千と千尋の世界 夕暮れの九份観光ツアー【台湾 家族旅行記 #3】

ホテルで一休みをして、暑さも峠を越えた夕刻、いよいよ仇分に向かいます。

九份が今回の家族旅行の目玉。

海外旅行(というか、旅行そのもの)に興味がない家族に、九份の写真を見せたら、「行ってみたい!」となって、今に至ります(笑)

九份という街は、過去においては台北まで遠く、鄙びた集落だったそうですが、金鉱が発見されると、瞬く間にゴールドラッシュに湧いたそうです。

しかし、金や石炭の発掘がと絶えると閉山し衰退。このあたりまでは、日本の高度成長を支えた炭鉱の町と似ていますね。

ところが、1989年に台湾映画「非情城市」の舞台となったことで観光地として注目され、さらに日本では宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」のモデルではないかと噂されました。

今では、世界のガイドブックにも載る台湾の一大名所です。

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↑これを配ってくれた、台湾人の添乗員さんが嘆いていました。

「私の家も、仇分にあり、炭鉱が閉山されたとき、3万元で売ってしまった。今なら、台北の高級マンションが買えるくらいの値段で売れるよ。悔しい~。」
とのことです。

九份観光ツアー出発

各ホテルでツアー参加者を拾ったバスは仇分に向かいます。小一時間ぐらいの距離です。

ひとり旅だったら単独で行くところですが、ツアーはラクです。

ちなみに、ツアー代金が1人約5,600円でした。

九份ツアーの出発時刻

このツアーは、ベルトラでオーダーしましたが、出発時刻を選べるんですよね。

私たちは台北のホテルを16時半に出て、21時ごろ帰ってくるプランをチョイスしました。

もっと早く、あるいはもっと遅いプランもあるんですが、夜だけでなく夕暮れの仇分も見たいし、あまりホテルへの帰りが遅くなると、家族が疲れるので夕方発にしました。

ちなみに、この夕方発が、ツアー代金はもっとも高いです(汗)

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途中、右窓に明日行く予定の台北101が見えました。

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40分ほど走り、高速道路を降りると、山に向かいます。左側に海が見え始めました。

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幻想的な風景。

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仇分のバスターミナルに到着。今年の5月から、バスはここまで。ここから上まで登らなくてはいけないようです。まあ、それもいいでしょう。

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ツアー参加者たちと、階段のあるところまで歩きます。

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仇分に到着 家族が音を上げる階段のぼり?

ここが、階段がはじまるところ。立派なモニュメントと思ったら、交番でした。

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さて、登り始めます。

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前を行く家族は、早くもグロッキーモード。

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実際は、途中、こんな景色が見えたりするので、登ることの苦痛はほとんど感じません。

ただ、確かに階段は急です。登りより、降りるときに気を付けないと。

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ようやく、中腹まで登りました。
一番すいてると思って、月曜の夕方を選んだのですが、この人の数です。

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私は、千と千尋の映画を見てないんですが、そんな雰囲気なのかな。

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ここでは、娘たちも「千と千尋の神隠し!」と歓声をあげました。

みんな記念撮影しています。
台湾人だか、日本人だか、顔つきだけではわかりません。

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とにかくすごい人の数。

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そして、かなり暑い。

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こんなに賑わってるとは知りませんでした。さすが仇份。

仇份の展望台から眺める夕暮れ

ようやく展望台まで登りつめました。

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絶景ですね!(^^)!

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日も陰ってきてファンタジーな雰囲気に。

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その夕暮れを見る人もいっぱい。

人ごみと暑さで、家族の疲れがピークのようでしたので、喫茶店に入りました。

冷房の入ったみせの中に入ると、さすがにほっとします。

喫茶店からの眺め。

そして、夜になります。

夜景も旅情を掻き立てますね。来てよかった!

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さて、帰りのバスの時間まで、夜市をブラブラしましょう。

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気を付けながら、降ります。ほんと、一歩間違えれば将棋倒しになりかねません。

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赤提灯がいいですね。顔なしが出てきそうと、娘が言ってました。

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3時間ほどの散策でしたが、十分楽しめました。

今回は真夏でしたが、冬とかに来たらどんな感じなのでしょうか。