【羽田 ⇒ ドーハ】カタール航空コードシェア便&JALの非常口席快適シート「45H」

10月に2日も休暇を取るのは人生で初めて。

そんな感慨とともに、会社を定時に終え、羽田空港へ向かいます。

これから中東へ向かう私を見守ってくれた夕日。

空が異常なまでに赤いのは台風が迫ってるからだろうか。

本日は2025年10月8日。台風22号がニアミスのような進路で東京を避けてくれた。

今年は旅立ちのたびに台風が吸いついてくるが、すべてギリギリのところでかわしてる。

カタール航空のつもりがJAL機の非常口席をゲット

羽田空港は今年2月以来の8ヶ月ぶり。

夜でも賑わってる感覚が、成田より好きだ。

ところが、リムジンバスの中で、カタール航空に何度もアクセスしていたのに、オンラインチェックインを受付けてくれない。

フライトスケジュールは次の通り。

  航空会社 便名 フライト

乗継ぎ時間

往き

カタール航空

QR4851

羽田22:50 ⇒ ドーハ4:55

4時間05分
QR1102

ドーハ9:00 ⇒ バーレーン9:50

 

帰り

カタール航空

QR1111

バーレーン16:55 ⇒ ドーハ17:50

13時間40分
QR4850

ドーハ7:30 ⇒ 羽田23:55

 

往きも帰りもカタール航空のはず。

極端に安いチケット(11万円台)だから、なにか起きた?

少々青ざめながらもフライトボードを確認すると、20分ほどディレイになってる以外は問題なし。

よくみればカタール航空とJALのコードシェア便。

eチケットはカタール航空になってるんだから、コードシェアといってもカタール航空の機体に乗るものと、今の今まで思い込んでたが違うらしい。

運航がJALで行われるので、チケット発行はJAL。勘違いしてました^ ^

そこで、JALの自動発券機にパスポートをかざすと、

あっさりボーディングパスが発券されました。よかった。

ところで、あらかじめ窓際をオーダーしていた席も変えられたので、ドーハ⇒バーレーンはもちろん窓際のまま。

羽田⇒ドーハは、オール夜間飛行だし、ドーハの夜景は帰国時に眺められる。

ということは、連日の激務を睡眠で休ませたほうが得策と判断し、「45H」をチョイス。

「45H」というのは、いわゆる非常口シート。

要するに、最前列で足をゆっくり伸ばせられる席。

義務付けられるのは、非常の際に緊急脱出の支援をすることくらい。

そんな非常時なんて、確率的にあるわけないし、連日の睡眠不足をバーレーン到着前に、一気に解消してしまおうという作戦。

飛行機搭乗は窓際一択という私が通路側席チョイスというのは異例の出来事ですが、非常口席のひとつが余っていたため、射止めました。

すっかり秋めいた羽田空港で、幸運に守られた旅立ちです。

羽田空港「天ぷら さき亭」で出発前ひととき

羽田空港も、コロナ明けから3年ほどたって、ようやくすべての店やサービスが再稼働し終えたって感じだね。

さて、定時に退社できたので、フライトまで2時間ほどあります。ドーハの天気は晴れ。

フードコートを歩くうち、においにつられて、いつのまにか「天ぷら さき亭」の天丼をオーダーしてました。

機内食もあるのに、そんなに食べられる?

それにしても、このボリューム。

さすがにツリー天丼は遠慮したけど、羽田空港で食べる久しぶりの天丼で旅立ち気分マックス。

よくみれば、外国人向けに、はしの使い方が指南されてました。

そして112ゲートに戻ります。

考えてみれば、スターアライアンス派の私がJALを利用するのは超レアケース。

というより、機内食が2食出るJALのロングフライトは初めて。

機内食以外は、最近新調した「NW-A307」と「WH-1000XM6」がお供。

SONYファンの私が、8年間使ったA-45が壊れたのを機に新機種揃えました(^ ^)

高性能なノイズキャンセリングもすごいし、飛行機の中で誰が騒ごうと関係なし。

そして、ついにハイレゾデビューです。

非常口シート&ワインで乾杯の旅立ち

さて、ようやくボーディング開始。

3連休に2日の休暇を加えた4泊6日湾岸諸国3カ国弾丸旅のはじまり。

乗客は、JALだけど、ドーハ経由は日本人敬遠するのか、ほぼヨーロッパ人。

日本人がいない、羽田からすでに異国気分。

JALの機体は本当に久しぶり。コロナ後は初めて。

そして思惑通りに最前列非常口シート。

10時間半も飛ぶんだから、ビジネスクラス並みのスペースは本当にありがたい。

さっそくCAさんが飛んできて、非常時の支援について説明。

もちろん従わせてもらうけど、なぜか私のことを名前で呼んでくれた。

ビジネスクラスでもないのに、名前で呼ばれた経験も初めて。

隣席の客を通して眺める窓。

この位置だと、シートから下界は見えないし、ならば動きやすい通路側の方が使い勝手がいい。

何から何まで運のいい超恵まれたフライト。

ドーハまで約9,200km。バーレーンまでなら9,350km。往復なら18,700km。

それを11.7万円って、はっきり言ってHISさん大安売りすぎでしょ。

1kmあたり6.2円。タクシーより安いフライトチケットです。

機はすでに名古屋上空。

すぐに機内食が供されるはずだけど、もう少しかかるみたいなので、静かに音楽を聴きます。

流れてきた曲はJUJU「DOOR」でした。

おや、まず飲み物からはじまるみたい。

まずは食前酒って、まるでビジネスクラスみたいだね。

中東へ向かうのにお酒とは何事・・と言われそうだけど、まあ、それはそれ、これはこれです。

まわりにムスリムの人もいないみたいだし。

そして、JALと亀田製菓のコラボおつまみ。

足を思いっきり伸ばせるし、なんだかほんとにビジネスの客気分。

10月に休暇が取れて、安いチケットを確保。

そして、長らく行きたかった湾岸諸国。

出発には台風も避けてくれた。

そして、この快適なシートに美味しいワイン。

こんなにも恵まれた旅立ちも珍しい。

クオリティ高し JALの機内食

さて、恵まれた旅立ちに感動して舞い上がってるところに酒が入り、連日の疲労がどっと出たのかうたた寝・・・

気がつくと、機内食が通り過ぎてました^ ^

ところが、なんとしたことか、私の目覚めに気づくとCAさんがすぐに機内食を給仕。

ご迷惑おかけしました。

それにしても、JALさんの機内食、クオリティ高すぎでしょ。

味噌汁まである。

小鉢も手がこんでます。

ほんとに小料理屋のような食事です。

しかも、ワインのおかわりをいただける親切さ。

念願の中東への旅立ちに、こんなおもてなしに恵まれ、東シナ海の上で旅の神様に感謝です(^ ^)

食後のデザートはハーゲンダッツ。

JALの刻印が入ったスプーンが、もらって帰りたくなるほど素敵だった。

食後のくつろぎに身を任せていると、CAさんが「もう1本いかがですか?」

エコノミーの搭乗でワインを3本いただくのはルール違反だろ^ ^

スターアライアンス派の私は日本キャリアはANAしか乗らないんだけど、申しわけないくらい親切なJALの客室乗務員でした。

幸せに酔っていると、機は長江の河口から中国大陸へ。

そして上海上空を通過。

フライトはあと7時間40分。そろそろ寝ましょうね。

最前列だから、かんたんにトイレも歯磨きも。

こちらはプライムエコノミー。でも私の席の方が居住性はいいよ。

ではおやすみなさい。

未明の朝食&ドーハ・ハマド国際空港に到着

どこでもぐっすり眠れる私が、水を得た魚のように熟睡・・・

朝食の用意の気配で目を覚まします。

機はすでにインド大陸を渡り終えてアラビア海を横断。

そしてホルムズ海峡に差し掛かる最終コース。

6時間ぐっすり眠ったので、身体は快適そのものです。

そして、2度目の機内食が配られました。

お隣のお客は、眠ったまま。例のシールが貼られてます。

さて、朝ごはんは・・・

オムレツ定食風ですね。もう中東に入ってるんだから、西洋料理は悪くない。

新鮮なフルーツも美味しそう。

あらためてJALのクオリティの高さにアップルジュースで乾杯。

モーニングコーヒーもいただきました。

時刻は午前4時ですが、日本時間にすると午前10時。

午前中のコーヒーブレイクしたくなる時間。私は休暇だけど、同僚は仕事中・・・

到着まで1時間を切って、目の前はトイレ渋滞なり。

こんな正確な地図があるから、今回のフライト通路側でも楽しめました。

そしてペルシャ湾を見下ろしながら、カタール・ドーハに到着です。

未明のドーハ・ハマド国際空港。

時刻は午前5時。20分ディレイで出発したのに、あっさり取り戻しましたね。

まあ、トランジットは4時間あるから問題ないけど。

それにしても暑い。たぶん30度以上あります。

タラップを降りて振り返ります。

JALさん、9,200km、10時間半の旅お疲れ様でした。