ベオグラードの街歩き&ドナウ川を臨むカレメグダン公園【セルビア&ボスニア旅行記 #9】

さて、ベオグラード街歩きの再開。
政府庁舎すぐ横の、聖マルコ教会に立ち寄ります。

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聖マルコ教会

レンガ造りのとても重厚な教会です。

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ベオグラードでは、先ほど見た聖サヴァ教会に次いで2番目に大きい教会。

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しかし、カッコいいな。

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教会の周りを、のんびり散歩していると、校外学習の子供たちが。

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聖マルコ教会の隣は、タシュマイダン公園という市民の憩いの場になっています。

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少女の像を見るとビクッとしますが、これはなんだろう?

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太陽も上ってきて、ポカポカ陽気のベオグラード。

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ほんとにふつうにサクラが咲くんだね。

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教会に隣接して、トラムの駅もあります。

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絵になりますね。

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再びトラムに乗車

乗り放題のカードを持ってるので、またまた適当に乗ってみます。

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今度は、なるべく古そうな車両を選んで乗車。

3回目ともなれば、慣れたもんです。ただし、どこに行ってくれるのかは、わかりません(笑)

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公共交通機関に乗って、知らない街を巡るって、私にとってこんな楽しいことありません。

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旧ベオグラード駅を通って、

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サヴァ川に架かる橋を渡りはじめました。どうやら対岸に渡る路線だったようです。

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乗り続けていても仕方ないので、適当な駅で下車。

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目の前に、でっかい郊外型ショッピングモールのある駅でした。

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頻繁に運転されていますので、ほんとに便利です。

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再び乗り込みます。

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今度は照準を定めて、セルビア宮殿近くの駅で下車。

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セルビア宮殿と「~歩き方」に乗っている場所は、ここから徒歩10分くらい。

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トラムが、私を追い越していきます。食欲をそそるカラーリングです。

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ドナウ川 河畔の散歩

地下道を通って、セルビア宮殿と思しき方角へ。

急に人気が途切れて、ビビッたりしながら歩いています。

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どこか共産主義を感じさせる建物。

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見えてきましたが、宮殿じゃないじゃないですか。

昔は宮殿だったんでしょうけど、今は市役所のようです。

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だったら、目標を変えようってことで、ドナウ川の河畔に向かいます。

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ドナウ川の広い河原は公園や遊歩道になっています。

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さて、そのドナウ川ですが、川岸いっぱいまで樹木が生い茂っていて、川面に近づくことができません。

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近づける場所は、遊覧船乗り場になっています。

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それでも、桟橋の隙間を縫って、川面に近づいてみました。
これが、ノヴィ・サドでも見たドナウ川。この流れが黒海まで続いてるんですね。

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のんびり散歩をしているうちに、お昼近くになってしまいました。

夕方、サラエボに向ってバスで出発しますが、その時間は16時。

バスターミナルには3時半過ぎには着いていたいので、あと3時間強しか時間がありません。

 

これは、セルビア宮殿と間違えた市役所。

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今度はバスで本土?に戻ってきました。

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待っても来なかった2番トラム

いったん、バスターミナルに向かいます。

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サラエボ行きのバスが、あのバスターミナルから出ることを、いちおう確認しておいたほうがいいです。

坂を下ります。もう、maps meがなくても、ベオグラード中心部は歩けるようになりました。

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時刻はちょうど12時。
チケットカウンターで、あらかじめWebで予約してあるサラエボ行きのチケットを見せると、間違いなくここから出るとのこと。とりあえず、安心です。

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ベオグラード観光の時間は、あと3時間。

この時間は、ベオグラード最大の見どころ、カレメグダン公園に行こうと決めてました。

カレメグダン公園までもトラムで行けるようです。

古い建物を横目で見ながら、旧ベオグラード駅前の乗り場に向かいます。

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もう、何度目かの旧ベオグラード駅前。
カレメグダン公園に向うトラムは「2番」。もう適当に乗るわけには行きません。

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なんか、あの赤ちゃんの目が、ちょっと怖い・・・

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「2番」のトラムなんて、待てばすぐ来るものと思ってました。これは「9番」。

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「7番」が通り過ぎていきます。

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20分近く待ってましたが、いっこうに「2番」が来ません。
「2番」は運行停止されたとか?

時間もないので、仕方なく、歩いていくことにしました。

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カレメグダン公園まで、約2キロ。30分もあれば着くでしょう。

しかし、トラムで行きたかったな。
朝は寒かったですが、今は太陽が昇って、汗ばむほどの陽気です。

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ベオグラードの要塞 カレメグダン公園

公園の入り口に到着。時間を意識して早歩きだったので、けっこう疲れました。しっかり、汗もかいてます(笑)

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入り口にある像。

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なんか、すごい格好をしています。

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公園に入って、すぐ左手にすすむと、見晴らしのいいスポットへ。

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ドナウ川を見下ろす、と叫びたいところですが、これはサヴァ川。

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カレメグダン公園は、もともとは要塞。
水運が交通の中心だった古代から近代において、この2つの川が合流するベオグラードは、まさに交通の要衝だったのでしょう。

あの、遠くに見える合流地点の向こうがドナウ川です。

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こちらは、サヴァ川に架かる橋。

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みんなくつろいでます。今日は平日のはずなんですが。

ここは、観光地でもあり、同時に憩いの場でもあるようです。

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「~歩き方」によると、日本の泉というのがこのあたりにあるそうなんですが、見つけられず。

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島が見えます。そして、その島の向こうにもビルが立ち並んでいますね。

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偉い人たちの像。

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要塞の上に、一段上ります。少し眺めがよくなりました。

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あれは、Webの情報によると、「勝利者の像」。

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オスマントルコの支配から、セルビアが独立できたことを記念して造られたとのこと。

第一次世界大戦後、オスマントルコからセルビアはユーゴスラビアとして独立。

その後は、ユーゴスラビアから異民族が次々に独立。その最中には、多くの犠牲が伴っています。

島国であり、ほぼ単一民族で国家を形成してきた日本にとっては、なかなかイメージがしにくい多民族国家。

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「勝利者の像」まで登ってきたので、見晴らしがよくなりました。

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ドナウ川とサヴァ川の合流地点。紀元前4世紀には、要塞が造られていたそうです。

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今、要塞の北側を歩いています。

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この辺りからは、ドナウ川がよく見えます。

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対岸にも、けっこう建物があるようです。

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サクラも咲いてます。

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要塞のエッジは、万国共通?

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塔のところまで来ました。
これに登って、実際に監視していたんでしょうね。

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塔のふちに登る若者たち。

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でも、そこ、危ないぞ。

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これが、ジンダン門、でいいのかな。

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外側から見てますが、まさしく要塞って感じですね。

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ZINDANと書かれているので、たぶんジンダン門であってると思います。
「地球の歩き方」には、ジンダン門とは書いてあっても、画像がないからわからないんだよね。

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さて、のんびり散歩しているうちに、15時近くになりました。

これから、ホテル・モスクワに寄って荷物をもらい、バスターミナルに移動して、16時発のバスでサラエボに向かいます。

そんなに時間はありません。急ぎましょう。

今回の3泊6日セルビア&ボスニア・ヘルツェゴビナ一人旅の全行程&費用などはこちらです。