登頂が禁止? バガンのサンセット 穴場探し【ミャンマー旅行記 #10】

シュエサンドー・パヤーはすぐに見つかりました。

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登頂が禁止されていた 夕日スポット シュエサンドー・パヤー

しかし、彼女が言っていた通り、登頂は禁止。
物々しく、鉄パイプで、階段が塞がれています。

たしかに、この階段は危ないかも。
急だし、幅はないし、かなり高い。

落下して死亡事故が起きたというのもわかるような気もします。

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しかし、だからといって、サンセットビューをあきらめるわけにはいきません。

  
ちなみに、この「登頂禁止」情報は、旅行者にうまく伝わっていなかったと見え、シュエサンドー・パヤーのたもとでは、右往左往する欧米系の観光客がちらほら。

そこに目をつけた、私製ガイド。
「サンセット見れる仏塔案内するよ!」と言って、勧誘しています。

これらについていけば、当然法外な案内料をとられるのは明白なので、自力でサンセットビュー・スポットを探すことにしました。

私製ガイドは、私にもしつこく声をかけてきましたが、丁重に断ります。

私製ガイドは、腑に落ちないといった顔で「Why not!?」

心から言ってくれてるのかもしれないけど、トラブリたくない。

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登れそうな仏塔、あるいは岩なんかでもいいんです。小高い場所があれば・・・

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まもなく日没。
そういう場所があれば、すでに勝って知った観光客がいるだろうと、見当をつけて走り回ります。

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もちろん、危険なことをするつもりはありません。
立ち入り禁止の場所に、入るつもりもありません。

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さて、どこかないかな。

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サンセットの穴場? 仏塔からの夕陽鑑賞

走り回るのに疲れ、Eバイクを止めて休んでると、やはりEバイクに乗った欧米系の男性観光客。

「Hey!How do you do? サンセット見れる場所知ってるよ。」

「Really? ノーデンジャラス?リーガル?」

私としては、危険な場所じゃない? 立ち入り禁止の場所じゃない?と聞いたつもりでしたが、青年は、

「ノープロブレム、すぐ近くだよ。」と誘ってくれました。

ついていくと、すでに先客が何人かいるようです。

仏塔というより、レンガの台のような感じでしたが、立ち入り禁止の柵とかはなかったので登ってみました。

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おお、バガンの仏塔群が見渡せます。

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欲をいえば、もっと高い位置から見たいですが、仕方ありません。
これで十分です。

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刻々と変化していく空の色。

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夕日が見れるといいね。現在は、曇り空。

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なんとも幻想的な光景です。

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雲が切れて、一瞬太陽が顔を出しました。

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高台からのサンセットビューは願えませんでしたが、これでも十分美しい・・・

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さて、太陽が沈みました。ホテルに戻りましょう。

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画像は調整してますが、実際はかなり薄暗く、砂にタイヤを取られないように慎重に運転。

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ニャウンウーへのメインロードに出ました。
これで、迷子にならずに戻れます(笑)

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ところが、ライトアップされているパヤーが目に留まり、寄り道することに。

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昼間見学したアーナンダ寺院。夜見ると、また幻想的です。

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こちらは、ティーローミンロー寺院。

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寄り道してるうちに、完全に夜のとばりがおりました。

今日は、早朝から、丸1日行動していました。
Eバイクでの行動とはいえ、さすがに疲れを覚えます。

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ホテルにたどり着きました。
目の前のレンタルバイク屋の親父に、「ナイスバイク! ナイスコンディション!」と褒めて、Eバイクを返します。

「どうだ、サンセットは見れたか?」と聞くので、
「シュエサンドー・パヤーもブルディも、全部登れなくなってましたよ。」と答えます。

すると、親父はその事情を知らなかったようで、おおげさに驚いています。

 

ところで、バガンといえば、サンセットとともにサンライズ。
いや、サンライズの方が幻想的でおすすめと、様々なブログに記されています。

サンライズスポットは、これからホテルの部屋で検討することとして、Eバイクをどうしようかなぁ、と思案していると、
「お前は、どうせ日の出も見に行くんだろ?そのカメラで撮りたいんだろ(笑)? エネルギー満タンにして、そこに泊めといてやるよ。」

「でも、明日は午前中しか乗らないし・・・」
「じゃ、5,000チャット(約400円)でいいよ。」と言ってくれ、また借りることにしました。

親切な親父でした(^^)v

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「ズフリティ ホテル」プールサイドでリゾートチックな夕食

部屋に戻り、シャワーを浴び、ホテルの屋外レストランをたずねてみました。

レストラン街まで歩くのも面倒だし、ここで夕食も済ませ、酒でも飲みながら、明日の日の出スポットをさがそうという試みです。

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まずは、タイガービールで、本日の無事を乾杯!

やっぱり、ふつうにお酒が飲める国っていいよな。

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久しぶりに、リゾートチックな気分に浸ります。

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夕食はピザにしました。
せっかく、ミャンマーに来てるのに、イタ飯つづきのような気もしますが、カタイことは抜きです(笑)

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ワインぐらいはミャンマー産でも飲んでみようかとたずねると、ボーイは「あるよ」とのこと。

とりあえず、グラスでもらい、口をつけてみると、かなりおいしい赤ワインです。

半分ほど飲み干し、気分が良くなったところで、先ほどのボーイが「ミステイク、サウスアフリカ。ソーリー。」と言って、また並々とグラスいっぱいに注ぎ足してくれました。

南アフリカ産ね。まあ、いいでしょう。

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ところで、明日のサンライズどうしましょうか・・・

せっかくバガンに来て、サンライズを見ずに帰るのはもったいなく、どこかに出没したいのですが、さっき夕日を見た場所は、お世辞にもビュースポットとは言えません。

このレストランスタッフに、どこかサンライズスポット知ってるか?と、グーグルマップを見せながらたずねると、スタッフ全員で、わいわい言いながら、「この辺に、小高い丘があるよ。そこならサンライズ見えるはず。」と教えてくれました。

私は、その場所をキャプチャーしました。これで、明日朝の準備はOKです。

ところで、はるばる日本から抱えてきた三脚は、またも使わずじまいになってしまいました。

雲が多い上に、月明かりもある。星空撮影には、バッドな条件。仕方ないですね。