海外渡航自粛!? 新型コロナウイルスはいつ収束するのか? 旅行者の目から見た今後の展開

世界保健機関WHOが緊急事態宣言を発令した、中国・武漢を発信源とする新型コロナウイルスの感染拡大。

その猛威は、2月に入ってもとどまる所を知りません。

そんな中、弾丸旅行者の私は、2020年内に、2回の中国本土への旅を予約しちゃっています(゜o゜)

どうすりゃいいんだこれ、ってことで、旅人の目で、今後を予測してみました。

新型コロナウイルスの現状(2020年2月6日)

簡単に、今までの経緯をまとめてみました。(多少のズレはご容赦ください)

日付 主な出来事(私の気になったニュースのみ)
1月9日 新型コロナウイルスによる初の死亡者が中国で確認
1月16日 日本国内で、はじめて感染症例を確認
1月24日

本邦外務省が中国湖北省への渡航を中止勧告(レベル3)

フィリッピンが武漢からの観光客500人を強制送還(さすがドゥテルテ)

1月25日

中国の春節はじまる

上海ディズニーランド閉鎖

1月27日 香港政府が湖北省からの中国人入境を制限
1月28日 本ウイルスによる死者が100人を超える
1月30日

武漢への民間チャーター機で日本人206人が帰国(うち2名検査を受けず!)

世界各国の航空会社が北京・上海への直行便を順次運行休止

1月31日

世界保健機関WHO 緊急事態宣言

本邦外務省 中国全土に渡航自粛勧告(レベル2)

患者数10,000人を超える。死者は200人超。

2月1日

日本国は到着から14日以内に湖北省滞在歴がある外国人の入国を禁止

シンガポールは、中国人および最近中国を訪れた外国人の入国を禁止

2月2日

死者が300人を超える(中国以外で初の死者 フィリッピン)

アメリカン航空グループとデルタ航空は、中国本土との全便を運休

2月3日

横浜港に寄港したクルーズ船内の3,700人検査のため足止め

2月4日

死者が400人を超える

ANA・JALが中国便の運行を半減すると発表

2月5日 死者が500人を超える(日本人患者数は35名)
2月6日 ANA・JALが追加の運休措置

感染者の数が、すごい勢いで増えています。

早く収束してもらうことを願ってやみません。

追記(2020年2月26日)

2020年2月26日現在、追記しました。(多少のズレはご容赦ください)

日付 主な出来事(私の気になったニュースのみ)
2月8日 中国での死者が700人を超える。
2月9日 中国での死者が900人を超える。
2月11日

中国での死者が1,000人を超える。

2月13日

日本国内で初の死者。

2月14日

クルーズ船「ウエステルダム」がカンボジア南部シアヌークビル港に到着。

乗客1455人は、検査も受けずに下船を開始(゜o゜)

2月17日 東京マラソンの一般参加者レースを中止。
2月19日

中国での死者が2,000人を超える。

クルーズ船から新型コロナウィルス陰性の乗客下船開始。

2月20日 クルーズ船内で感染した日本人2人が死亡。
2月22日 アメリカが、日本への渡航警戒レベルを2に引き上げ。

2月24日

ニューヨークダウ、1,031ドルの値下がり。
2月25日 国内感染者の数170人(クルーズ船は691人)。
2月26日 政府が、大規模なスポーツイベント等の中止や延期、規模縮小を要請。

さて、政府が、いよいよ、大規模なイベント等の中止・延期を要請しました。

現段階では、邦人の、海外渡航の自粛要請は、発令されていません(中国をのぞく)。

この時点で、日本人の入国を禁じている国は、南太平洋の国々のほか、イスラエルなど。

イタリアやイランでも、感染が拡大しているところをみると、ヨーロッパなども、日本人の入国を禁止する動きがあるかもしれません。

いずれにしろ、旅行者は、渡航予定国の日本人渡航制限の有無など、しっかり確認して旅立つことが必要です。

本邦外務省の渡航自粛勧告

さて、ここで念頭におかなくてはならないのが、本邦外務省が渡航自粛勧告を出したということ。

外務省海外安全ホームページより(2020年2月6日現在)

私の会社でも、中国への旅行禁止令が出されました。

当たり前ですね。

それを受け、ANAもJALも、中国便を次々と運休。

当面3月末までですが、この流れはしばらく続くでしょう。

涙のANAビジネスクラスのキャンセル・・・

次の、私の中国渡航予定時期は・・・

 

5月です。

もう、キャンセル一択ですね・・・悔しい!

5月までに、このウイルスが収束しているわけがない。

せっかく、はじめて自腹を切って予約したビジネスクラス。

これが、ウイルスとともに、風に消えました。

※ANAさんが、無料でキャンセルを受け付けているのは、今のところ2月いっぱいのフライトまでなので、キャンセルはもう少し先になります。

収束はいつになるのか?

そして、2回目の中国渡航は9月に予定しているところ。

実際は、乗り継ぎだけで、本土に上陸するわけではないのですが、乗り継ぎでもかなり厳格な体調検査が実施されるし、それどころか、そもそもフライトが運行されていない可能性があります。

2002年のSARSの流行期間は?

参考になるかもしれないのが、2002年から2003年に、同じく中国で猛威をふるったSARSです。

2002年11月16日に患者が報告され、32の国や地域に拡大したのち、2003年7月5日に、WHOより終息宣言が出されました。

この間、約8ヶ月。

新型コロナウイルスの収束までの期間も、仮に8ヶ月とするなら、収束は9月ごろ。

弾丸旅行者は、ゴールデンウイークのみならず、夏休み、シルバーウイークまで影響を受けそうですね。

事が事なだけに、慎重に判断する必要がありそうです。

開催は絶望か? 2020F1中国グランプリ

F1ファンとして、気になっていることの一つが、毎年4月に上海で開催されている中国GP。

(すいません。下の写真は、シンガポールGPのものです・・汗)

上海スポーツ連盟が、新型コロナウイルスの流行が収束するまで、一切のスポーツイベントを中止すると宣言していることから、開催は絶望的と思われます。

それどころか、東京五輪も予定通り開催されるのか、ウワサされてますね。

開催されるとは思いますが、入場ゲートでの厳格な体調検査など、相当物々しい運営になりそうです。

まとめ

以上、簡単ですが、旅人の目線で、新型コロナウイルスを追ってみました。

今後の展開は、まったくもって読めません。

一個人として、立ち向かえるのは、やはり予防です。

除菌用のハンドソープを使った手洗いで、ウイルスは洗い流せるそうですが、外出時のマスクも一定の効果があるようです。

それに、何より大事なのは、体調管理。

規則正しい生活をして、睡眠も十分にとる。

これが、病に対する最も効果的な防御方法です。

旅行の計画も大事ですが、体調管理はもっと大事。規則正しい生活を心がけましょう。