早朝からモシの街を歩き回って、昼になってホテルに帰ってきて、テラスでキリマンジャロの裾野を眺めている図。

その裾野をズームレンズで思いっきりアップにしてみると、樹海の中に小屋とかテントのようなのがある。
登山ルートとか知らないけど、ああいうところを登れる人はすごいよね。
私は眺めていたら、キリマンジャロコーヒーを飲みたくなった。

最高に美味しかったローカルプレート

コーヒーを飲みに街へ出たけど、考えてみればちょうど食事時。
コーヒーは食後のほうがいいだろ、と思って、ホテルに近いローカルフード屋さんに入りました。

屋台はいちおう遠慮しておきます。

何日も滞在する余裕のある日程ならまだしも、明日には出発です。
体調管理も弾丸旅成功の努め。
なんのお肉かわからなかったけど美味しそうだったけどね。

さて、なにを食べさせてくれるのかな。

入店を歓迎してくれた兄さんは、奥のテーブルを案内してくれました。

1,000シリングが60円なので、てごろな値段のメニューが並んでますが、なにがおすすめなのかわからないので、いつも通り「おすすめを」と翻訳しておいたスクショを提示。

すると、出てきたのがこれ。

チキンライスというのか、プレートチキンというのかわからないけど、いかにも大衆食堂王道というメニュー。
炊き込みご飯風のライスに、スパイスで揚げた感じのチキン。
それに、ほうれん草のような野菜とマハラゲと呼ばれる豆の煮込みスープがついた料理。

はじめてタンザニアの大衆料理を目の前にして、なんだかドキドキ。
でも、すごく香ばしい香りがただよってきます。

まずチキン。外はカリッと、中はジューシーでご飯との相性が抜群。

それよりも、驚いたのは米。
ぱらりとしているのに、乾きすぎていない。
スプーンですくうと粒がほどけ、どこか日本人のなじむおいしさ。
昨夜のビリヤニでも思ったけど、タンザニアの米は掛け値なしにうまい。
何か理由があるのかなと調べたら、モシ周辺ではアフリカでは珍しく、水田で米を育てているらしい。
しかも、そこには日本の農業指導も行われていたとのこと。
キリマンジャロの雪解け水と日本ブランドが融合して生まれた米という感じですね。
シナモンのようなスパイスで仕上げたピラフ風のテイストに、野菜炒めと一緒に口に運ぶと、まるで日本食を食べているかのような食感です。

ココナッツミルクで煮込んだ感じの豆のスープもグッド。

単純に「おすすめ」をオーダーしただけなのに、このうえなく美味しい料理に出会えてびっくりです。あっさり完食しました。
料理の名前はわからなかったけど、8,000シリング(480円)でした。

コーヒーの聖地ユニオンカフェで飲むキリマンジャロコーヒー

では、食後のコーヒーと参りましょう。
モシでコーヒーを飲むならキリマンジャロコーヒー。
そして、もう、お店の目星はつけてます。
おや、今回の旅で、はじめて欧米系の観光客を見かけました。

そのお店の名は「ユニオン・カフェ」。

多くのブログでも紹介されてますが、場所はこちらです。
ユニオン・カフェは、1925年に設立されたアフリカ最古の協同組合の一つである「キリマンジャロ先住民協同組合連合」が直営している専門店。
キリマンジャロの斜面で育てられたコーヒー豆を、移動距離ほぼゼロで提供しているため、本物のクオリティを最高の鮮度で味わうことができる、いわばコーヒーの聖地のようなお店です。

壁には歴代の関係者らしき肖像や、タンザニアの現職大統領サミア・スルフ・ハッサン氏の写真も飾られている。
観光客向けのおしゃれカフェであり、この土地のコーヒー文化を背負ってきた場所でもある、そんな空気のお店です。

しかし、今は、コーヒータイムではないのか、ほかに客がいません。

ひょっとして本日は休業? と思いましたが、奥から出てきた可愛らしい娘さん。
いつもはブラックの私が、なぜかモカをオーダー。

コーヒーだけでは物足りなく思え、チョコケーキも追加。
なんだろ? 朝からずっと歩き回ってて、甘いものが欲しくなったのかな。
店の奥からは、コーヒーの豆をひく音が聞こえてきます。

届けられたキリマンジャロコーヒーのモカアレンジ。

香りからして、キリマンジャロコーヒー独特の酸味がただよってくる感じ。

やっぱり、ブラックで飲むべきだったかな、と思いきや、豆の酸味がミルクの甘さに負けてない。
ほんとに、いままで飲んだことがないような飲み味です。

キリマンジャロのふもとでキリマンジャロコーヒーを飲む。
このシチュエーションだけでも、コーヒー党にとってはなかなかできない贅沢。
ダブルでも6,000シリング、360円でした。

さっきの料理といい、このカフェのコーヒーといい、モシ滞在はついてることの連続。
この幸運で、キリマンジャロのてっぺんを覆い隠している雲を動かしてくれたらな。
あとはそれだけが願い(^ ^)
