【シベリア鉄道の旅】6日目 ロシア号車中

昨夜は兵隊野郎もいなかったので、静かな夜でした。おかげで、ぐっすり眠れて、気持ちのいい朝です。

通路に出て、外を眺めます。

明らかに景色が変わりました。

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本日の時刻表はこちらです。(2004年9月現在 誤記等ご容赦ください)

fromモスクワ到着出発時差
7,493kmマグダガチ0:561:11+6
7,305kmスコヴォロヂノ4:114:13+6
ウルシャ6:026:04+6
7,111kmエロフェイ・パブロヴィチ7:488:09+6
7,004kmアマザル10:0510:25+6
6,908kmモゴチャ11:5412:09+6
6,798kmクセニエフスカヤ14:0314:04+6
6,668kmジロヴォ16:1216:14+6
6,585kmチェルヌイシェフスク・ザバイカルスキー17:3718:02+6
6,524kmクエンガ19:0319:04+6
6,488kmプリイスコヴァヤ19:4119:42+6
6,443kmシルカ20:2920:31+6
6,292kmカルイムスカヤ23:0123:21+6

1~2時間くらいの間隔で、停車するようです。

 

草原ではなく、マツなどの針葉樹林が林立した山肌を列車は走っています。
ステップからタイガに入ったようです。

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朝食は、昨夕ベロゴルスク駅で買っておいたピロシキ。ジャガイモ入りの揚げパンです。
それと、日本から持ってきたコーヒーとポタージュスープ。

車両の端に給湯器があるので、ほんとに便利。

列車は、乗り心地が良く、ほとんど揺れません。だから、コーヒーもスープもこぼれません。

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冬はクリスマスツリーのようになるのかな。

それが、今は太陽光で黄色く光ります。

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黄色いタイガの間に現れる小川。

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同室者が眠っているので、ずっと、通路に立って、外を眺めます。

カメラを持って、外ばかり見てる日本人ということで、幼い子たちにも有名になったかな(笑)

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けっこう、子供が乗っています。しかし、退屈だろうな。

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川のほとりの小さな街、というより集落が現れました。

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10:05、アマザルという駅に到着です。

20分の停車なので、朝寝坊の乗客たちも、ほとんど降りてきて、体操をはじめます。

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駅のすぐ近くを川が流れ、かすかに水流の音が聞こえます。

それほど静かな町。

おそらく冬は極寒の地でしょう。みなさんどんな生活を送っているのかな。

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ダックスフントにも散歩させます。

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アマザル駅を発車。すぐに、7,000キロの表示が通り過ぎました。

列車は、黄色い針葉樹林の中を縫うように走り続けます。

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また街が現れました。

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モゴチャという駅だったかな・・忘れました(笑)

駅に着くたび、シベリアの空気を吸いに、ホームを歩きます。

なかなか、飛行機などでは味わえない列車の旅です。

それにしても、日中は意外と暑い。

9月のロシア。25℃くらいはあるんじゃないでしょうか。上半身裸の乗客もいます。

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上半身裸の男と、コートを着込んだ男が歩く不思議な光景。

この辺りは北緯54度。標高も高いので、世界でも有数の低温地帯。

マイナス60度を記録することもあるそうです。

今の20度以上の、さわやかな気候からは、信じられませんが。

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ほんとに、列車に乗って、のんびり旅するのって、最高だね。

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住まいがなんか粗末なつくりに見えます。冬は大丈夫なんでしょうか。

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それにしても、いい天気。
シベリアの9月って、実は旅のベストシーズンなのではないでしょうか。

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列車は、川に沿いはじめました。地図によると、シルカ川のようです。

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絵葉書にでもありそうな景色。

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なんか、吹雪でもきたら埋まってしまいそうな、砂漠のオアシスのような集落です。

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17:37に到着したチェルヌイシェフスク・ザバイカルスキーという、とても長い名前の駅のホームで、6,587のキロポストを見つけました。

ウラジオストクから約3,000キロも大陸に入り込んだことになります。

シベリアの真っ只中にいるという実感がわいてきますね。

でも、まだ全行程の3分の1にしかなりません。

ここに住んでいる人たちが海を見たいと思ったら、大変なんだろうな。

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各駅に、それなりに売店があります。
シベリアの奥地でも、物資には困っていないように、少なくとも私の目には、そう映ります。

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でも、集落の小屋は、風が吹いたら吹き飛んでしまうような造り。
これで、極寒の冬を過ごせるんでしょうか。

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夕方、針葉樹林が一切消えて、見渡す限りの草原になりました。

また、ステップに入ったようです。

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いつの間にか、機関車の色が変わってます。

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たとえようのない絶景です  

通路側の窓を開けてこの絶景を眺め続けました。

まるで、緑色の絨毯の上を走っているかのようです。(^-^)

天気も良くて最高   窓から入ってくる風もさわやか、感極まるなり、です。

生きててよかった~  と、叫びたい(笑)

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シベリア鉄道の建設は、軍事的意味合いもあって、突貫工事ですすめられたと聞きます。

工事に携わった人たちは主に流刑者だそうですが、彼らはこの景色をどんな気持ちで眺めながら、レールを敷いていたのでしょうか。

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で、たまに集落が現れる。それの繰り返し。

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陽が落ちても、ちょっとした町のホームは物売りで賑やかです。
乗客たちもホームに降りて、次々と買い込んでいきます。

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エディとは、2日間いっしょに過ごしました。あっという間の2日間でした。

考えてみれば、外国の人と、2日間も同室だったって、人生で初めて。

彼は、明日の朝9:31に着くウランウデで降ります。お別れ会です。

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列車は、ヤブロノイ山脈のふもとの駅、カルイムスカヤに到着。

時刻は23:01。エディと一緒に、アルコールで火照った身体を冷やしにホームに降ります。

深夜なのに、寝付けない乗客が、次々とホームに降りて、ビールなど買っていきます。

 

日中、あれだけ温かかった空気も、深夜となれば、標高の高さも手伝って、心地よい冷たさ。

見上げれば、満天の星空。プラネタリウムにいるみたいだ・・・

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