モンバサ・ロードの雑踏&モシ行きバスチケット確保に奔走した話

さて、だいぶ旅の前置きが長くなりましたが、ケニアのモンバサに上陸したので、ここからが本番。

帰国の期限が定められている現役のサラリーマンが、できるだけディープに東アフリカを旅することができるか。

要するに、ここモンバサからバスを乗り継いで、ルワンダまで行けるか、という試み。

帰国便が決定している私にとって、旅の道中の交通機関のスケジュールがフルに未確定というのは、66回目の旅において初めてなんです。

モンバサ・ロードの「バス会社通り」をさまよってみる

ホテルに荷物を置いて、通りに出たのが13時。

気温は28度と、汗がダラダラ出るほどでもない。海風を感じる分だけ、むしろ東京より涼しく感じる。

ゲストハウスのある場所が「モンバサ・ロード」。

ここは、メインランドからモンバサ島をつなぐ目ぬき通りで、バス会社がいっぱい集まっています。

バス会社が多くあるとともに、バスの出発場所でもあります。

アフリカ諸国だけではないですが、バスターミナルというものは、繁華街の渋滞をさけるように郊外にあるものとばかり思い込んでいた私には意外でした。

もちろん、郊外にもターミナルはあるんでしょうけど、事前の情報では、タンザニアのモシ行きのバスは、このあたりから出るはず。

だから、一生懸命、MOSHIとかARUSHAという文字を探します。

アルーシャは、モシから80kmほど先の街。

そして、これが全然見つからないんですよ。

なので、Googleマップにも出ていた、マッシュという大きなバスチケット予約センターへ出向きます。

すると、客を引き込んでいた黒人の大男から「モシはこの辺ではない、もっと向こうだ」と言われます。

言われた通りに、もっと向こうへ。

このへんから、妙な日本人が行ったり来たりしているので、「チーノ!」と声をかけられます。

中国人ではないんだけどなw

「チーノ!チーノ!」の合唱だけでなく、案内するよ、という輩まで現れました。

「モシ行きだよ? ユーノウ?」「ノープロブレム」

しかし、連れて行ってもらったところは、やっぱりタンザニア行きは扱っていないオフィス。

ためしにそいつに「モシってケニアじゃないよ、タンザニアだよ」と言うとポカンとしてた。

さて、若干困った。モシ行きのバスはあるはずなのにバス会社が見つからない。

モンバサからモシへのバスがあるという情報はネットのブログからの知識。

だから、正直はっきりはしていない。さすがに生成AIに聞いても、明らかにはならなかった。

その乏しい情報をまとめると、モンバサからモシへは、

  • 朝6時ごろ出発する直通のバスがある。所要時間は8時間くらい。
  • バスは常に満席だそう。(だから前日のうちでないとチケット確保は危うい)
  • 直行でない場合は、途中のボイという街で乗り継ぐか、ナイロビまで行ってみる方法がある。

とうことらしい。

直通が無理なら、ボイ乗り換えということになるけど、ボイから先がさらに見通せないので、直行便チケット確保が不可の場合の代替策は、いったんナイロビまで行ってしまうこと。

ただね、ナイロビ経由はすごく遠回りになるんだよね。

直行便なら、こういうルートになるはずで、ぜひとも直行便チケットをキャッチしたい。

1700シリングでモシ行きのチケットを確保

焦りながらも、カオスなモンバサ・ロードの雰囲気を楽しみながらさまよってると、上の画像のバスに、ようやくMOSHIという文字を発見。

その先には、荷物を積み込んでるミニバス。

ドライバーに声をかけると、たしかにモシ行きのバス。

明日のチケットを買いたい旨を告げると「こっちへこい」。と、オフィスへ。

なんだか、いかがわしい感じのする、一人では入っていかなさそうなビルの奥の奥。

そこでは、パスポートの提出を求められ、なぜか(日本の)電話番号をノートに記入し、モシへのチケットを発券してくれました。

「席はどこがいい?」「写真撮りたいから眺めのいい最前列(フロントロウ)を頼むよ」と言うと、なぜか若干困った顔をしてから「OK!」とチケットにシート番号を記入。

困った顔の理由は明日の朝判明するわけですが、出発時刻はAM6時半。

6時には来てくれとのこと。

料金は1,700シリング(2,052円)でした。

私の名前まで記入されたバスチケットをしっかりにぎりしめてオフィスを出ます。

バス会社の名前はなんと呼ぶのかな。

チケットとサインによると「NAEKANA ROUTE 134 SACCO」。

ルート134なんて湘南じゃん(笑)

とにかく、旅の第1関門クリア。ホッとしてジュースで喉を潤します。

50シリング(60円)でした。

いちおうオフィスの場所を貼っておきます。

外側にはMOSHIなんて文字はどこにも書いてないので迷うかも。

モンバサ・ロードの楽しい眺め

チケット確保に約1時間要しましたが、これでもう心配はない。

モンバサの街を歩いて楽しむだけです。

モンバサの街、観光的要素は、この先にあるフォートジーザスやオールドタウンだけど、モンバサ・ロードの雑踏も、ただ眺めてるだけで面白い。

日本車も多いよな、と思ったけど、トゥクトゥクもすごく多い。

モンバサはケニア第二の都市だけど、歴史の上では圧倒的にナイロビを凌駕している。

なんといっても、7世紀〜8世紀頃からムスリム商人と交易がはじまったというから、街の歴史は1,000年以上。

栄華を極めたのは、12〜15世紀の時代。

象牙や金の輸出港として発展し、インド洋交易の要所として繁栄したのがモンバサという街です。

その栄華は、バスコダガマの来航によって一転します。

そのあたりの感想は、フォートジーザスを歩きながら回想するとしましょう。

とにかくモンバサは、ケニア第二の都市で人口は140万人ほど。

そして、東アフリカ最大の国際貿易港です。

だから、眺めていても、ひとつとして同じ風景がない雑踏。

イスラム系の人もいれば、インド系の人もいる。

そして、漆黒の肌をもつ人々が群がれば、アフリカ大陸に来たんだな、という実感がじわじわとわいてきます。

モンバサの治安は、ナイロビなどと比べると格段に良い、とされています。

こういう活気のある雑踏を眺めてると、それも実感できます。

そして、オールドタウンなどへ行けば観光客がたくさんいるんだろうけど、モンバサ・ロード沿いには、観光客どころか、アジア人、欧米人さえ見かけない。

だから、あいかわらず「チーノ!チーノ!」と呼びかけられます。

呼びかけて、何する、というわけでもないんだけど、珍しい人種が歩いていれば声をかけたくなるらしい。

中国人と間違えられっぱなし、というのもシャクなので「ジャパニーズ」と訂正してみせると、今度は「ジャンボ」と言い返してくる。

「ジャンボ」とはスワヒリ語で日本人という意味かな、と思っていたら「こんにちは!」という意味でした。

まだ歩きはじめだけど、モンバサの人たちは、親切で人懐っこさがあるようです。

「ジャパニーズ」と言って「コンニチワ」と返してくる輩には、少々警戒を要するかもw

では、そろそろ、モンバサ島の端にあるフォートジーザス、そしてオールドタウンを歩いてみますか。