【シベリア鉄道の旅】5日目 ロシア号車中

眠りについたのは、昨夜、というより、未明の5時過ぎ。兵隊たちの徹夜どんちゃん騒ぎに付き合わされました

何人かがメールアドレスを書き残していきましたが、帰国後そこにデジカメの写真を送ってあげても届きません。

まったく、何やってんだか・・

とりあえず、本日の行程の時刻表はこちらです。(2004年9月現在 誤記等ご容赦ください)

fromモスクワ到着出発時差
9,091kmムチナヤ0:040:05+7
9,049kmスパスク・ダーリニイ0:450:48+7
8,932kmルジノ2:242:39+7
8,875kmダリニェレチェンスクⅠ3:263:29+7
 ルチェゴルスク4:334:34+7
8,756kmビキン5:145:15+7
 ヤセムスカヤ6:477:03+7
8,523kmハバロフスクⅠ9:009:25+7
8,350kmビロビジャンⅠ11:4511:50+7
8,190kmオブルチエ14:2614:41+7
8,080kmアルハラ15:4015:42+6
8,029kmブレヤ16:2616:28+6
7,984kmザヴィタヤ17:1017:12+6
 エカテリノスラウカ17:4917:51+6
7,865kmベロゴルスクⅠ19:0019:30+6
7,807kmスヴァボードヌィ20:2220:25+6
7,723kmシマノフスカヤ21:3821:40+6
7,558kmトゥイグダ23:5323:55+6

ドンちゃん騒ぎの間も、いくつかの駅に止まった模様。

さて、ビキン駅で30人近くを降ろしたロシア号は、ガラガラ(私の車両は)に戻りました。

そして、二日酔いというより、いまだ酩酊中・・

ひとりぼっちに戻った私は、本格的に眠ることにします。

 

と、コンパートメントに差し込む陽の光で目が覚めました。

 

はじめて見るシベリアの大地です。
部屋の窓が、進行方向左側にあるので、中国との国境の方角を見てることになります。

黄葉なのでしょうか、黄色く色づいた葉っぱが太陽光を反射させて、まぶしいです。
眠いはずなのに、眠気は吹き飛んでしまいました。

時計を見ると8時半。3時間ぐらいは眠れたかな。

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気がつくと、隣のベッドに乗客が寝ていました。
どこかで乗ってきたもよう。

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ロシア号は、9時ちょうど、極東の大都市ハバロフスクに停車しました。

降りる人もいっぱいいますが、ガラガラだった列車に、結構乗ってきました。

列車はここで25分の停車。

勝手に発車してしまわないか少し不安でしたが、駅前に散歩に行きます。

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地下道を抜けて、駅の外に出てみました。

駅舎のデザインは、ウラジオストクに似ています。日本人の私には、洋風の建築物は、みんな同じに見えてしまいます。

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売店でピザパンを買ってきました。

この列車には、もちろん食堂車がついていますが、そこで毎回食べていたら結構な出費。
こういうものが買えるときは、これで十分。とてもおいしいです。

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パンを食べているうち、列車はハバロフスクを出発。

いよいよ、シベリアの奥地に入っていきます。

しばらく走ると、アムール川が見えてきました。

冬季は氷結するするらしいですが、今は青い水をたやしています。

このあと、この川を鉄橋で渡るのかと思いきや、ぐんぐん地面にもぐり、列車はトンネルでアムール川をくぐっていきました。

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パンを食べていると、男の子が顔を出しました。どこまで行くのでしょう。

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列車は、こんな感じののどかな草原地帯をひたすら走ります。

空は快晴。シベリアというと厳しい自然が頭に浮かびますが、今のところ、そんな感じはしません。

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昼下がり、列車が山間部に入ったかなと思うまもなく、箱庭のような街が現れました。

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オブルチエという町でした。

14:26の到着。15分停車するので、乗客もゾロゾロと降りてきます。

物売りが露店を出していて、パンにピロシキ、トマトやジャガイモなど、所狭しと並べています。

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いろいろな旅行記を読むと、シベリア鉄道では、各停車駅で物売りが軒を並べているぞ、という記述がありましたが、このことか、と思います。

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二日酔いの頭で、ホームを散歩。

眺めているだけで、楽しいです。

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ピーナッツなんかもあるんですね。

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オブルチエを出発した列車は、小さな峠を越えます。

線路もぐるっと、山肌に合わせてカーブを描きます。

向こう側の山の斜面に、これからすれ違う予定の貨物列車が見えました。

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山を越えると、列車は、また淡々と平原の中を走ります。

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同室の乗客が目を覚ましました。名前はエディ。

ウランウデまでこの列車に乗り、その後モンゴル国境近くの実家まで行くそうです。

彼は持ち込んだ食材の中からサラミを取り出し、ナイフで切ってくれました。
マヨネーズも持参していて、つけて食べるととてもおいしいです。

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と、コンパートメントのドアが開き制服を着た2人の女性警官が現れました。

私に、パスポートの提示を求めます。

ロシア入国以来、はじめてのドキュメントチェックです。ちょっと、緊張しましたが、ビザを確認すると、すぐにパスポートを返してくれました。

通常の公務だったようです。

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平原の中に、突然駅が現れます。

アルハラ駅です。15:40の到着。

列車は、ここからアムール州に入るので、現地時間での時計を1時間遅らせます。

旅の道中で時計を遅らせるという行為は、とても楽しいですね。
その分、1日が長くなるし(気分の問題です)

モスクワとの時差は、これで6時間になりました。

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駅を出ると、また平原が続きます。

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たまに、川も現れます。

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また駅が出現しました。

ブレヤ駅、16:26の到着。人口6千人の文字通りの集落です。

でも、なんでこんなに立派な駅舎なんでしょう?

このあたりから北緯50度を超えます。私にとって、北緯50度以北は初体験です。

このブレヤ駅を発車して約20分後。窓外を8,000と書かれたキロポストが通り過ぎました。

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さて、なんていう駅ですかね。読めません(笑)

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陽も傾きかけた19:30、ベロゴルスクという街に到着。

さして大きな街ではありませんが、30分も停車するので、駅前に出てみました。

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駅前では、地元の人が露店を開いていました。

なんか、色鮮やかで、とてもおいしそうに見えます。

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ホームの先頭の方にも行ってみます。

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ロシア号を引く機関車を見ることができました。
社会主義の旧ソ連の時代では、機関車をカメラで撮影するなんてご法度だったでしょう。

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ベロゴルスクを20時ちょうどに発車すると、まもなく2度目の夜がやってきました。

昨夜は、あの兵隊野郎たちのおかげで、ほとんど寝ていません。エディにスパコーイナイノーチ(おやすみなさい)と言って、横になります。

 

目を閉じて、これまでの道中を回想します。

日本を出て5日目になりますが、すでに日付の概念はありません。

旅にでるといつもそうですが、日付の感覚がなくなり、今日が何日であるかはどうでもよくなります。

異国の地の場合は、観ること、聞くこと、経験することすべてが新鮮で、昨日の出来事が何日も前のように感じられます。

 

21時ころ、太陽が、地平線のかなたに沈みました。

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さて、明日は、どんな景色を見せてくれるのかな・・

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