少年がフロントをつとめるホテル&ペンジケントで食べるタジキスタンケバブ

ドウシャンベから、タジキスタンの険しい山を縫うように5時間。

シルクロードのオアシスとして知られるペンジケントに到着。

助手席とはいえ、一度の休憩もなく5時間のドライブは久しぶりで、ドウシャンベに帰る兄さんを手を振って見送った後、手足を伸ばして身体をほぐします。

少年がフロントをつとめる「ウマリヨンホテル」

まずは目の前のホテルにチェックイン。

入口がよくわからなかったんだけど、スーパーの2階がホテルになっていて、外階段を上がっていきます。

ブッキングドットコムで予約できた街の中心のホテルはここだけだったんだけど、1泊4,000円で朝食もついてるから、まあまあお得だと思う。

場所はここ。メインストリート沿いです。

呼び鈴を鳴らすと、出てきたのが中学生くらいの男の子。

手際よく手続してくれて、キーをくれた部屋は2。

ベッドは2ついらないけど、とても綺麗な部屋。

ペルシャ絨毯のような中央アジア模様?のカーペットが美しい。

これも、中央アジアを思わせるティポット。

そして、なぜナイフがあるのかわからなかったけど。

さて、うっかり、このホテルの支払いが現金であったことを忘れてたり、チャーターしたクルマのガソリン代をソモニで払ったりしたので、手持ちのソモニが心もとなくなってる。

VISAなら下のスーパーにATMがあると、フロントの少年が教えてくれたので、出向いてみる。

少年は、必ずスーパーの中のATMを使うように私に指南。

このアドバイスがなかったら、スーパーの横にあったこのATMを使っていたかもしれない。

VISAの表示がないから使えなかったろうけど、カードが壊れても困る。ナイス少年^ ^

なんでも売ってそうなスーパーでした。

なので、ATMついでに飲み物をゲット。

さすがにお酒は売ってないよね・・・あれはなんだろう?

冷えたレモンティが、とても美味しかったです。

うっかりといえば、私は旅立ちの際、最近必ず何か忘れるんだけど、今回はシャンプーやボディソープの類を一式忘れた。

こんな立派なスーパーなら、日用品くらいあるだろ・・・ところが、読めない

英語表記いっさいなし^ ^

SIMがないから翻訳アプリも使えない。

身体を洗うしぐさや、頭を洗うマネをして何とか手に入れたけど、このパンテーンというのは本当にシャンプーだったのか。

髪の毛を洗うと、油分が全くなくなるような感覚。

(でも、乾くとサラサラになるんだけど・・)

ボディソープもうまく通じず、石鹸を購入する羽目に。石鹸を持ち歩く旅は初めて。

そしてコンディショナーは望むべくもありませんでした。

そして、ATMでおろしたおカネで宿泊代を払ったので、初めて手にした20ソモニ紙幣。

この紙幣1枚の価値は約315円です。

ペンジケントで食べるタジキスタンケバブ

では、ペンジケントの街歩き開始。

東京がないな、と思いながら、すべての時計の針が狂っていることに気づきますww

そして、ペンジケントのただいまの気温は30度。

2025年8月4日(月)の午後1時です。

どこに行くというあてもないんだけど、軽くブラブラしてから、ランチでも食べようかと思ってます。

その軽くブラブラのため、この門をくぐってみます。

公園だったみたい。

平日なのに、子供もいっぱい遊んでました・・・タジキスタンの小学生も夏休みか(^ ^)

その子供たちに招かれてアイスクリーム屋さん。

美味しいメロンアイスクリームをご馳走になりました。

アイスクリームなんて食べたら、空腹を呼び覚ましてしまったみたい。

朝から、パンしか食べてませんでした。

街のいたるところに側溝があり、そこを流れる水のなんときれいなこと。

ペンジケントのメインストリート、「プロスペクト・ルダキ」に出ました。

この通り沿いなら、いくらでも食堂があるでしょう。

そう思って、さがそうとするんだけど、人々の生活風景を眺めるのが楽しく、

どうしても、足を止めてしまう。

そして「ニハオ!」と声をかけられます。ま、それは別にどうでもいいけど。

女性の民族衣装がほんとに素敵ですね。

ここはバスストップ?

バスはあまり見かけないが。

さて、レストラン見つけました。

ていうか、ドウシャンべで食べたプロフが忘れられなくて、また食べたくなったんだよね。

忘れられないって、昨日のことだけどね^ ^

さて、席に着くと、言葉の通じないアジア人(ここも中央アジアではあるが)にとまどう兄さんが、店のお爺さんを連れてきます。

昨日食べたプロフの写真を見せると、手を振って「ない!」と言ってるようなしぐさ。

仕方ない・・・何があるんだ?と尋ねると、ケバブ。OK。

ほどなく運ばれてきたケバブ。

想像してたナンに巻かれたケバブではなく、羊肉料理といった感じ。

それにしても、いい香り。これはおいしそうだ。

ナンもついてきましたよ。ていうか、ライスでなくてナンをオーダーしました。

お肉は羊肉だろうか。羊は昨年5月のモンゴル以来1年3ヶ月ぶり。

ナンも焼きたてで小麦の香りがこおばしい。

色鮮やかなトマトも美味しいし、

こってりしたラム肉もスタミナがつきそう。

そして、このポットでいれるお茶がなんとも上品。

そういえば、カシュガルの街でラグメン食べた後も、こうしてポットでお茶をいただいたよな。

なんだか、シルクロードの旅をふりかえってるようで、嬉しくなります。

20ソモニで、すっかりお腹いっぱいになりました。

シルクロードって、私の口に合う料理がたくさんあるよな・・・サマルカンドでは何を食べようか。

幸せだ(^ ^)

お爺さんにお礼を言って、店を出ます。