【ノルウェイ】4日目(その2) ナルヴィクからトロムソ バスの旅

車窓からフィヨルドが見えたら、まもなくナルヴィクというのは、色々な旅行記を読んで知っています。

ストックホルムから、はるばる20時間。ノルウェイのナルヴィクに到着です。 

ノルウェイの港町 ナルヴィクに到着

ナルヴィクの町が見えはじめました。

今日、これからの予定は、ナルヴィクを素通りして、トロムソまで行くこと。

したがって、目は、目の前の美しいフィヨルドに見とれていても、私の頭の中は、

  • ナルヴィクでバスターミナルを見つけること。(場所がはっきりわかってない)
  • トロムソ行きのバスを捕まえること。(時刻が不明)

以上2点を考え続けています。

 

そんな私の軽い不安をよそに、列車は、ナルヴィクの町に向かって、急坂を駆け下りていきます。

 

トンネルを抜けて、またフィヨルドが近づきます。

  

ほんとにすごい景色ですが、列車は我関せずと、走り続けます。

それにしても、冬の雪景色も見てみたい光景です。不凍港だから、海は凍らないんでしょうけど、山肌はどんな風に化粧されるのかな。

町が近づいて、ブリッジが見えました。

 

あと、5分ほどで終点ナルヴィクです。

ナルヴィクといえば、第二次世界大戦ではドイツ軍と、イギリス・フランス・ポーランド連合軍が戦った場所。1940年のことです。

この入り江にも、駆逐艦が入り込んできたんでしょうか。

  

この橋がなかったら、ナルヴィクの人たちは、どこに行くにも大変でしょう。

 

これから向かう、トロムソ方面へのつり橋です。建設費も、相当かかっていそう・・

 

ナルヴィクの町並みも見えてきました。

そして、ナルヴィクに到着。最後尾のコンパートメントから降りたのは私一人。

前方の車両からも、降車客はまばらです。途中の国立公園などで降りる人のほうが多いみたいです。

とにかく、来ることができたヨーロッパ最北の駅。北緯68度です。

ストックホルムから20時間42分。1,541kmの長旅でした。

ナルヴィクという地名は、子供の頃から知っていたので、駅名のサインを見れば、やっぱり感激します。

駅に併設されたカフェでお茶を楽しむ人々。

ところで、私は、なんとしたことか、このナルヴィクを素通りして、今日中にトロムソまで行く必要があります。

なので、北の終着駅に着いたという感慨もそこそこに、バスターミナルに向かいます。

では、ヨーロッパ最北の駅ナルヴィクにさようなら。

ナルヴィクのバスターミナルを探して

さて、mapsmeを開いて、バスターミナルとおぼしき方角へ歩きはじめます。

まずは、駅前の通りを登ります。

そして、ロータリーを斜め左へ。ここが、ナルヴィクの目抜き通りなのかな。

こじんまりとした公園に出ました。

東京がないのが残念。

トロムソまで250km。ノールカップまで740kmです。そんなところまで来たんだよな。

 

さて、その公園を抜けた線路沿いに大きなスーパーがありました。

mapsmeによると、このスーパーの向こう側にバスターミナルがあるというので、スーパーに入ってみました。

ちなみに、このスーパーに入る前に、2人組の旅行者からバスターミナルの場所を聞かれました。

やっぱり、地図にはっきり書いてないから、みんな戸惑ってるようです。

スーパーの中は、モールといっていいほどの装い。北極圏の港町とは思えません。

とりあえず、外に出なきゃ。

案ずることなく、モールの出口が、そのままバスターミナルになってました。

あとは、トロムソ行きのバスがあるかどうかですが、これもラッキー。

なんと、出発直前のトロムソ行きのバスが停まってました。

ナルヴィク ⇒ トロムソ バスの車窓から

運転手に声をかけると、間違いなくトロムソ行きでした。よかった、よかった。

キャリーバッグをバスの胴体にしまってくれる運転手から、チケットを買います。

スウェーデンではなく、私はノルウェイの人になっているのですが、もちろんまだ両替をしておらず、ノルウェイのお金は持っていません。

でも、運転手は、モバイル型のカード決済機を私に差し出し、あっさり支払い完了です。

250ノルウェイクローナ(約3,000円)でした。

そして、私がシートに座ると同時に出発です。ほんとに私を待っていてくれたみたいだ・・

バスは、ターミナルを出ると、私が歩いてきた駅からの道を引き返し、駅前からちょっと歩いたロータリーを通ります。

そして、ここにバス停がありました。

ということは、ここで待っていてもよかったんだ。

 

ナルヴィクの街を、文字通り完全に素通りは少し惜しかったですが、トロムソ行きのバスを無事につかまえられた嬉しさの方が強い。

ゆったりしたシートに身を沈め、ほっとします。

このバスは、観光バスというより路線バス。数分おきにバスストップに停車して、地元の人が乗り降りします。

左の窓には、さっき列車から見下ろしたフィヨルドが広がります。

 

そして、その入り江をブリッジで渡ります。

このブリッジがないと、フィヨルドの町の住民は、船で移動する生活になるんだろうな。

  

バスは、いったんフィヨルドから離れ、山を登ります。

 

ナルヴィクかたトロムソまで、直線距離なら約140kmですが、山あいや入り江に沿って走るので、250kmの道のりです。

バスに乗るときに、運転手にハウロング?と聞くと、トロムソまで4~5時間くらいと言ってました。

まあ、250kmなら、そんなものでしょう。

 

ストックホルムから21時間の乗り詰めで、列車を降りたとたんに4時間のバスの旅。

ふつうの方なら、もううんざりでしょう。

でも私は、移動そのものも楽しめる特異な体質。

 

それに加えて、景色が素晴らしいので、まったく飽きることがありません。

車内は、観光客と地元民が3:7くらいな感じ。

その少ない観光客は、私のように、窓の外にカメラを向けているのですぐわかります。

  

雪溶けの澄んだ川。ほんとに綺麗な水です。

湖というより沼が、あちこちに点在しています。

今朝より、300km以上北上していますが、スウェーデンを走る列車から見た風景そのままですね。

たまに町も現れます。町の中心にはロータリー。

 

これを見たとき、「SPAR」が日本から進出したのかな? などと、考えてしまいましたが、これは逆で、「SPAR」はオランダに本部があるヨーロッパを中心に展開している国際チェーン。

まったく、無知のなせる業です。

あとで調べたら、日本からは2016年を最後に撤退していた模様。

ダブルで無知でした(笑)

町から町へ、川を渡ります。

この「サークルk」もアメリカが本社。こちらでは、ガソリンスタンドを兼ねてるんですね。

 

車窓に再びフィヨルドが。

バスは、これから対岸を目指して、グルッと迂回して走ります。

あの対岸の向こうにトロムソの町があります。ブリッジでもあれば、ものの数分で移動できそうですが、バスは海岸線を忠実に入り江に沿って走ります。

深く入り込んだ入り江です。

 

ようやく、入り江の付け根まで来ました。

ここでバスはUターンする形で、トロムソに向かって北西に走ります。

もし、このままヨーロッパ最北端のノールカップを目指すなら、ここを直進したほうが近道なんですが、とりあえず、今夜の宿はトロムソ。

バスの進行方向が変わったので、西日が私の車窓に。

現在16:17。ナルヴィクから3時間ほど経過です。

トロムソまでは、あと1時間くらいかな。

 

それにしても、素晴らしい景色。もう少し残雪がある季節のほうが、絵的にはよかったのかな。

でも、このあたりは、まがりなりにも北極圏。天候が急激に変化することもしょっちゅう。

明日は、レンタカーでの移動を予定しています。

レンタカーを運転中、天気が急変して吹雪の中に閉ざされたら・・・などと被害妄想的なことを考えてしまい、そんなことが起きる確率ゼロ%の8月を選んで北欧に来ました。

 

海辺に咲いている花は、ルーピンでしょうか。耐寒性の花だそうです。

幻想的な植物ですね。

 

トロムソが近づいて、バスも海に近づきます。

ガードレール越しに眺める海が、とても綺麗。

これ、北極圏の海だよ、といって、みんな信じるでしょうか。

 

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