ホテルをチェックアウトして、バスで紅海沿岸の町エイラットに向かいます。
夜明け直後は涼しかった、ここミッペ・ラモンも、太陽が昇ると、暑い!
いや、ほんと、ハンパない暑さです。むき出しの腕が焼かれて痛い。
兵士で超満員のバスでエイラットへ
バスストップの中の日陰が、本当に助かるミッペラモンの日差し。
バス停には先客が一人。訓練生でしょうか。
どこからともなく、人が集まってきました。みんな9:47のバスに乗るんですね。
バスが来ました。
乗り込むと、なんと徴兵の訓練生で超満員(゜o゜)
バッグを背負った東洋人に、好奇の目が集まります。
(私たちは、国のために訓練してるのに、なによこのアジア人は)と、言ってるようにもみえます。
なんとか、後ろの方の座席を一つ確保できました。
いや、一歩間違えたら、乗れませんでした。
至近距離の自動小銃
ドキドキしながら、シートに腰を下ろすと、隣の窓際の席も兵士。
おいおい、銃をむき出しで持つなって。
しかも、こいつ居眠り。銃が滑って、私の腰にあたりました。
生まれてはじめてだよ。銃が体に触れたのは。
これ、実弾入ってるのかな・・・ 実弾入ってる銃を持ちながら、眠っていいのかい・・・
もう、驚きの連続です。
ところで、バスは、ラモンクレーターの中を走っているはずですが、兵士たちは疲れているのかカーテンを引いてみんな眠っています。景色が見れません・・
今日は、ラクな日程だ、と思ってましたが、なかなか思惑通りにはいきません。
砂漠の中に訓練施設があるんですね。だから、こんなに訓練生が乗ってたんだ・・
町もなんにもないところで、兵士たちがぱらぱら降りていきます。
おかげで、席が空きました。これで、やっと窓の外を眺められます。
砂漠の中の軍事演習場を通過
と、思ったら、いきなり戦車が登場。
これはもう、さすがイスラエルというしかありませんね。
車窓は、もうクレーターではなく、ふつうの砂漠になってました。
なんか、実はとんでもない場所を旅してるのかな、そんな気分。
訓練生たちが乗ってくることもあります。またバスは満員になりました。
男女割合は半々です。イスラエルは、ユダヤ人であれば、女性にも兵役の義務があります。
今度は、隣に女性兵士が座りました。それも、すごく綺麗なお姉さんです。
銃は持っていませんが、ずっとスマホを触ってました。
徴兵に服している気持ちって、どんな感じなんでしょう。
イスラエルの兵役の日常
イスラエルの兵士たち、この暑い中、素直にすごいと思います。
日本の将来って、大丈夫なんだろうか。
日本も、イスラエルに負けず劣らず、変な国々に囲まれてますよ。
今、日本は他国から襲われたら、ひとたまりもないだろうなあ。
私には、徴兵制が必要かどうかはわからない。
だけど、勝手に平和を唱えていれば他国から襲われないかといったら、そんなことは絶対にない。
1000%ない。 そんなこと、数え切れないくらい歴史が証明しています。
それでも、憲法9条の改憲に大多数の国民が反対してる国、日本。
いくとこまでいかないと、日本は変われないのかもしれませんね。
今の日本て、地球上の歴史においても、相当特殊な時期なんだろうな。
国を護ることを当たり前のように実行しているイスラエル兵を見ているうちに、ふと、そんな感想が浮かびました。
バスは、砂漠の中を、何事もないように走ります。
エイラットの標識が現れました。もう少しかな。
ミッペ・ラモンから3時間近く、エイラットの街が見えてきました。
あの海が、生まれてはじめて見る、紅海です。
エイラットに到着
そして、バスはエイラットのバスターミナルに到着。
392号バス、砂漠の中の運転お疲れ様でした。
それにしても、こんな刺激的なバスの旅は、生まれてはじめてでした(笑)
銃くらい、触らしてもらえばよかったかな・・冗談です
エイラットは、イスラエル最南端の街。バスを降りると、早くも南国ムードが漂います。
しかしこれは、エルサレムやミッペラモンに負けずに暑いです(笑)
「RED SEA HOTEL」にチェックイン
早速、チェックインしましょう。
ホテルは、その名もズバリ、「RED SEA HOTEL」。いい名前です。
バスターミナルからすぐの場所にありました。
イスラエルに来て、やっと、安いホテルに泊まれました。1泊6,000円ぐらいです。
しかし、ベッドが多い・・
上半身裸になって、ベッドの上でくつろいでたら、この黒人ベッドメイキングが勝手に入ってきました。
私の一眼レフを見て「オー、キャノンネ」なんて言ったりしてますが、勝手に入ってくるなっての。オレが女性だったら、どうするつもりだったんだい?