【デリーの下町チャンドニーチョーク街歩き】ニューデリー駅からオールドデリー駅へ

地下鉄駅から地上に出る時の感覚は、どこにおいても、なんとなく解き放たれる開放感から「ふわっ」とした気分になるけど、ニューデリーのそれは、そこに警戒感がともなう^ ^

なにしろ、空港直結のメトロの出口で、目の前がニューデリー駅である。

出口からは旅行者が出てくるのはいわば必然で、カモにしてやろうとたくらんだ詐欺師がうようよと湧いて出るのはいたしかたない。

デジャブを感じたニューデリー駅前

このニューデリー駅前の雰囲気は、4日前の入国時は別として、8年前にも味わった。

デリー空港でのトランジットの際、たった3時間だけだけど弾丸観光してやろうと、やはりメトロでニューデリー駅前に降り立った。

ニューデリーは、空港からメトロで20分程度で来れるので、乗り継ぎの際に軽く街を歩いた人もいるでしょう。

もちろん、ビザを持っていればの話だが。

だから8年前と変わらぬ姿が本当に懐かしい。

目の前に展開される雑然としたトラフィックと、耳をつんざくようなクラクションに排気音。

そこにきて、ひっきりなしにトゥクトゥク乗りやリキシャ乗りが声をかけてくる。

ほんとに8年前と変わってない^ ^

そんなデジャブを楽しみながら、デリーの街を歩き出しました。

デリー門かと思ったけど、あれはアジメール門。

アジメールというのは今回旅したラジャスターン州の街。

ラジャスターンへの入り口といったところでしょうか。

アジメール門の前は、リキシャとトゥクトゥクが交錯する交差点になってました。

その交差点に信号がないというのだから、いかにもインドらしい。

香辛料の香りが香ばしいデリーの裏通り

さて、大通りだけ歩いても面白くない。

ちょっと、わきにそれてみました。

そこに現れたのは、香辛料ロードとも呼びたくなる狭い路地。

路地の入り口からして、とても香ばしい香りに包まれています。

香辛料というよりも、これはスープカレーのためのダール(ひき割り豆)らしい。

なぜ、私がそんなことを知っているのかというと、画像をAIに分析してもらったから^ ^

生成AIの時代、もう不可能なことなんてないように思えてくる。

右下の黄色い豆がアルハル・ダール (Arhar Dal)。

左隣の緑色のひき割りムング豆がムーング・ダール (Moong Dal)。という感じ。

これが赤唐辛子ということは、私でもわかる。

右下の塊は岩塩らしい。

とにかく色とりどりに、そして香りを放つ香辛料のオンパレード。

辛いものが好きな人間には、たまらないロードでした。

ところで、もうお昼の12時ごろで、3月のデリーといえど、とても暑くなっています。

ジョードプルのような39度とかにはなってないだろうけど、体感的には35度以上。

インドの人たちだって暑いだろうね。日陰で休んでます。

後で知ったんだけど、この辺りはデリーの大きなスパイス市場である「カリ・バオリ市場」に通じるファジル・ロードという路地であったみたい。

どおりで、多種多様な香辛料が並んでるわけでした。

そのファジル・ロードを北側に抜けました。

身動きとれないほどの混雑は、さすがインド。

インドはこれでなくちゃね。

かんかん照りのインド。

雨季もあるんだろうけど、インドに雨が降ってる姿は、なんとなくイメージがわかない。

チャンドニー・チョーク・ロードをぶらぶらと

チャンドニー・チョーク・ロードとの交差点に出ました。

この道をまっすぐに東に歩けば、デリーの赤い城「レッドフォート」にたどりつくはず。

そもそも、デリーの半日観光はこんなふうに歩くつもりでした。

ニューデリーからオールドデリーへ。

要するに、デリーの下町をぶらぶら歩いて、レッドフォート、そしてジャーマーマスジドとデリーの代表的な観光地をめぐるオーソドックスな散歩コース。

歩くだけで1.5時間なら、寄り道したり、見学したりしたら4時間くらいかな。

11時に行動開始してるから15時くらいにジャーマーマスジド。

そのあとは、疲れてたら空港に戻っちゃえばいいし、歩き足りなかったらコンノートプレイスでも見学すればよし。

帰国便は20:45のエアインディアだから、18時ごろまでに空港につけば、ラウンジでシャワー浴びてスッキリできるでしょう。

そんなふうに計算してます。

 

ところで、チャンドニー・チョーク・ロードの起点の背後には「ファティープル・マスジト」というデリーで2番目に大きなモスクがあるんですが、なぜか休業中でした。

さて、歩き出す前に水分を補給。物価の安いインドなら、ジュースもガブガブ飲める。

飲み終わって、あらためて通りを見ると、いかにもデリーの下町という感じ。

本日のところは、さらっと眺めて終わりだけど、デリーならばいつの日か長逗留することもあるでしょう。

楽しみだね、そういう日が来ることを待つのは。

1分おきくらいにリキシャ乗りに声をかけられる。

面倒だから「I want to sightsee on foot.」と書いたカードを背中に貼っておきたい^ ^

駐車違反の罰金は2万ルピー(3.4万円)らしい。

どんどん東に歩きます。

歩いていて、暑いことは暑いけど、なんだか気持ちが晴れ晴れとしてくるのは、高層ビルとかがないからだろうか。

50ルピーから80ルピーくらいで、あのような料理が食べられる。

もっと安かった時代もあるんだろうけど、それでも十分安い。長期旅行者の味方だね。

細い路地にも顔を出してみました。いかにも下町という雰囲気が楽しい。

左手にオールドデリー駅を過ぎた頃、前方に威厳のありそうな建物が現れます。

あれこそが、グルドワーラー・シーシュガンジ・サーヒブ。

ずいぶんと長い名前で覚えられそうもないですが、シーク教寺院です。

シーク教といえば、頭に巻くターバンを思い浮かべますが、はて、今までの私の旅歴で、シーク教寺院を目にしたことがあっただろうか。

シーク教寺院の前に現れる牛。

教えは違えども、シーク教もヒンズー教同様に、牛は食べてはならないみたい。

でも、足げにしていいのかな^ ^

シーク教はパンジャブ州のアムリトサルが聖地ということは知ってましたが、デリーにもこんな立派な寺院があり、小さいものまで含めれば、かなりの寺院があるらしい。

参拝者と物流が交錯して、とんでもないトラフィックのグルドワーラー・シーシュガンジ・サーヒブでした。

次に見えてくるのが「シュリ・ガウリ・シャンカール寺院」。

これまた立派な寺院ですが、今度はヒンズー教寺院。

わずか数百メートルを隔てて、異教の寺院が営まれている。

まさに混沌としたインドであり、デリーの下町。

長逗留することができたら、時間を忘れて、ひとつひとつ訪ねていきたいものです。

ちょうど、チャンドニー・チョーク・ロードの東端に辿り着き、目の前にはレッドフォートが立ちはだかってますが、暑さに耐えかねて、地下に逃げ込みます。

地下に逃げ込むとは、地下にはクーラーが効いてるから。

その涼しい風に吹かれながら、ふたたびオレンジジュース。

大汗を流して飲むオレンジジュースは、この上なく美味い^ ^