m。死海は、-400mですから、1,200mも下がることになります。
車窓に広がる死海
そして、下りきったのかな、と思う頃。
車窓に死海が現れました。はじめて見る死海。
死海沿岸の乾いた陸地が広がります。
これが死海ですか・・感無量(^^)
生き物がいないので死海。でも、見た目は、とても美しいというか幻想的な海です。
人もいない。ほんとうに地球上の景色なのでしょうか。
標高はおそらくマイナス400m以下。
世界でもっとも低いところをバスで走っています。
なかなか実感がわきませんが。
死海の向こうの山々は、ヨルダンの山です。
こんなところでも、チェックポイントがあります。兵士が乗り込んでチェックしていきました。
すさまじい・・・
パレスチナ人は、一人残らずチェックするぞ、そんな感じ・・
時計を見ると、エルサレムから1時間とちょっと。まもなくマサダ要塞です。
あの丘の向こう側あたりかな。