バケットリストに連なる中国の町々・・

さて、トランプ大統領が就任後初の訪中。習近平氏と会談しました。

なんと、あの故宮を貸切ですか・・・

【故宮貸し切り…習近平国家主席は“現代のエンペラー”? トランプ大統領を異例の厚遇】

中国の習近平国家主席は8日、北京を訪問したトランプ米大統領夫妻をもてなすため世界文化遺産の故宮を貸し切る形で夕食会を開き、異例の厚遇ぶりをみせた。北朝鮮の核問題への対応や経済貿易分野の交渉で両国間の溝が埋まらない中、中国側は首脳同士の親密な関係をアピールして「大国外交」を演出。明、清朝の壮大な宮殿を歴史遺構ではなく外交施設に利用することで、偉大な歴史を持つ大国に君臨する“エンペラー(皇帝)”としての習氏を国内外に印象付ける狙いもありそうだ。

(出典:[2017年11月8日 産経ニュースより 写真はAP)

これは、2016年1月に北京に行ったときに撮った写真。

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トランプさんの「アメリカファースト」は本音。習近平の「最強の中国」も本音。

まあ、どちらも、金持ちケンカせずになるでしょうが、それにしても、権力の上に莫大な資金までも手にした中国共産党。

今後、どのような外交となっていくのか、私にはわかりませんが、政治的に日本と蜜月というふうにはならないでしょう。

すなわち、日本人は、中国(あるいは北朝鮮)が、「なにかしかけてくる」ことを想定して、人生を送っていた方が、のちのち後悔をしなくてすみそうです。

 

私は、あまり、そういうことは深く考えません。

漢民族が、どんな思想をもっていようとも、関係ない。
素直に、中国の長い歴史が生んだ多種多様な街や風景に興味がわくだけです。

 

私のバケットリストを整理すると、中国の地名がズラリと並びます。

 

西安からはじまる、西域へ向かう、蘭州、酒泉、敦煌、トルファン、ウルムチといった、シルクロードを彷彿させる町。そして、そのまま、中央アジアへ抜けてみたい。

カシュガル、ホータンといった、タクラマカン砂漠のオアシス都市も散策してみたい。

チベットのラサから、陸路でネパールまでヒマラヤ山脈を越えてみたいし、

ハルビンから先、興安嶺を越えて、チチハル、ハイラル、満州里と旅してみたい。

 

自分でも、なんでこんなに中国が好きなのかわからないんだけど、やっぱり、永らく東アジアの文化圏を司ってきた風景や街並みが、子供のころに習った中国史やテレビで見た西遊記なんかと重なり、ノスタルジックな気分にさせるからのような気がする。

中華料理も大好きだし(笑)

 

今まで、中国へは、香港も含めれば5回の渡航。まだまだ、満足してません。
50回でも100回でも行きたい(^^)v

色々な方の旅行記を読むと、その昔、中国を自由に旅するのは至難の技であったと聞きます。

たとえば、列車のチケットなんか、長蛇の列に並ばされたあげく、割り込む奴はいるわ、やっと窓口にたどり着いても、目当ての列車が売り切れてるわ・・

それが、今やctripのサイトで、中国中の列車や飛行機のチケットがアプリを操作するだけで予約でき、窓口でスマホ画面を見せるだけで、チケットが手に入る。

なんと便利な時代になったことでしょう!

 

便利なだけでなく、日本ではほぼ絶滅した夜行長距離列車が、市民の足として広い大陸を縦横無尽に走り、食堂車も健在だ。

そして、新幹線は時速300キロで、揺れもなく快適に都市間を結んでいる。

私は、中国の新幹線には2回しか乗ったことはないが、トンネルがほとんどないことに驚く。
(ハルビン⇨大連  上海⇨杭州 と、平坦なとこだけどね笑)

日本の、景色の半分以上がトンネルの中という新幹線とは、全く違う。

旅人にとって、大陸の雄大な風景を眺めながら移動できる中国は、広い土地と膨大な人口、世界の工場として発展した経済がもたらしたたまものかもしれない。

 

前述のように、政治的には、日本とは緊張が続くでしょう。

緊張が続いている間はいいけど、崩壊してしまったら・・

おいそれと、中国の街を旅することができなくなってしまう時代が来ないとも限りません。

やっぱり、行きたいところから順に、行けるうちに、旅はしておくものでしょう。