【アルゼンチン】4日目(後編) フェゴ島上陸 ~南端の街ウシュアイアへ~

いきなり、バスごと船に積まれ、狼狽する私。
だって、これじゃ、景色見れないじゃん。

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しかし、心配無用でした。
バスを船の甲板に固定し終わると、車掌さんが「××××・・」としゃべり、私に向かって手招き。
「どうせ、お前は、外の写真撮りたいんだろ。ほら、こっから出てって、好きなだけ撮ってこい」
と、言っていたんだと思います。

一眼レフ持って、しょっ中席を移動してりゃ、そういう人間だって思うわな、そりゃ。

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おお、マゼラン海峡の海。

出航を待っていた、他のバスやトラックも積み終わり、出航です。
もっと寒々とした光景を想像していましたが、天候に恵まれました。ただし、寒い。

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おっと、他の乗客たちも甲板に上がってきましたよ。他のバスの人もいるのかな。

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海の色は、ブルーとグリーンの中間。

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ちなみに、陸上とはうってかわって、ものすごい強風。超寒いです。体感温度0度ぐらい?!

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マゼラン艦隊は、この海峡でサン・アントニオ号が失踪。勝手にスペインに帰国しています。
そうとは知らず、サン・アントニオ号の帰還を待ち続けたマゼラン。
1か月近くも、どんな思いで、この海図もない海の上にいたんでしょうね。

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私以外にも、寒風に耐える物好きがいます。

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そりゃ、マゼラン海峡だもん。みんな、興味はありますよね。

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おいおい、海に落ちないでよ。たぶん、海水の温度は、限りなく冷たい。

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大地が削り取られたような対岸。

マゼランは、この左側(南側)の陸地から、燃え上がる炎を見たそうです。
そこから、この対岸の島がフェゴ(火という意味)島と名づけられました。

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対岸のターミナルが見えてきました。

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身体が冷え切り、たまらず、船室の中に逃げ込みます。

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生活上、ふつうにこの海峡を行き来している人もいるんですね。

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船が接岸しました。20分ほどの忘れられない航海になりました。

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この女性も、忘れられない航海になったのかな。熱心です。

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さて、フェゴ島に上陸。チリの大地をクルージングです。

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不毛の地といっても、道端には花が咲き始めています。

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見渡す限りの平原。

ほんと、シベリア鉄道を思い出します。あれって、12年前だったよなあ。月日が経つのは早い。

だからこそ、旅って、しておくものですね。

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クルージングと書きましたが、チリ入国から、道路が舗装ではなくなっています。
それなりに、振動があります。

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季節は春。真冬にきたら、どんな感じなんだろうか。

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雄大な景色を眺めながら、音楽鑑賞。
流れてきた曲は、松山千春「sing a song」でした。

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地球上、最も遠い地、世界最南端を実感します。

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遊牧民とかいるんでしょうか。

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たまに見かける、オアシスのような集落。

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空気は澄んでいますが、バスの後方は、砂埃が巻き上がっています。

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遠くに、また海が見えました。

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おっと、羊ですか。動物知識ゼロの私です。

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なぜか、急にバスが停まりました。そして、騎士が現れます。そして・・・

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出ました!羊の大群!

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すごい!っていうか、びっくり!

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もう、彼らが去るまで、バスは身動きできません。

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いやあ、野性味あふれる旅ですね。

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ふたたび、無人の一本道へ。

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ただいま、午後2時。お腹すいてきました。
そういえば、朝のバスの軽食以来、何も食べてない。ていうか、ウシュアイア行きのこのバスは、配食がないらしいし、休憩もない。
もうすぐ、また国境かな。

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当然、売店も何もありません。

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見えるのは羊だけ。

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アルゼンチンとの国境に到着。ここで、チリから、アルゼンチンへ再入国します。

ここでは、乗客は降りません。車掌さんが、乗客みんなのパスポートと、さっきもらったチリの入国カードを預かって持っていきました。

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国境にいたネコ。国籍はどっちなんだろうね。

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ふたたびアルゼンチンに入り、バスはいったん東に向かいます。
バスを北から太陽が照らしています。

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また、大西洋と出会いました。
道路も舗装され、アルゼンチンの方が、文化の香りが漂ってる気がします。

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そして、街に入りました。

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リオ・ガジェゴスを出発して以来、7時間ぶりにみる街。リオ・グランデです。

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リオ・グランデは、見どころは少ないですが、フェゴ島でもっとも人口の多い街。

降りる人もいっぱいいるなあ、と眺めていたら、私以外はみんな降りてしまいました。
いったい何が起きたの??  例の車掌さんが顔を出して、手招き。
「バス、チェンジ!」 だ、そうです。

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リオ・グランデのバスターミナルで、みんなと一緒に乗り換えのバスを待ちます。

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風はありませんが、結構寒いので、ターミナルの建物の中へ。
空腹なので、なにか食べ物売ってるかなあ~、と、何もありません。

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ウシュアイア行きのバスの発車まで10分ほどあるようなので、コートを着込んで周りを散歩します。

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リオ・グランデとは、「大きな川」という意味。
私にとっては、アメリカ・メキシコ国境を流れるリオ・グランデ川の方が、地名の印象は強かったです。

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ウシュアイア行きのバスが来たようですよ。
乗り込むと、今までのバスとはうってかわって、超オンボロ。

オンボロは100歩譲るとしても、窓が汚いのはいただけない。
写真がうまく撮れない、オートフォーカスのピントがうまく合わないほど。

途上国や生活バスの窓が汚いままは仕方ないとしても、観光地を行くバスの窓はキレイにしてもらいたいもんです。

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バスは、しばらく大西洋に沿います。

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お腹すいた~・・   隣席の女性が食べ続けるポテトチップスがうらやましい・・

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リオ・グランデからウシュアイアまでは、小さな町がいくつかあり、バスはこまめに停まって、乗客を降ろしていきます。歳月を経た再会でしょうか。

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フェゴ島を南に進むにつれ、不毛の大地が、潤ってきた気がします。

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バスは、これから峠を越えて、ウシュアイアへ向かいます。
右窓に湖が展開しはじめました。

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山の頂に残雪が見えはじめました。

しかし、窓が汚いのが惜しい。
ふと、思いつきました。これからは自撮り棒を仕入れて、そこにウエットティッシュを巻き付けて、窓を拭く!
名案だあ(笑)

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低い峠でも、一応アンデス山脈です。アンデス越え、いい響きですね。

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この峠を越えれば、ウシュアイアです。
ちなみに、時刻は19時半です。

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そして、20時過ぎ、バスはウシュアイアへ到着。
ブエノスアイレスから3,000キロ。約50時間かけた、パタゴニア縦断を無事に終えました。

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ウシュアイアは、世界最南端の都市(町?)。南極大陸まで、すぐです。
それにしても、遠くまで来たものです。ただただ、その事実に感無量です。

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ウシュアイアには2日滞在します。
感慨にふけるのもいいですが、まずは予約してあるホテルを探し、旅装を解きましょう。

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日本から予約しておいたレノックスホテル。
ドアを開けたと同時に「ミスター、×××(私の名前)?」と呼ばれました。そんなホテルはじめてです。

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部屋に荷物を置いて、すぐ街に飛び出しました。
時刻は21時。まだ、こんなに明るいんです。白夜じゃないけど、白夜もどきを体験できてハッピー

フロントで、おすすめのレストランを聞きました。その中で、一番近いレストランに向かいます。

そう、リオ・ガジェゴスに到着する前にバスで配られたスナックを最後に、何も食べてません。

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でも、いい街ですね。よくはわかりませんが、治安もいいのかな。

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夜9時過ぎだというのに、夕方5時ごろの雰囲気です。

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そして、おすすめのレストラン「チコ」。

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あいかわらず、メニューを見ても、全然わかりません。
おすすめメニューをオーダーします。

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疲れた身体に、ワインが染み入ります。

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パンも、焼きたてでおいしい。

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料理が運ばれてきました。ビーフステーキと、ポテトの盛り合わせっていったところでしょうか。
お肉は柔らかくておいしい! これは、決して空腹だからではありません(笑)

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パンのかごも空にして、店の外に出ると、さすがに、夜のとばりがおりてます。時刻は22時。

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ところが、西の空を見ると、まだまだ宵の口じゃないですか。
繰り返しますが、もうすぐ22時です。

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残雪雪山とまでいきませんが、雪残る山なみ。南緯55度のウシュアイアです。

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北欧やカナダより、いい雰囲気じゃないですか、両方とも行ったことはありませんが。

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幻想的な風景。ウシュアイア、すごく素敵な街じゃないですか。

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海と雪山と地表に近い雲、そして街の灯りがマッチングした、世界最南端都市ウシュアイア。

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こんな、素晴らしい景色眺めたことないです。
そういう気分にさせるのは、パタゴニアの不毛の大地を駆け抜けてきたからでしょうか。

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ホテルに向かって、ゆっくり帰ります。

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さすがに、暗くなってきました。

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ウシュアイア、夜が9時間しかないんですね。

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今回の旅で、ホテルへの投宿ははじめて。
シャワーを浴びて、ベッドに倒れこみます。さすがに疲れました。

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明日の日程が、はっきりしてませんが、寝ちゃいます。
世界の果てにいるんだと言い聞かせながら、夢を見ましょう。

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