この旅でもっとも南となるエイラット。この街に来たのは、紅海とたわむれるため。
エイラットは、イスラエルで唯一、紅海に接している街でもあります。世界中のダイバーたちが口をそろえて言う、「最も美しい海、紅海」をこの目で見たかった。
紅海のビーチでビールを飲む
このホテルも、プール付き。なんか、プールに縁があります。
ていうか、部屋のドアのすぐ隣がプールサイド。
酔っぱらって、夜中にドア開けたら、落っこちちゃうんじゃない??
暑いのを我慢して、さっそく紅海を見に行きましょう。
もう、海は見えてるからね。ホテルからは歩いてすぐです。
これが、今夜から2泊する予定のREDSEA・ホテルの外観。名前がいいですね。
通りを歩いていきます。汗がダラダラ・・
海岸まですぐだと思ったら、いや実際すぐなんですが、途中に空港がありました。
アベニュービーチに出ました。
はじめてみる紅海。 感無量です・・・
死海と対面したときと、同じくらい感激。
いやあ、水がきれいです。
それにしても暑さがすごい。ビールでもいただきます。
紅海をながめながら飲むビールは格別です(#^^#)
市内15番バスでコーラルビーチへ
では、本格的に紅海と戯れるとして、ここから数キロ離れたコーラルビーチに向かいます。
炎天下の中、汗みどろになって歩きますが、気持ちは爽やか。
これだから一人旅はいいんです。
だって、連れが(暑いから歩きたくない)と思ったら、こういう旅は成立しませんから。
大汗を流しながら、15分ほど歩いて、バスターミナルに戻りました。
そして、エイラット市内の主要バス15番に乗ります。
これが、コーラルビーチ方面へ運んでくれます。
途中、さっきのアベニュービーチ付近のバス停を通りました。
じゃあ、苦労して、バスターミナルまで戻る必要はなかったの?
これも一人旅のいいところです。こんな、マヌケなことしても、誰にも文句を言われません(*^^)v
バスは、紅海沿岸を走ります。冷房が強めに効いてて気持ちいい・・
反対側の景色は、赤茶けた砂漠。
コーラルビーチで紅海の海水に触れる
バスは10分位でコーラルビーチに到着しました。
なぜか、撮ってくれ、というので、撮ってあげました(笑)
さっきのアベニュービーチより、リゾート感が増してます。
おお、潜ってる人もいる。ダイバーいわく、紅海は世界中でもっとも澄んだ海とのこと。
ほんとに水が綺麗。遠くからでも底が見えます。
気持ちいいだろうなあ。
向こうの陸地はヨルダンです。ヨルダンには、明日行きますよ~。
で、こっちはエジプト。シナイ半島ですね。
実は、イスラエルって、紅海には、ほんのちょっとしか面していません。
でも、ほんのちょっとでも面することが大事なんですよね。エイラットがあるから、欧米各地から、ダイバーやリゾート観光客が訪れ、お金を落としていくわけですから。
ちなみに、シナイ半島全域がイスラエル領土だった時期もありました。
現在も、シナイ半島の情勢は安定しているとはいえず、一部の観光地を除いては、レベル3の渡航中止勧告が発令されています。
そんな、緊張の場所ですが、目の前に広がるのは平和な光景。
子供も楽しいだろうなあ。日常から、こんなきれいな海をのぞめるんだから。
こんな海に慣れ親しんだ人が、東京湾の海なんか見たら、それこそびっくりするでしょう。
シュノーケリングやってる人もいます。魚もいっぱいいるかな。
この開放感、たまらないですね。
しかし、欲を言えば、コインロッカーが欲しい。
カメラやパスポート、置きっぱなしにして泳ぐのは勇気がいります。
とはいっても、こんなきれいな海を前にして、泳がない法はありません。
カメラバッグに全財産を押し込み、デッキチェアに結び付けてから海に入りました。
お湯のような海水温です。こりゃ、たまらんね。
おおっ! 熱帯魚がたくさんいます。 すごい、すごい!
しかし、10秒おきぐらいに荷物の方を確認するのは、精神が疲れます(笑)
すべてを放擲して、紅海と戯れたい!と言ってる自分と、馬鹿を言うな!全財産、盗られたらどうすんだ!と言ってる自分が葛藤して、すごく妙な疲れ方です。
死海のように浮くわけではありませんが、なんか浮く気がします。塩分が濃いからかな。
照りつける太陽がすごいからね。
浮かびながら、ヨルダンの方を眺めます。
モーセが割ったという海(紅海)は、どのあたりなんだろう、なんて、不意に頭に浮かびます。
1時間もつかってたでしょうか。デッキチェアを借りて、一休み。
こんなに長く海につかっていたのも久しぶり。
すっかり紅海を堪能できました。
さて帰るとしますか。バスがありません((+_+))
というより、バスの時刻表が掲載されてない。そんなもん、到着したときに調べておけと言われそうですが、20分、30分待っても来る気配なし。
ははは・・笑っちゃいますが、猛暑で完全に思考停止状態ですね。
そういえば、来るときの15番バスも1時間に1本だったな・・・
まさか、歩いて帰るわけにもいかず、タクシーを止めました。街まで35シュケル(≒980円)で行ってくれるというので、お世話になりました。
「ウエアユフローム?」 「ジャパン」 「ジャパン!!」
日本人は、ほんと珍しいようですね。こうしてみると、グローバル社会において、ガラパゴス化しているのは、日本国ではなく、日本人のような気がします。エラそうなことは言えませんが・・
いつもこんなに暑いのかい?と聞くと、めちゃくちゃ暑い! ベリーベリー、ホットシティ!!
40℃超えるのは当たり前。今日も40℃以上あっただろう。昨年の7月は、50℃なんてのもあった。それが3週間も続き、故障する車が続出した・・・
みたいなことを、楽しそうに話してくれました。
エイラットの夜
ホテルに戻って、水着やシャツを洗濯。
そして、ちょっとベッドでまどろむと、夜になってました。
夕食を食べに出かけます。
一応気をつけてはいますが、治安は悪そうではありません。
身体も心地よく疲れてるので、ホテルの真向かいのレストラン。
まずは、ビール。
私は、ふだんほとんどビールは飲まないんですが、よっぽど汗をかいてるんでしょう。
そして、サーモンケバブというのを注文しました。とってもおいしいです
近くを散歩して、スーパーでワインを仕入れて、ホテルに帰りました。
人通りはたくさんあるし、治安が悪い感じは全然しません。それに、夜になると、少しは涼しくなります。
プールには、転落防止用の柵がつけられてました。そりゃそうだよな。
ちなみに、このREDSEAホテル。フロントの夜番の女性が、私の娘そっくりのイスラエル人でした(笑)
ワインを飲みながら、今日一日を振り返ります。
リゾート気分満点だった今日も、午前中はイスラエルの徴兵の現状を生で見れたし、中身の濃い一日でした。
明日は、ヨルダンへ越境し、ぺトラ遺跡ツアーに参加します。
ホテル前に、朝7時にピックアップとあるので、寝坊はできません。ワイン飲んだら、寝てしまいましょう。