ルセで食べるブルガリア料理&スヴォボダ広場の散歩【ブルガリア旅行記 #15】

ブルガリアとルーマニアとの国境の町ルセ。

時刻は14時。今夜はこの町に泊まりますが、明日の出発は未明の午前3時。

したがって、あと4時間くらいが観光のタイムリミット。

ルセの駅前から北に伸びる「ボリソバ大通り」を急ぎ足に歩きます。

ブルガリアで最もエレガントな町ルセ

誰が言ったか知りませんが、ルセはブルガリアでもっともエレガントな町とのこと。

「地球の歩き方」にも、それに近い描写がなされています。

しかし、「ボリソバ大通り」を歩く限りでは、旧共産圏のような建物が並ぶばかり。

「ボリソバ大通り」は日常生活圏なのでしょう。

たて続けに八百屋さんが並びます。

スーパーも登場。

実はランチをとるため、レストランを目指してあるいています。

ガソリンスタンドですね。

2.54レヴァということは187円ですか・・日本と比べて高いのかな。

ふだんクルマを使わないからわからないw

なにかのモニュメント。

お、だんだん、エレガントな町らしくなってきました。

おお、カッコいい交差点。

東洋人の私から見たら、西洋建物はすべてエレガントに見えてしまう。

そして、エレガントなこの通りを少し歩くと・・

目指すレストランに出ました。

レストラン「チフリカ」で食べるブルガリア料理

宮殿のようなアパートメントの一角を占めるレストラン「チフリカ」。

「地球の歩き方」にも載っている、地元住民でにぎわうブルガリア料理店です。

店内は広く、入った瞬間もとてもフレンドリー。

一人客の私が、なぜか8人用のテーブルを与えられました。

ソフィアで入ったブルガリア料理店と同じように、重厚な木箱を伴ったメニューが出されます。

英語が併記されてはいるものの、写真がないのでわかりにくい・・

うーん・・

しばらく悩んでましたが、昨日ソフィアで食べた「カヴァルマ」とヨーグルトスープが美味しかったので、写真を見せて同じものをオーダーしました。

「カヴァルマ」のとき、やはり「チキン?ポーク?」と聞かれ、「ポーク」。

と、答えてから、昨日もポークだったなと思い出します。

赤ワインもオーダー。

平日で14時を回っている時間です。この人たち、日中はなにをやってるんだろう?

日常生活での私の食生活は、基本「すき家」などのフランチャイズチェーン店。

このようなレストランで食事をとることはほぼありません。

旅に出たときだけの感触を楽しみます。

まず、赤ワインが運ばれてきます。

いやあ、日中からワインをたしなむ快感・・たまらない(^^)

次に運ばれてきた「タラトール」。

ブルガリアの定番スープ。冷えたヨーグルトスープ。

昨日食べてあじをしめました。具もたくさん入っていて、美味しんです。

ブルガリアの人たちは、日ごろからこんなスープを飲んでるんですね。健康に良さそう。

スープを飲み終えて、ひと息。

でてきました。メインディッシュの「カヴァルマ」。

「カヴァルマ」は、ブルガリアの定番煮込み料理。

デカいパンもボンと置かれます。

鍋ごと運ばれてきたのは同じですが、微妙にスタイルが違うんですね。

昨日のは、ペーストがふんだんに使われ、もっとドロッとしてました。

しかし、パンにも赤ワインにも合うカヴァルマという料理、ファンになりそうです。

固そうに見える豚肉。これが熱々に煮込まれ、柔らかくなっているのが食欲を増します。

日本のブルガリア料理店さがして食べたいな、そんな気にさせる料理。

たぶん、トマトがアクセントになってるんでしょうね。トルコ料理もほうふつさせます。

ほんとに美味しい・・しかし、量が多い。

量が多くても、ナイフとフォークが止まらない、それが「カヴァルマ」。

完食です。

パンも食べきっちゃいました(^^)

勘定は全部で28レヴァ(2072円)。

ブルガリア滞在は本日までなので、キャッシュで払うかカードで払うか思案。

現金を使い切ったほうがいい、と判断しキャッシュ。

2階も客席なのかな。美味しいブルガリア料理、ごちそうさまでした。

スヴォボダ広場の散策

腹ごなしの散歩。町の中心「スヴォボダ」広場に向かって歩きます。

いたるところにある、おそらく偉人であろう人物の碑。

オシャレなベンチ。

なんだか、ソフィアの街を歩いてるかのごとく錯覚するルセの町。

雰囲気はソフィアそのものですが、まったく静か。あのソフィアの喧騒はありません。

歩いている人も少ない。まあ、これは平日の日中だからねw

この左側の重厚な建物は、外観とはウラハラのディスカウントショップです。

広そうなところに出ました。ここが「スヴォボダ」広場かな。

「スヴォボダ」とは発音しにくいですが、「自由」という意味。

一度も植民地になったことがない民族にはわかりにくいですが、「自由」とは奪われてはじめてその尊さに気づくもの。

ルセのサインの背後に立つ自由の女神像。

しかし、皮肉にも、ルセの町はオスマン朝支配下にあった時代に発展したそうです。

北の方角ロシアのほうに手を差し出している女神像。

ロシア軍に助けを求めている構図。

露土戦争によって独立できたブルガリア。いまのロシアの行為には、どんな思いでいるのでしょうか。

ルセは、静かで穏やかな町です。

こちらは政府系の建物かな。

ユーロの旗もあるし、そうみたいですね。

ドナウ川から吹いてくる風は冷たい。ちょっと、トイレを探します。

夜は賑わいそうな「スヴォボダ」広場。

公衆トイレがありました。

しかし、なんと使用料1レヴァ(74円)。

公衆トイレでお金払うのは海外では常識ですが、74円は私の経験上過去最高価格ですねw

ルセの町散歩は続きます。

今回のブルガリア&ルーマニア4泊7日ひとり旅の全行程・費用などはこちらです。