ノーsimの旅人に国境行きバスを手配してくれたムワンザの親切なゲストハウス【タンザニア一人旅】

タンザニア第二の都市ムワンザ。実は人口100万都市。

そして、早朝のムワンザのメインロード。

アルーシャから夜行バスで13時間かけてやってきた私は、通学する小学生の姿を目にとめながら、予約しておいたゲストハウスを目指して歩いています。

早朝のケニヤッタ・ロード

それこそ小学生の時分から地図帳を眺めるのが大好きだった私は、ムワンザという地名までは及ばなくても、ビクトリア湖の名前も位置も知っていた。

だから、若干寝不足ではあるけど、そのアフリカ最大の湖の湖畔の街に来れたことで、気持ちが高揚しています。

次第に明るくなっていく東の空。

その東の果て、インド洋沿岸のモンバサから、約1,160kmをバスを乗り継いできたので、感慨もひとしお。

自分のやりたい旅のスタイルをめいっぱい踏襲できて、歩いてると勝手に笑がこぼれてしまう(笑)

ムワンザのメインロードを、キャリーをゴロゴロ転がしてれば、すぐに「タクシー!」と声がかかるけど、耳に入りません。

さて、このへんだろうか、ゲストハウスは。

荷物を置いた後は、明日の朝の国境を越えるバスチケットの確保という、ひと仕事がまってます。

とても親切だったゲストハウス「Karibu Nyumbani」

booking.comで予約しておいたゲストハウス「Karibu Nyumbani」は、実は場所が分かりにくいらしい。

と、口コミにもある。

どういうことかというと、Googleマップに正確に表示されないとのこと。なんだそりゃw

それを見越して、ホテルの方からアプリのチャットを通じて「ヘコ・ファーマシーが目印よ」という案内がきていた。つまりヘコ薬局ということね。

たしかに、ヘコ薬局はGoogleマップに表示がある。

しかし、見つからない・・・

Googleマップが作動していても迷子になれる私だから、このときの私はまさに水を得た魚。

あっち行ったり、こっち行ったり・・・

そこで、細い路地で露店を開こうとしていた女の子に声をかけると、英語を理解してくれて「そこだよ」と教えてくれた。

そこは厳重なる鉄の門が立ちはだかっていたので、なんのことはない。

さっきのヘコ薬局の隣が、ホテルへの入り口になっていたという。

でもさすがに、ホテル名とかのサインがないとわからないよな。

一難去ってまた一難。

アプリを通じて「到着の際は連絡してくださいね。迎えに行きます。」とあったのを思い出す。

普段は不在にしてるけど、チェックイン時にオーナーが姿を現すという仕組みのようだけど、ノーsimの私にそんな芸当をできるわけもなく、鉄格子越しにさっきの女の子に声をかけ「ここに電話してもらいたい」とお願いしてことなきを得た。

靴下とか衣料品を売っていた女の子、助かったよ、本当にありがとう(^ ^)

旅先でいただく親切は、心に沁みます。

さて、1泊19ドル、約3,000円で確保したゲストハウス。

アパートのような感じで、ほかに宿泊者もいなさそう。

アパートオーナーが民泊に改装したんだろうか。

現れた愛想のよさそうなお姉さん主人から、キーを受け取ります。

多少古くはあるけど、部屋は清潔で広い。

ベッドも、なんだかローカルチックでいいね。

蚊帳はないけど、窓枠にはしっかりと網戸がはられています。

こらなら、蚊に襲われることはなさそう。

そして、天井にはファン。

専用のトイレもシャワールームもあるし、ムワンザという街の中心部と考えれば、3,000円なら上等でしょう。

シャワールームも清潔でした。

さて、一通り部屋の説明をもらったところで、実は、先のアプリのやりとりで、ムワンザからルワンダのキガリに抜けるバスの手配もお願いしていました。

チャットで「何か、ほかに必要なものある?」と聞かれたので、お願いしてみたら、あっさり引き受けてくれた、とても親切なゲストハウス。

「あなたのスマホでは予約できないでしょ。私がテレフォンナンバー貸してあげるわ。」と、私の状況を見越していて話が早い。

ところで、ムワンザから陸路でルワンダへ抜ける場合、国境の街ベナコというところまで行き、そこからバイクタクシーでルワンダ側のルスモという街に抜けることになるらしい。

ルスモという地名は、ルワンダのビザ取得の際に登録したので頭に入っていたけど、ベナコなんて地名は初耳。

「それでいいわね。」という顔をしているので、よろしく、とうなずくと、お姉さんのスマホでたちまち予約。

バスは翌朝6時発。シートは窓際を指定してもらって「18」。

私の名前も打ち込んで、あっさりとチケットを発券してもらいました。

ムワンザからキガリは、この バス旅の最終関門だと思ってたので、思惑通りにルートを確定できてほっと一息です。

バスは、ここに来る時に通った「ニェゲジ・バスターミナル」を出る。

「5時半には着いていたほうがいいわね。私がバジャジ(トゥクトゥク)を呼んであげるわ。5時少し前には起きてね。」

もはや、安宿のオーナーというより、優秀なツーリストセンターのスタッフと話しているかのよう。

私はただ、うなずいて、言われた通りにすればいい。

さっきまで、どうやって明日の国境行きバスを探そうかと考えていたのに、数分後には、翌朝の出発手順まで決まっていました。

この街から、ルワンダへ移動する旅人は多いのだろうか。

日本では、というよりWEB上ではなかなか実態や体験談の調査ができなかったムワンザ⇒キガリの足が確保できて、なんだか、夢の続きを見ているような気分でした。

バスのチケット代は30,000シリング(1,800円)。

宿代は19ドルなんだけど「交換するの面倒だから49,000シリング(2,900円)でいいわ。」

と、79,000シリングでオール会計。

宿の場所を突き止めるのに苦労したけど、こんなに旅人に優しいゲストハウスに泊まったのは久しぶり。

拍子抜けするほどの幸運に感謝です(^ ^)

キリマンジャロ・モーニングコーヒーで一服

ムワンザの街歩きに入る前に、片づけなくてはいけないと考えていたミッションがあっさり収束したので、なんだかとても気持ちが軽くなっている。

ホテルの前は、ミニバスの発着場所になってるようでした。

これも、美味しいキリマンジャロコーヒーが飲めるカフェ、ということで宿に教えてもらった店。

ムワンザのサラリーマンやOLが利用するようなカフェで、あちこちからラップトップのキーを打つカタカタという音が聞こえてくる。

思わず仕事を思い出してしまうような音響に、苦笑いしてしまう。

モシで味をしめたキリマンジャロコーヒーのモカアレンジに、ピザとドーナツの朝食になりました。

本来なら、いまごろ、ここから10kmも離れたバスターミナルまで出向いて、simのないスマホでバスチケットの確保に奔走していたことであろうムワンザの朝。

その1〜2時間の代わりに味わえたドーナツにコーヒー。

旅の幸福とは、そんな些細なことを通じてやってくるもの。

東アフリカの旅は、まだまだ続きます。