ソフィアの街を歩き回るだけの本日のスケジュール。
明日の朝早くソフィアを発ってしまうので、ソフィアとはあと数時間でお別れ。
我ながら、なんたる弾丸日程だとは思うけど、正味5日間でブルガリアからルーマニアに渡り、3つか4つの街を見学したいとなればどうしてもこうなってしまう。
地下道を歩きながら、ふとそんなことを考えます。
夕暮れの国立文化宮殿への散歩
地下道を出て、あてもなく歩いているようですが、時間がないんです、そんなことはない。
グーグルマップにあった「イーグルス ブリッジ」。
由来はわかりませんが、たしかに鷹です。
橋の下には、小さな流れ。この水も、最終的には黒海に流れ着くのかと思うと、大陸の広大さをあらためて感じます。
この小さな流れに沿って南下。いよいよ、ソフィアの街が夕暮れに包まれてきました。
うまく表現できませんが、この旧共産圏といった感じの建物にグッときてしまう。
キリル文字も旅情をかきたてる。
いちおう、「国立文化宮殿」というところを目指して歩いてます。
夕暮れの訪れとともに、家路を急ぐソフィアの人たち。
なんとなくデンジャラスな感じの路地。
2㎞近く歩いたかな。あれがソフィアの総合文化センターともいえる「国立文化宮殿」です。
「国立文化宮殿」前広場でのひととき
会議室などだけでなく、テレビ、ラジオの放送局にコンサートなどの会場もある、まさにソフィアのライブ会場。
しかし、広場の噴水は止まってました。
宮殿の向こうには山が隠れていそうです。
あの山こそが「ヴィトシャ山」。標高2,292m。雪をかぶっています。
あの山のふもとには、「ボヤナ教会」という世界遺産もあります。
バスで簡単に行けるらしいんですが、本日の行程では無理でした。
20度近くまで上がっていた気温も、夕方になり急速に冷え込んできました。
ソフィアは標高550mの高原都市です。
ベンチに座って、広場を行く人々を観察。
日本人どころか、東洋人の顔はまったく見かけません。
広場の北には、ソフィアきっての目抜き通り「ヴィトシャ通り」があります。
そこを北に向かって歩いていくと、ソフィア中央駅、すなわち今夜の宿に出ます。
「ヴィトシャ通り」で夕食をすますつもりで、ぷらぷら歩いていきますか。
夕暮れの「ヴィトシャ通り」でサーモンサラダを食べてみる
ソフィアの繁華街「ヴィトシャ通り」。
突き当りには、数時間前に見学した「聖ネデリャ教会」のドームが見えています。
なんだか、道がつながった気がします。
お土産も売ってます。
振り返れば「ヴィトシャ山」がそびえたっています。
「ヴィトシャ通り」と名がついたのもうなずけます。
ソフィアの街にも雪が舞うことはあるんでしょうね。
ブルガリアのスラヴ系美男美女が賑わう中で、アジア人がたった一人。孤独感最高潮w
そして、マスクにしばられない行動を久しぶりに楽しみます。
日本では仕方なくルールにしたがってますが、私はマスクはキライです(^ ^)
さて、お腹すきました。通りには、所狭しとレストランが並んでます。
ランチは、ブルガリア料理をがっつりいったので、軽めでいいかな。
店はたくさん並んでるんだけど、すっと入れてしまう店が少ない。
私が勝手に気後れしているだけですがw
これは、ボリュームありすぎだろ。
ここにしよう。酒を飲みながら、なにかつまめそうです。
うわ、入って失敗・・・スモーキングバーだった(^^)
でもなんか、ポコポコやってるんだよね。水タバコか・・
ま、いいや、なににしよう?
これでいいや、サーモンサラダね。
タバコの煙が身を包んでいく。日本では絶対に許容できないシチュエーション。
でも、なぜか、異国だと平気なんだよな・・勝手に郷に入ってるのかな(^^)
よし、ワイン到着。
魚料理でも赤ワインにしてしまうのが、私の悪いクセ。
本日の旅に乾杯。
いよいよトワイライトですね。
おお、サーモンサラダも到着。
けっこうボリューム多かった。
でも、美味しいサーモンにエビでした。
ワイン3杯、よっぱらちゃって、いくらだったか忘れましたw
※あとでクレカの決済情報調べたら24レヴァ(1,776円)でした。ボラれてないよね。
日の暮れたソフィアの街
さて、すっかり夜のとばりの降りたソフィアの街を、宿に向かって歩きます。
けっして治安が良いとは言えないソフィアの街を、酒に酔って、夜歩くなんて・・・
でも、賑やかな通りなら大丈夫でしょう。
それにしても、ほんとにトラムが多い。
聖ネデリャ教会のところで、ヴィトシャ通りは終わり。
ここからは人気も少なくなります。気を引き締めないと。
さっき見学した「セルディカの遺跡」。
ソフィアは古代から城塞都市だったんですね。
闇に浮かび上がる「バーニャ・バシ・ジャーミヤ」。
夜のほうが綺麗です。
あちらは「マリア・ルイーザ・ホテル」という4つ星ホテル。
急に人通りが少なくなって、酔いがさめますw
おお、昼間見たライオン橋。
ほんとにトラム多いけど、雪が降ったら線路大丈夫なんだろうか?
これだけの間隔で走らせてるとなると、運転手の確保も大変だろうな。
このへんは、治安が悪い場所。ホテルの灯りが見えてホッとしました。
そして、ソフィア・セントラル・ステーション。
明日の早朝、この駅から列車に乗って、ルーマニアとの国境の街ルセを目指します。
やっぱり、街の中心部ではなく、駅に近いホテルにしておいて正解だった。
今日は早く寝ましょう。